宮本常一が撮った昭和の情景(上・下)

宮本常一が撮った昭和の情景(上・下)

宮本常一が撮った昭和の情景(上・下)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮本/常一
明治40年(1907)、山口県周防大島に生まれる。昭和4年、天王寺師範専攻課卒。昭和14年に大阪府取石小学校の教職を辞し上京、三田渋沢敬三邸内にあったアチック・ミューゼアム(後の日本常民文化研究所)に入る。昭和40年武蔵野美術大学教授。昭和56年(1981)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

名著

偉いよな。と思いますが、こうした活動で支援をしていた、渋沢栄一の息子だか、孫がいたからこそ、当時はおよそ金にならなかったであろう、こうした宮本常一さんも活動をしてこられたのかな?と思います。今じゃないんだ。先を見据えなきゃダメなんだな。と思えてきます。

人によっては、こちらの写真集を見て懐かしさを覚える人も多いと思いますが、私自身は現代的に流石に懐かしいとは思わないのですが、こうした情景については、インドネシアのジョグジャカルタで見た記憶があります。何だか建物とかも含めて、トータル的に似た雰囲気でしたね。

確かに金銭的な余裕はないかもしれない。だから生活面では窮屈さもあるかもしれないけれども、どことなく余裕を感じる。そんな感じです。

ジョグジャカルタのケースでは、ガイドさんから、例えばあの家の人は貧乏だよ。と言われたのですが、およそ日本であれば、金を相応に持っていないと住めないだろう広い敷地。確かに屋根とか瓦がぶち壊れているのがチラホラと目につくのですが、庭も広めでバナナが生えてるの。お金がそもそもなくても生きていけるんじゃね?と思える雰囲気を感じました。当人達は困っているのかもしれませんが、外野から見たら、羨ましさを覚えてしまうケースでしたね。

昭和時代の写真自体は恐らくは大量にあると思います。軍関係も多いでしょうけれど、日常の風景の昭和の写真に限定をすると、恐らくはそう多くはないのではないでしょうか?

写真なんてものは目的があって撮影をするものですから、出兵の時の記念写真であれば、ごまんとあるでしょうが、日常生活のシーンとなると、そもそも普通の人は撮影をしよう。とは思わないでしょうからね。宮本常一さんや周囲の人達は、そうした事を理解していたのか?大量に撮影をしておいてくれたお陰で、こうして令和の時代になっても、昭和の日常生活のワンシーンを見る事が出来るんですね。

当時の日本人の地方の風景を見る事が出来る写真集についても、恐らくは市場にそれなりにあると思いますが、郷土を重視している宮本常一さんの写真集だからこそ、興味がある人には見て貰いたいですね。

お値段は高いものとなりますので、気軽にサクッと購入。と言う訳には行かないと思いますので、地元の図書館で借りて、ついでに郷土資料などにも目を通してみてはいかがでしょうか?

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