映画『ダンケルク』を見たレビュー

映画、ダンケルクの画像
映画の『ダンケルク』を見て来ました。自分にとって、一番の見たい!と思えた点は、やはり監督がクリストファー・ノーランだから。と言う点ですかね。正直、ダンケルクは地名になるのですが、その地名すら知りませんでした。第二次世界大戦を扱っている映画自体は、どうしても日本が出ている映画であれば、今までも見る機会はあったと思いますし、菊水一号作戦とかも知っているのですが、欧州戦線になると、ちょっと分からない点も多くなりますね。

全く別の作品として、レニングラードを扱った、名前はそのままになる、「レニングラード」と言う映画を見た事があるのですが、パッケージが派手なドンパチを想起させる作りをしていながら、食料の輸送線を止められて、飢えと絶望との戦いが描かれている、作品としては地味な作品でしたが、そちらはエンドがハッピーな形で終わっていたので、コンビニで1000円で購入をしたB級映画作品としては最高レベルでした。

上記がパッケージでアマゾンでも購入をする事が出来るのですが、どうでしょうか?どう考えても、派手なドンパチを想起させますよね。でも実際には映画のシーンでは銃撃シーンすら、まともにありませんでした。

映画、ダンケルクの解説

第2次世界大戦で敢行された兵士救出作戦を題材にした作品。ドイツ軍によってフランス北端の町に追い詰められた連合軍兵士たちの運命と、救出に挑んだ者たちの活躍を描く。監督は『インセプション』などのクリストファー・ノーラン。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのトム・ハーディ、『プルートで朝食を』などのキリアン・マーフィ、『ヘンリー五世』などのケネス・ブラナーらが出演。圧倒的なスケールで活写される戦闘シーンや、極限状況下に置かれた者たちのドラマに引き込まれる。

さて、今作のダンケルクですが、ノーラン流として、3つの視点で話しが展開をしていきます。多少のネタバレ情報なども含まれていますので、見る予定がある人の場合には、見ないでサイトを閉じて頂ければと思います。

主人公なのか?逃げる兵士

ほとんどしゃべる事がなく、序盤で同じ舞台の仲間が早々とやられてしまい、命からがら浜に辿り着き、そこからもほとんどしゃべっておらず、見ている側としては、この人が主人公で良いのか?と思わせる展開が続きます。見ていれば分かる事なのですが、もしかしたらフランス兵なのではないだろうか?だとしたら、バレたら大変だ!なんて気持ちに見ていてさせられます。特別優秀な兵士でもないと思われる感じで戦場にいた一兵士だと思います。職業軍人でもなさそうですね。

戦闘機のパイロット

いわゆる戦争映画の中では、最もヒーローとしての立場で描かれている人物になります。活躍度合いとしては主役級の扱いをしても全くおかしくない活躍ぶりとなっていて、戦闘機好きの中にはマニアの方であれば、堪らないであろうスピットファイアに乗っています。個人的にはメッサーシュミット派になりますので、にっくきスピットファイアがメッサーシュミットを打ち落とすシーンに、本当に少しですが、嘘だろ。と言う気持ちになりました。

下の画像はスピットファイアとメッサーシュミットになります。

スピットファイアの画像
メッサーシュメットの画像

ダンケルクの兵士の救助に向かった民間船の船長

もう一人の視点としてあるのが、民間船の普通の感じの漁船にもならない船の船長ですね。当時はこれで漁船だったのかもしれませんが、あまり船には詳しくはないので分からないのですが、取りあえず大きさはありません。こうした規模の船が実際にダンケルクに救助に多数向かったみたいで、その辺りはシーンとしてもきちんと映画の中で描かれています。

3つの視線が時間軸をずらしながら交差

それぞれの視点での戦場が時間軸を少しずらしながら、映画が進んでいきます。この辺り、少しずれているので序盤、その事が分からない状態で見ていて、少し頭が混乱しました。あれ?さっきのシーンと似ているな?と言う感じですかね。時間軸がずれている事が分かってからは特に問題なく見れます。

最高のネタバレ情報と個人的な感想

完全なるネタバレ情報になりますので、本当に見る予定の人は見ないで下さい。

最後に戦闘機のパイロットはドイツ軍の捕虜になります。これは少し個人的には後味が悪かったですね。国に戻りたい!と言う一心で逃げる事に夢中な兵士。そんな兵士を故郷に連れ戻る為に奮闘をする民間船の方々。そうした船や駆逐艦の掃討を狙っていたであろう敵軍のドイツの戦闘機と戦うパイロット。最後、このパイロットが捕虜となり、他の2つの軸のキャラクターは無事に帰還。何とか自分の中では消化をし辛い感じになりました。

何となくですが、見ている分にはパイロットも上手く立ち回れば船に乗って帰れたのではないか?と言う気がするので、何であんな方に飛んでしまったのだろうか?と思うですが、燃料が切れてしまうと、操縦桿の旋回も出来ないものなのでしょうか?

勝手に監督のクリストファー・ノーランが、この映画で言いたかった事を推測したいと思います。あえてどう見ても主人公はこれ!と見ていて分からない様にしているのは、戦争では皆が主役である。と言う事を描きたかったのではないでしょうか?一人の英雄とかではなく、その英雄の使命の為の動いている、その周辺の仲間なども非常に良く描かれている気がします。散らされた感は映画作品としては残りますが、実際の戦場で使われる武器弾薬は国内で多くの人が関わり作っている訳で、そうした人は映画の中では描かれていませんが、そうした事を想像する事が見ていて出来る作品でしたね。

上手く説明は出来ていませんが、一つの事に対しての連鎖は上手く描かれていると思います。監督の作品が好き。と言うのが大きいのですが、見れて後悔は感じない良い作品でしたね。映画ではないのですが、ヨーロッパ戦線を描いた作品としては、自分の中では、バンド

映画『ダンケルク』のサンプル動画

映画『ダンケルク』をVRで何となく体験

正直、海の中の沈んでいるシーンとか、これ、誰が得するの?とかという気がしてならないのですが、本当に海に沈んだらこうなるかもよ。と言う事で船の旅行を検討している人は一度見ておいて腹を括るのに役立ててみるのも良いかもしれませんね。

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