今昔物語(漫画:水木しげる)

今昔物語(漫画:水木しげる)

今昔物語(漫画:水木しげる)

「今ハ昔…」で語り出される一千余話を収めた日本最大の説話集。今も昔も変わらない人間の欲望を活写し、芥川龍之介の小説『薮の中』『鼻』をはじめ、映画、劇画にも多く取り上げられた、面白うて、やがて恐しき物語の数数。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。

中々面白い

受験生の頃に、こうした日本の古典文学については多少なりとも読んだ記憶もありますし、それこそ、こうした漫画と言う形で読んだ作品もあったかと思います。その中に今昔物語も含まれていたかどうか?については記憶にありませんし、実際に読んでみると、記憶のどこかにあった作品も収録をされているのですが、記憶にない作品も多く、非常に新鮮な気持ちで読む事が出来ましたね。

恐らくは何かしらの形で今昔物語についても読んでいるはずなのですが、受験生と言う年齢を考慮して、収録をされていなかった作品になるのかな?と思いますが、大根の話と憧れの君の話は非常に秀逸です。大根については、もう、登場人物では親父以外は、全員がアホなのか?と思えるレベルとなっていて、憧れの君については、最終的に斜め上の展開になるのですが、きちんとした落ちもついています。

当時の日本人の接待方法などについても生々しく描かれています。文字として、そうした話を聞いた事はあったのですが、実際に水木しげるの生々しい絵柄で、さらにイメージがしやすくなりましたね。漫画家としての水木しげる先生の評価については、ゲゲゲの鬼太郎が、やはり知名度として最も高いのですが、そちらを漫画として見た人は少ないと思います。私自身も漫画ではなくアニメのイメージが強く、漫画としての水木しげる作品となりますと、劇画ヒットラー位しか実は読んだ事がなく、今回が二作品目となります。

かなり背景などもきちんと書き込んでいて、漫画家としての実力も、やはり相当あったのを改めて痛感させられましたね。

今回の今昔物語については、全体的にアダルトな内容が多くなっています。今の受験業界の事情については私自身は当然把握をしていませんが、流石に受験には出ない話が多いのではないでしょうか?受験とは関係なく、昔の文学として、今昔物語を読んでみようか?と思った方には非常にお勧めとなる作品でした。

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