大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

大分断 教育がもたらす新たな階級化社会

出版社からのコメント
トランプ大統領の誕生、ブレグジットなど、これまで数多くの予言を的中させてきた著者が、今最も注目するのは教育格差。
ウィズコロナ時代に加速する世界的潮流を、歴史人口学・地政学の視点から徹底的に読み解く。
日本読者に向けた4年ぶり待望の語り下ろし!
内容(「BOOK」データベースより)
現代における教育はもはや、社会的階級を再生産し、格差を拡大させるものになってしまった。高等教育の階層化がエリートと大衆の分断・対立を招き、ポピュリズムを生んでいる―これまで、ソ連崩壊、トランプ大統領の誕生など数多くの「予言」を的中させてきた著者は、こう断言する。民主主義が危機に瀕する先進各国で起きている分断の本質を、家族構造が能力主義・民主主義に及ぼす影響や地政学的要素を鑑みながら、鮮やかに読み解いていく。日本の未来、そして変質する世界の行方は。欧州最大の知性が日本の読者のために語り下ろした、これからの世界情勢を知るために必読の1冊。
著者について
1951年フランス生まれ。歴史家、文化人類学者、人口学者。ソルボンヌ大学で学んだのち、ケンブリッジ大学で博士号を取得。各国の家族制度や識字率、出生率、死亡率などに基づき現代政治や社会を分析し、ソ連崩壊、米国の金融危機、アラブの春、トランプ大統領誕生、英国EU離脱などを予言。著書に『経済幻想』『帝国以後』(以上、藤原書店)、『シャルリとは誰か?』『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』(以上、文春新書)、『グローバリズム以後』(朝日新書)など多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
トッド,エマニュエル
1951年フランス生まれ。歴史家、文化人類学者、人口学者。ソルボンヌ大学で学んだのち、ケンブリッジ大学で博士号を取得。各国の家族制度や識字率、出生率、死亡率などに基づき現代政治や社会を分析し、ソ連崩壊、米国の金融危機、アラブの春、トランプ大統領誕生、英国EU離脱などを予言

大野/舞
フランスのバカロレア(高校卒業国家資格)を取得後、慶應義塾大学総合政策学部入学。パリ政治学院への留学を経て同学部を卒業。一橋大学大学院社会学研究科を修了。日本の大手IT企業に勤めたのち、渡仏。パリの出版社でライセンスコーディネーターや通訳の仕事に携わる。その後、日仏のスタートアップ関連の仕事を経て、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

何も変わらないが、物事は加速し、悪化する(本書より)

コロナ後の世界はどうなるのか?そんな類の書籍が多くなっているかと思いますが、どうせならこれまでにも適切に予見をしてきたエマニュエル・トッドの考えを知りたい。そんな気持ちもあり本書を購入。元々、何冊か読んでいましたので、概ねの方向性についてはある程度の予測はしていたのですが、実際に読んでみて、やっぱり面白かったですね。

本書では教育がベースになっていて、これまでにも個人的な考えとして学歴エリートがモラルハザードを起こして、こうなってしまった。具体的には反エリート主義であり、トランプ大統領の誕生。英国のEU離脱。安倍政権の誕生ですね。

そうした事が何故行ったのか?感覚的には分かるのですが、トッドの言葉で言語化を徐々に自分でも出来るようになってきたのかな?と本書を読んで思いました。

具体的な流れについては本書を読んでね。となるのですが、キーワードとしては順応主義なんですよね。この辺りは内田樹先生の以下の書籍も読んでいるので、表現の仕方であったり、細かい点にも違いはあると思いますが、概ね指摘している深層の部分は同じかな?と思います。

サル化する世界

内田樹先生の場合には日本の大学教育を指しているので、トッドとの違いは当然あります。ちなみに内田樹先生の場合には、日本の教育が目指しているのは、ユニクロのシンガポール支店長である。と喝破しており、それがエリートになる訳、日本の教育が目指しているゴールなんですね。どうですか?世の中が良くなると思います?ならないよね?

トッドとしてはグローバル主義にはやや反対。必要だけれども、どこまでも拡散をさせる必要はなく、その意味ではトランプがやった保護主義には賛成だし、正しい。だからと言って、保護主義がグローバル主義に対して矛盾している訳ではない。と言う立場で、極めて正しいのではないでしょうか?

個人的にも、トランプがやった事で、中国の工場からアメリカに工場を移したのだけは正しいとは思っています。ただ、底なしのバカだったみたいで、コロナ対策で完全なる失敗をしてしまい、さようならトランプ大統領。となるのは時間の問題ですね。往生際悪く、コロナはもうじき消える。と言ったり、マスクをしはじめて、マスクをするのは愛国者であり、私は誰よりも愛国者とか、まー、もう無理だから辞めておけよ。と思うのですが、最後の花火を見せてくれていますね。

トッド先生は人口から社会を読み解く。と言うユニークな視点で語ってくれていまして、日本の場合には緩やかに移民を受け入れないと、もう終わりになると思うけど、日本人も受け入れているみたいだから、別にどうでも良いんだけどさ。と言う感覚になるのですが、どうなんでしょうね。緩やかな死を受け入れているか?と言われたら。多分そうですよね。

こうやって地道に読んだ後に書いていると、自分がトッド先生の本を何冊目なのか?分かるので、自分には役立っています。3冊目でしたね。どれも面白いですし、程よい刺激をくれる内容です。

大分断 教育がもたらす新たな階級化社会 (PHP新書) (日本語) 新書 – 2020/7/15

大分断 教育がもたらす新たな階級化社会 (PHP新書) (日本語) 新書 – 2020/7/15

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