万引き家族を見てきたよ!

映画:万引き家族

映画:万引き家族

あらすじ

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

万引き家族 – 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks

行間を読まないといけない作品

是枝裕和監督の作品を見るのは初めてですね。どちらかと言えば、洋画の方が見るのは多いです。馴染みの定食屋の親父が、こちらの作品となる『万引き家族』だけは見たいと思ってるんだ!と言っていたので、それまでノーマークだったのですが、急に自分の中で気になり始めてしまい、今日やってるかな?と思って調べたらやっていたので見に行きました。たまたまですが、封切りでしたね。何も事前の調査はしていないので、妙に高齢者が多いぜ!と思っていたのですが、封切り初日だったのですね。

どれ位に、この映画の事を調べないで行ってしまったか?と言いますと、出ている俳優さんで名前と顔が一致していたのは、リリー・フランキーと樹木希林。もちろん、緒方直人とかも分かるよ。でも、他は見た事があるなー。とか、見た事すらない俳優さん。と言う感じです。と言うか、リリー・フランキーを俳優として認めて良いのかな?本人は限りなく本物に近い偽物。と言う事で、俺はチーカマで良い。と言う名言を残した人ですからね。

自然体の演技は良いのですが、展開としては徐々に判明をしていく。と言う形になっていて、そこの大事なシーンで声が聞こえないの。リアルにその場に入れば、前後関係とかなどで、推測も可能なのですが、ちょっと自分としては見ていて分からない部分もありました。え?ちょっと待って!もう1回!みたいな感じでしょうか。

ネタバレ無しの感想

分からない部分が少し残ってしまったのですが、それについては下のネタバレ有りの箇所で書いておきたいと思います。

取りあえずは他の見た方も同じだと思いますが、誰が見ても満場一致で正解。と言う回答がない問いかけをされるんですよね。最終的には映画館の帰りでは、ボブ・ディランの風に吹かれてを聞きながら帰るしかない訳です。

ただ、絆とか大層な言葉を使わなくても良いのかな?と思いますし、犯罪でしか結びつかない関係みたいなキャッチフレーズが疲れているのですが、犯罪で繋がった関係。と言う感じで、ちょっと受け止め方としては、自分の中ではピント来なかったですね。

閑話

松岡茉優ちゃんがですね、正しい言い方なのか分からないのですが、女子高生倶楽部みたいな所で働いている訳です。そこで下着のシーンが出てくる訳で、その瞬間に色々と難しいなー。と考えている最中で細めていた目を、カッ!と見開いたのは言うまでもない訳です。

私も30後半ですかね。聞き覚えがないとは言えないタイマーの音が鳴り響き、はーい!じゃー時間ですね!と言う店に行った事はある訳でして、まー懐かしい気持ちにはなりましたね。ただ、作中で登場をしている女子高生倶楽部には行った事がありませんでした。今もあるの?興味はある。そりゃ、あるさ。健全な男性ならば興味位はあろう!と言う店でしたが、ちょっと一線を超えているケースが非常に多そうだ。と言う事で、珍しく自分を自制する事が出来て行かない選択をする事が出来たのですが、松岡茉優ちゃんレベルがいて、ああいう事をしてくれるならば!です。俺は何て事をしてしまったんだろうか?と言う気持ちで一杯になりました。そうした一線を超えるのは無し。と言う事で行っておけば良かった!

まー、現実的に松岡茉優ちゃんレベルの子はいないでしょうからね。どうでも良いけど、松岡茉優が可愛いがレビューで多過ぎ。気持ちは充分過ぎる程分かります。すげー、可愛かったよね。

ネタバレ有りの感想

大家族物とかで、良く大家族ゆえに貧乏設定があるのですが、少し前にもそうしたドラマがありましたが、働ける状態の大人が4人いれば、月に40万程度の手取りは可能であって、それ貧乏か?と思えて仕方ないんですよね。世帯所得としては、そこまで悪くはないですし、もっと少ない世帯の方が圧倒的に多いでしょう。

こちらの、万引き家族では、2人が日雇いとパート。そして一人が年金。松岡茉優ちゃんが女子高生倶楽部で勤務。当然具体的な金額は出てこないのですが、そこに学校に行っていない子供が最初は一人。そしてもう一人追加となるのですが、うーん。生活出来ないレベルの貧乏設定には無理がありますかね。自分を納得させる為に、貯金をなるべくしたいから、万引きしているんだろう。と納得させました。

