バンド・オブ・ザ・ナイトはカオスしかない作品

バンド・オブ・ザ・ナイト

バンド・オブ・ザ・ナイト

内容紹介
「悪夢を見るなら今のうちだよ」と誰かがおれの耳元でささやいた――。「悪魔の館」と呼ばれる家に入り浸るジャンキーたち。アルコールをはじめ、睡眠薬、咳止めシロップなどの中毒者たちが引きおこす悲喜劇を濃密に描いた衝撃作。そして、今夜も言葉のイメージが怒濤のように、混濁した脳裡に押し寄せてくる。
内容(「BOOK」データベースより)
「ヘルハウス」と呼ばれた家に巣喰うジャンキーども。アル中、万引き常習者、分裂病患者、咳止めシロップ中毒者。彼らがひきおこす悲喜劇。そして今夜もラリった脳みそにイメージの津波が押し寄せる。言語の極北からさらに北へ、夜のバンドは進む。中島らもが今、小説というジャンルに風穴をあける。

これが中島らもなんだね

いやー、これが中島らもなんですね。アホだね。最高にアホ。でも、誰かを憎んだりしているシーンが見当たらないので、清々しいタイプのアホみたいです。初めてですかね。本を読んでいて、おま×こって単語を何回か見たのは。もちろん本書では伏せ字無しです。見返しても、見つけられなかったのですが、星空に向かっておま×こ広げる。みたいな、気持ちは分からなくなはないし、自分が星空だったら、ありがとう。と思えてしまうシーンがあったり、なんだろうね。

これは小説ではなく、中島らもの自伝的な書籍になるみたいなので、『今夜、すべてのバーで』のように、スカッとした終わり方ではないです。ネタバレになりますが、何人か死にます。そりゃ死ぬよね。と言う感じなので、特に驚きはないのですが、むしろ安心をしたのが正直な所になります。

登場人物、全員がクソみたいな薬物中毒者になっていまして、むしろ、こいつら今は何をしているのだろうか?と途中で気になりはじめたのですが、大体死んでいます。と言う事で、あー。ですよね。と言う気持ちになります。まー、死にますよ。そりゃ死にます。

笑い所は複数あり

万引き常習犯で、辞めておけ。と周りから止められているのに、繰り返してしまい、その度に身元引受人として、中島らもの奥さんが警察に行ったりをしていたみたいなのですが、ある日、電話が掛かってきて、テストさせたら、IQ70だって。と言うシーンが最高に笑いましたね。

そりゃね、駄目だよ。辞めておけ。と行って通じません。ギリギリですからね。

これねー、書いて良いのかな。名前は無しにしましょうね。

俺の人生で一番ギリギリだな。こいつ。と思った人がいましてね。中学生でうんこを便器から横に外して、その場を逃走した訳です。同じ世代であれば分かると思いますが、学校でうんこをする。と言うのは勇気も必要でしょうが、その痕跡すら消すのが通常であろうはずが、明らかに痕跡を残している訳です。ちなみに和式ですよ。

みんなピーンと来る訳です。あいつしかいない。と言う感じでね。だって、本当にギリギリなんだもん。

中学生の頃なので、言葉使いは乱暴なのですが、お前しかいねーんだよ。早く掃除しろよ。自分のだろ。と皆で詰める訳ですよ。そうしたら、本人も最初は一貫して否定をしていたのですが、最終的にはかんおちしてしまい、俺だよ!俺が便器が外したよ!と絶叫する訳です。

結局、後始末はクラス委員長と先生がやっていました。中学生だよ。これ?凄いでしょう。

で、そのギリギリなスーパーエンターテイナーがですね。再度、学校でうんこをする事になった訳ですよ。

ギリギリと書いていますが、多分アウトだったと思うのですが、彼なりに次は枠内に決める為にはどうしたら良いのか?と考えたのでしょう。出した結論が反対側を向く。と言うイリュージョンだった訳です。

結果はね。ストーンファイヤー!と言う事で、おまるの上にこんもりと乗っける。と言うアクロバティックな事をしてくれた訳です。

もちろん、そのままで逃走をして、ガッツリと囲まれて、お前マジか?何でなの?何であそこに乗っけたの?いや、横に外れたのはまだ理解出来るよ。と言う事で皆に詰められた訳ですが、あの彼がたぶん、それ位のIQだったのではないでしょうかね?あのレベルの人には、何を言ってもですね。きついですよ。修正したと思ったら、斜め上に行くからね。

本書の内容で言えば、その万引き常習犯の彼は、グリコ事件で警備が厳重と課したスーパーで万引きに挑戦をする。と言う点ですね。これはイリュージョンでしょう?絶対に駄目じゃん。

