兵士たちの戦後史: 戦後日本社会を支えた人びと

兵士たちの戦後史

兵士たちの戦後史

内容(「BOOK」データベースより)
アジア・太平洋戦争を戦った兵士たちは敗戦後、市民として社会の中に戻っていった。戦友会に集う者、黙して往時を語らない者…戦場での不条理な経験は、彼らのその後の人生をどのように規定していったのか。「民主国家」「平和国家」日本の政治文化を底辺からささえた人びとの意識のありようを「兵士たちの戦後」の中にさぐる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉田/裕
1954年埼玉県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科特任教授。東京大空襲・戦災資料センター館長。日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

難しい

主に戦友会から戦後の兵隊たちの、戦争体験であったり、どう言った戦後を過ごしたのか?あるいは、軍隊関係についてどう思っていたのか?色々な角度から書かれている書籍になります。

こうしたテーマの書籍自体を読んだのが初めてになりますので、一概には言えないのですが、かなりの力作なのではないでしょうか?取りあえず思っていたよりも分厚い書籍となっていて、挿絵なども特になく、硬派は構成となっていて、初めて読むテーマの書籍としては、適切ではなかったのかもしれません。事前の知識はそれなりに必要でしたかね。

戦友会が政治で果たした役割なども書かれており、納得出来る部分も多いのですが、ちょっと金を貰い過ぎではないか?と思いましたね。言い方が悪いのですが、ちょっと数年の間、戦争に参加をしただけで、それ位の金が死ぬまで貰えるのであれば、現在の非正規増加を踏まえると、もう一度戦争しようぜ。と言う人がどうしても増えますね。

僕にはもう分からない

戦争への反省。と言うのが著者のスタンスになると思います。私自身も別段賛成をするつもりはないのですが、いつまでも反省をしろ。働いて納めた税金をこっちに寄越せ。いつまで?一生だよ?と言われるのは、やはり気分の良いものではないでしょう。

それに元軍人と言っても、立場が違えば、当然見えていた風景と言うのも全くの別物になります。これも理解は出来ます。

ちょっと文章がまとまらないのですが、時コロナになります。コロナと戦争なんて物は別物に当然なります。

それでもですね、政府の対応はあまりにもクソ過ぎる。それは多くの人が感じているだろう。と思うのですが、それでも政権の支持者がいますよね?

ついでに書いておくと、現政権。もう面倒なので安倍政権とはっきりと書きますが、空前絶後のバカだぞ。と前々からずっと批判をしてきました。支持者が多く、皆大好き。みたいな感じとなっているのですが、コロナ対策で後手後手の脳死状態となっていて、支持率も下がりましたが、それまでに支持をしてきた方。どれだけ反省をされていますか?

明らかに間違っているバカを支持してきた訳です。この状況でも支持をしている人は、桜を見る会を始め、利益供与者の反社会的な方になるのでしょうが、トータル的には責任は皆で取ろう!とか、こうした状況になったんだから、文句を言わず、皆で支え合おう!とか言われても、正直、反吐が出るんですよね。まずは、空前絶後のバカを支持してきた人は反省をして下さい。二度とこうしたバカを支持しないように、人を見る目と明らかにバカを見たら、バカがいる。と言う事を言えるようにして下さい。

こんな気持ちになります。

ただし、後世になると、結局は私自身、空前絶後のバカを止める事が出来なかった一人になる訳でして、何故、あの時に日本は適切に対処をする事が出来ずに、無駄な事をしていたのか?となりますと、責任を負わされる一人になります。ボケってしていた人と同列に扱われるのが堪忍出来ぬのですが、これは先の大戦でも当てはまるのでしょうね。

私自身から見たら、後世の人間になりますので、先の大戦としては、反対をしている人もいたのは分かるけれども、概ね賛成だったんでしょう?と思っていたのですが、現実にコロナを前にすると、大多数がそもそも無関心だったのではないでしょうかね?

無関心で止める気持ちもない。賛成か反対か?と言われたら賛成。思考停止をして賛成。で戦争になって、とんでもない目に遭いました。許せない。と言う感じで、ちょっと無責任過ぎるのかな?と思います。勿論、選挙制度自体も違いますし、違う点は多々あるのですが、出来る範囲での反対をしたか?と言われたら、していないでしょうね。

それは、実体験ではないのですが祖母を見ていれば分かりますね。戦争開戦当時に散々、何の為の戦争か?そもそも、そこに至るまで、何があったのか?何一つ分からないで、日本が一方的に戦争を仕掛けた。と言う、いわゆる戦後史観ですね。戦後史観が悪いとか、そうした話ではなく、そこに至る道を自分なりに知っている部分がある。と言うのが欠片もないんですよね。

何があったか知らないんだけれど、負けたから謝るわ。と言う程度の感覚で、恐らくはアジアが求めている反省や謝罪ではないでしょうね。

記憶が人に与える影響は大きいけれども、やはり記憶は当てにならないのも事実。安倍政権を支持している人の記憶なんて、もうどこまでも都合が良いですからね。都合が悪い数字などは、全部民主党政権時代のものとなっていて、ロシアの北方領土問題についても、金だけ上げて、領土はロシア領土に確定をされた雰囲気となっていて、圧倒的に外交で負けたのですが、記憶に残っていないか、野党のせいになっているみたいです。

繰り返しになりますし、自分の中でも、全くまとまっていないのですが、コロナの影響で、色々とこれまでの先の大戦を見る角度も自分の中で変化があったのは事実で、その変化をしたけれども固まっていない状態で、この書籍を読んで、自分の中で混乱をしながら無駄な葛藤をしているのが正直な所で、なんて言えば分からない。と言う状態です。

本書に戻りましょう

本書に出てくる証言は、歴史的な資料としては、正直あまり価値はなく、兵士として戦場に行った方々の心境の変化であったり、そうした部分に力点が置かれています。正直に言えば、証言。特に時間が経過をし過ぎている証言には、あまり価値を感じないですね。

戦後間もない頃には、勇ましい証言が中心となり、死が近づいてくるに従い、本当の事を話をしておこう。と言う事で、残虐な話が多くなる。と言う事なのですが、ちょっと微妙過ぎますよね。明らかに過度な証言もあるでしょうし、実際問題、こうした証言には、嘘も確実に入っています。

本書では中帰連の方の証言なども含まれており、多いに疑問が残りますし、戦後の賠償について中国が不問とした事を寛大な心。と言う証言も紹介をされています。代わりにODAで大量の資金が日本から流れているので、どこも寛大ではないんですけどね。

上述をしているように、兵士たちの戦後史となっていて、気持ちの変遷であったり、戦友会の辿った道の紹介としては秀逸な力作になると思います。

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