つーか、タイムリー過ぎたのが、この映画を見た朝の時点で、子供が食べ物を与えられずに死んだ。と言うニュースを見た日に、この映画を見たんですよね。子供が腹を空かせて痩せっぽちになっている。実際にインタビューを受けている人の中には、その事に気がついている。毎年恒例となっている類のニュースになりますし、大体の話は防ぐ事が出来ただろうし、実際に防いでいるケースも多いと信じていますが、そうしたニュースを見た後なだけに、後味が悪い出だしでしたね。

コロッケ食べるか?寒いから、うち来るか?この一言を万引き常習者が言えるんだから、お天道様に顔向け出来ない事をしていない人であれば、当然のようにやるべきだよね?でも、現実には、遠目から、大丈夫かいな?と見ているだけでも、事案として通報されかねないですし、声を掛けた日には確実に事案です。遠目からリリー・フランキーを見たら、確実にやばいおっさんですからね。間違いなく、このコロッケを上げているシーンや、声をかけているシーンを第三者が見つけたら通報ですね。場所柄が、まだ荒川区なのでセーフですかね。私は最寄り駅が町屋か三河島の荒川区に住んでいた事がありますので、あの辺りの雰囲気とかは分かっているつもりです。概ねギリギリの印象が残っていますね。本来だったら、家族がしっかりと面倒を見るべきなんだよ。と言う事を問いかけているのかもしれませんが、しょうがないよね。正規雇用崩壊で女性も社会進出をしないと経済的に成り立たない環境に置かれている世帯が激増した訳ですからね。

荒川区の町屋駅までに向かう途中で、極めて高い確率で上半身裸でタバコを吸っている、おっさん。明治通りを一歩超えると、ハングルの下に日本語が表示をされていて、あれ?アウエーに入った?と言う突然襲う緊張感。飛び交う言語は中東系・中国系・ハングルと盛んな国際交流。夜中に轟く酔っぱらいの叫び声。中々なカオスだったけど、楽しい町だったよ!

最後、ちびっ子が考えているシーンについては分かります。概ね分かるのですが、分からない部分がありました。

誰か教えて下さい

松岡茉優ちゃんと樹木希林、これはどう言う関係なんですか?二人は唯一の血縁者でOKですか?でも、微妙に会話シーンで違うよな?と思える感じでしたね。緒方直人と、どう言った関係なの?緒方直人が交通事故か何かで樹木希林の旦那を殺してしまって、樹木希林は遺族年金を貰って、ついでに緒方直人の家を訪れてかつあげをしているの?だとしたら、松岡茉優ちゃんはどう言う関係?

松岡茉優ちゃんが、リリー・フランキーの娘設定なのかな?と思っていたのですが、それだと、緒方直人の家に写真があった説明が付かないので、違うよな?とか、色々と考えたのですが、台詞が聞き取れなくて、うん???と言う状態になりました。松岡茉優ちゃんが樹木希林の血の繋がった孫設定であれば、あんな他人的な感じで言う事もないのですが、じゃあ、何で、この家族の中で唯一の血縁者の雰囲気があったんだろう?

この点、分かっている方がいましたら、教えて下さい。

関連動画とかツイッター

公式ツイッターとか、公式動画、公式サイトへのリンクを紹介しておきます。

まずは公式ツイッター


気になる方は、フォローをどうぞ。

【公式】『万引き家族』大ヒット上映中!/本予告

是枝裕和監督 メイキング・オブ・万引き家族 6/8公開


こちらは動画になりますね。最後はリンクを掲載しておきます。

是枝裕和監督 最新作『万引き家族』公式サイト – GAGA

追記


ちくしょう!今日が封切りだと言う事なので、もしかしたら狙えるか?トップランナー?なんて甘い事を考えていたのですが、やはりいくつかありましたね。その中でも感性的に自分と1番近いかな?と思ったのが、上記の方の記事でした。

え?この映画を見て、泣いた人いるの?全く泣きそうにもなりませんでしたね。強いて言えば、最初に拾われた子以外は、割とハッピーに近い形で収束をしていますからね。嫁は捕まり、懲役を食らったのですが、男を守る為であって、本人も納得。息子は施設に入りましたが、社会的には正しいでしょうし、リリー・フランキーさんとの関係も後退をしている印象を受けますが、これからも関係は継続をされていくでしょう。リリー・フランキーさんは、めでたく生活保護か?と思わせる形になっていて、これはこれでハッピー。松岡茉優ちゃんだけは微妙ですかね。自宅に帰ったとしたら、厳格そうな家なので、ぶちのめされてしまうかもしれません。まー、頑張れ。