宇宙にメビルチェーンを放ってしまったんだ

上記のギリギリなスーパーエンターテイナーの話もですが、読んでいて、色々とフラッシュバックしたりしましたね。

コンドームをね、中島らもが中折れしてしまい、抜けてしまって、膣内に置いてけぼりになったんだって。まー、ありそうですね。個人的に経験はないですが、その後に病院に一緒に行って、取り出すのを待っている間に、あれ?俺何をやっているんだろう。と言う事に気がついたみたいで、この後にコピーライター中島らもに続くきっかけの一つとなってる様子もありましたので、結果的には中折れして膣内にコンドームを忘れてくるもんだね。と言う事もあるのですが、ここも僕はフラッシュバックしましたね。

これ、流石にヤバイかな。まー、書いちゃおうか?一応は打ち消し線を入れますが、すげーやばい話なので、気分悪くなる人もいると思いますので、注意をして下さい。

誰もがアナルに興味を持ちますよね?これに異論はないと思います。稀にアナルも経験済み。と言う女性もいるにはいるのですが、大多数はやはり私の統計では未経験です。と言う事は前人未踏の地になる訳で、それって宇宙じゃないですか?

宇宙ってやはり行ってみたいし、感じてみたいですよね?ただし宇宙に行くには色々と準備が必要な訳です。我が輩も初心者のアストロノートな訳ですから、Amazonで購入をした初心者セット。と言うチープさが漂うけれども、賞品名としてはジャストフィットな賞品を試していたんですね。

で、ビーズと言う装備をですね、アナルに突っ込んだ状態で色々と宇宙への前段階の作業をしていた訳です。そうこうすると、時間も時間になったので、ビーズを取り出して帰ろうか?と言う事になったので、相手を立たせて、我が輩が背後に周り、取っ手を持ってですね、ひっこ抜こうとしたらですね。

プチン。と言う弾ける音がした訳ですよ。

指先には、なんか丸っこいのが残ってるの?

え?嘘でしょう?と思って、バッ!とアナルを指先で広げると、咄嗟の事で相手も力んじゃったのか、奥に逃げちゃった。全くとんだはぐれメタルでしたね。

どうしよう?これ、何て説明したら良いのかな?真剣な表情か、おどけて言った方が良いのかな?本当に2秒とかそれ位だったと思いますが、本気で考えましたよ。

結論としては真剣に言う。そして謝る。と言う意外性のないものとなりましたが、相手も状況を理解してくれたみたいで、肛門科に行く。と言う事で決定をした訳です。

中島らものコンドーム置いてきちゃった事件の相手の女性は奥さん以外。一方我が輩は独身なのですが相手の女性の方はですね。まー。同じような状況な訳です。中島らも程、相手の了承も得ておりませんので、残念ながら行くとは伝えたのですが、肛門科に付き添う事は駄目だよ。と言う事で、俺は自宅待機をしておりました。

きっと中島らもさんに会って、俺のこの下らない話をしても、きっと歌ってくれる。

君がクラミジアで!ヘルペスで!
アナルにビーズを忘れてきても!
いいんだぜ!いいんだぜ!

流石、中島らもだね。俺すら許してくれる。

最近はいないよね

最近は世の中が綺麗になり過ぎたせいか、こうしたタイプのおっさんがいなくなりましたよね。もうちょっと位、世の中が小汚い方が良いですし、こう小綺麗になると、本当は汚いくせして、外面は綺麗な状態でいるから見分けが付かなくなりますし、見る目を養う機会も減りますね。

どうでも良いのですが、ここの所、割と短期間で中島らもの本を三冊読みましたが、この本が一番、やばい、俺かな?と思える感じでしたね。自分にもこうしたヤバイ部分があるのは自覚していますからね。

自分が読んだ順番としては、今夜、すべてのバーで→ロカ→本作となるバンド・オブ・ザ・ナイトになるのですが、これで繋がりましたね。中島らもの自伝の順番としては、この後に薬物中毒から足を洗う為にアルコール依存症になり、今夜、すべてのバーでと続くのですが短期間で読んだお陰で、頭の中に記憶が残っている状態でした。

あんまり書いていませんでしたが、内容については好き嫌いが分かれると思います。セックスの話とか、薬物中毒の話とか、ちょっとなー。と言う人には向いていないですかね。個人的には全然大丈夫ですし、むしろウエルカムとなりますので、スラスラと読めたのですが、やはりトリップしてる状態を想像しながら書いている意味不明の部分については、最初の部分は意味が分からないまでも読みましたが、あー、これはラリってる心象を表現しているんだな。と言う事に気がついてからは、読まないで飛ばしましたしね。単語だけを所々拾った感じでした。

本当にラリっている状態で書いてくれていたら興味深く読んだのですが、ラリっている割には表現が綺麗過ぎて、賢い人がそう演じている時のシーン。と言うのがすぐに分かる感じでしたね。

取りあえず、中島らもは面白い!東松山図書館に、ほぼ誰も借りる人がいない状態で常に置いてありますので、これから少しずつですが消化をしていけたら良いですね。今はちょっと他の本が山積みになっているので、ちょっと間隔をあけますかね。それにしてもねー、もういないのが寂しいですね。

ひなのさん!紹介してくれ、ありがとうございました!自分にはドンピシャでした!カオス漂う今作が自分には一番マッチしていました。


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