学校では教えてくれない江戸・幕末史の授業を読んだ

学校では教えてくれない江戸・幕末史の授業

学校では教えてくれない江戸・幕末史の授業

内容紹介
大好評、井沢元彦の「学校では教えてくれない授業」シリーズ!

常識が180度ひっくり返る、目からウロコの江戸・幕末史講義。
江戸時代といえば、例えば参勤交代や大名の取り潰し、三大改革といった政策が有名でしょう。しかし、これらよりもはるかに重要でありながら、意外に見落とされている政策があります。それが「朱子学の導入」です。
実はこの朱子学の導入という徳川家康の打った布石が、260年後の幕末にとんでもない結果を招くことになるのです。江戸幕府は朱子学のお陰で長期政権を築くことができ、その恐るべき猛毒によって滅んだのです。
○朱子学の導入は第二の「本能寺の変」を防ぐためだった
○「バカ将軍」徳川綱吉こそ戦国終焉の天才政治家だ
○上杉鷹山の藩政改革によって戦国の牙がもがれた
○家康の誤算は最後の将軍が水戸家から出たことだった
……教科書ではわからなかった“歴史の真相”が見えてくる!

内容(「BOOK」データベースより)
鎖国政策の裏側、「生類憐みの令」の本当の理由、「忠臣蔵」のウソと真実、水戸藩に下された密命、「五箇条の御誓文」の謎。常識がひっくり返る!目からウロコの講義。教科書ではわからない「徳川300年の闇」を暴く!

著者について
作家

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井沢/元彦
作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局(政治部)の記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する。「週刊ポスト」にて連載中の『逆説の日本史』は、ベスト&ロングセラーとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

朱子学を軸に江戸を見る

朱子学をベースにして、江戸開始から幕末まで、あるいは、幕末後も少し見解が書かれている書籍になります。

朱子学によると、士農工商となっている通り、商売はある種の邪道で汚らわしい行為。となっていて、朱子学にどっぷりと学んでいて、それを忠実に守っている武士にとっては、商売で藩体制の維持の為に立て直しをしよう。と言う気運が盛り上がらない。と言う事ですね。これは、その通りだと思います。

貿易の窓口を兼ねていた薩長などは朱子学の影響が少なく、財源不足を貿易で賄う事を考え、かつそれを実行して、明治維新に繋がっていく。と言う事ですが、確かにそれも間違いなくあると思います。

どこを視点に見るか?で色々と変わりますね

例えば、今回の作品では、勝海舟が中々大した人物として描かれています。そこをケチ付けるつもりはないのですが、江戸の無血開城についても、そこそこドラマチックになっている印象を受けたのですが、アーネスト・サトウについて書かれている孫崎の書籍によると、スポンサーであるイギリスに、抵抗をする気持ちがない人達に軍隊を向ける。とか、お前どうなの?と西郷が言われて、やべー。となって、無血開城になった。と言う事ですね。勝海舟辺りはどう言った思惑かだったか?と言う点については、微妙ですけど、西郷とか薩長派としては、このタイミングで勝海舟が来る。って事は、勘弁して下さい。しか要件はない訳で、問題はこちらがどう受けるか?その点ですね。

その辺りについては、以下が面白いです。

アーネスト・サトウと倒幕の時代は読むべき一冊

薩長派としては、今回読んだ、井沢さんの書籍でも、どこかしらで、徹底的に叩いておきたい。と言う思惑があって、結果的に江戸の無血開城が達成をしてしまった以上、血の流れる場所が北へ北へと移動をしただけですね。

江戸の将軍様→やるぞ!
会津藩→うおっす!!
江戸の将軍様→やっぱ辞めた!
薩長→許す
会津藩→あー、じゃあ、俺も。。。
薩長→いや、それは許さないから。
会津藩→え?

まー、こんな感じで、奥羽列藩同盟。最大の兵士を有していた将軍様がスルーされたのに、支えていた部下が容赦ない攻撃を受けました。と言う事ですね。あまりに容赦ない理不尽さを与えられると、却って人間は結束をしてしまう傾向が強いですから白虎隊とか、色々と出てきたんでしょうね。

詳しくは本書で!となるのですが、朱子学がいかに強く江戸の武士達にこびりついていたか?と言う事ですが、こんなのは読んでいても、本当かいな?と思う人も多いと思いますが、やはりそこは外人さんの文章が面白いです。本書にも書かれているのですが、ペリル来航時に商品と伝えたら、それじゃ困る!物品にしなさい!と強く言ってきたみたいなのですが、商品とお金の交換である以上、大した問題には思えないのですが、朱子学では商売はゲスがやる事であって、幕府が商売をしている。と受け取られる事を嫌って、こうしたやり取りがあったみたいなのですが、朱子学なんてしらねーよ。と思えるペリルからしてみたら、何でそんなどうでも良い事に猛反対しているんだ?となる訳ですよね。

そうした事が書かれている文章なども公式文章であるみたいで、この日本と言う国の支配者層である、武士と言うやつら、どうでも良い所で、めっちゃく切れるんだよ。なんなのこいつら?と言う事が書かれているみたいです。凄く端的に当時の武士の価値観を表していて、非常に興味深いシーンでした。

要するに商売ではなく、人助けの体で必要経費位は貰うけれども、それはあくまでも商品ではなく、人助けの為に供出をする為の物品である。と言う論法になるのだと思います。

井沢先生の作品になりますので、アンチも多ければファンも多いです。個人的にはややファン位で、熱心にこれまでのシリーズ作品を全部読み込んでいく程の熱心さなはないのですが、頭から否定をするつもりは特にないです。あくまでも趣味の範囲で歴史のお勉強をしている位ですからね。同じように、趣味の範囲でやっている人には楽しい作品だと思います。


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