上でも書いていますが、この子の経緯だけは良く分からなかったので、何とも言えません。年金頼み。みたいな事を書かれているのですが、もしかして、松岡茉優ちゃんの風俗のギャラが一番大きかったの?だとしたら、もっと松岡茉優ちゃんの風俗のシーンを入れろよ!俺が見たい!台詞としては、『おばあちゃん、私はお金が目的だったのかな。。』と言うシーンがありましたが、カツアゲの話なのか、ギャラの話なのか、良く見えてきませんでした。

 でも他に、本当につかまえるべき巨悪なんて、ゴロゴロしているではありませんか。

 税金をまったく払わない大企業だって、年間何億円も稼いでいるのに、「なまけものの貧乏人にやるのが惜しい」と税金だししぶったり、危険な原発作業などを人にやらせて、自分はその命の上にあぐらをかいていたり・・・・。

 そういったものが野放しにされていて、その社会構造の下で貧窮している人たちが少し万引きすると、いいように咎められる。しかし、誰だって生き延びたいんです。そして、もっと、どでかい罪悪をやっている人たちは、まったく罪に問われない。この構造は明らかに変・・・

 なので、彼らのやっていることを、ことさらに責め立てたくはない・・・。もちろん良いこととは言いません。けれど、私たちは、それを糾弾できるほど潔白なんでしょうか?ただ意識していないだけで、いろいろなものを踏みにじって生きているのではないでしょうか?

この前に家族について書かれていますが、その通りだよね。うちの母親も姉の家で高校時代過ごしていたので、俺の従兄弟は、母親の事を姉のように接しているし、母親も妹のような感じで接していますね。血の繋がりはありますが、一時とは家、従兄弟と同じ屋根の下で暮らしていた実例が傍にいますし、ゴッドファーザーとかでね、ファミリーの絆は血よりも重い。とかを幼少期に刷り込まれていますからね。

多分、私と同じように、チェ・ゲバラの思想が流れている。と思って、サイト内で『ゲバラ』で検索をしてみたのですが、作品が出てきませんでした。ちょい虹さん!チェ・ゲバラの映画をみなされ!全く知らないのであれば、こんな男がいたのか!?と驚きます。日本はアメリカの植民地でアメリカ国債の為に働かされているだけなので、アメリカにとって、極めて都合が悪い、キューバ革命関連については、メディアが自発的に出す事は少ないのですが、別に作品なり、書籍でない訳ではないです。

 今回「万引き家族」では、祖母が亡くなった時に、お葬式をあげるお金がないせいか、庭に穴掘って埋めちゃったりするけど、そういう個人的に遺体を処理しちゃうっていうのも、昔は今よりは普通に行われていたのではないだろうか・・?

これは勘違いもあると思いますが、葬式代の事もありますが、年金需給を取り消されたくなかったのが比重としては大きいかな。と思います。うーん。昔は、数としては少なかったんじゃないですかね。今は、社会保障費とか税金も高いから、年金の数万が凄く魅力ですからね。

最近、殺されたのか、死んだのか、操作中ですが、ドンファンこと、なんか、変なおっさんですが、最初はリアカーを引いて鉄くず集めだったみたいです。夢があるよね。リアカー引いて鉄くずを集めて、ギリギリだろうが飯食える時代だったの。今は、鉄くず集めなんかでは飯は食えないですからね。河川敷でフリーダムを味わえる位ですかね。

言葉悪いけど、大抵の馬鹿でも、真面目になればやり直しが今よりもかなり利いたのが昔の私の印象ですかね。知人のツテで会社に拾ってもらったり、少なくても今よりは、あなたの転職理由はなんですか?とかアホらしい事を聞かれる事も少なかったでしょうし、企業も空求人を出したり、自社に今いる人間よりも優秀な人を今の自社の人間よりも安い金額で!とかアホ抜かす会社も少なかったでしょうからね。

熊谷近郊の方の割引情報

ランチパスポートの熊谷近郊を購入して頂ければ、シネティアラ21の料金が安くなります。通常1800円のが1000円ですね。1800円で見ている人自体、少数派かもしれませんが、土日関係なく利用可能となっています。個人的には、いつも木曜日か金曜日の1000円で楽しめる日にちに行っていたのですが、本日、シネティアラで確認をした所、土日も関係ないみたいです。

ランチパスポートについては、以下を確認してみて下さい。

ランチパスポート 埼玉県熊谷近郊 Vol.19を購入したよ!

映画見るのに良いサイト

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