翔んで埼玉を読んだよ!

翔んで埼玉

翔んで埼玉

TV番組で紹介されると共に大きな話題となっている「翔んで埼玉」の全3編! 魔夜峰央先生が埼玉県在住だった当時、埼玉県全体をおちょくった快作です。(この作品は「やおい君の日常的でない生活」に収録されています。重複購入にご注意ください。)

意外とマイルドだった

どこまでコケにされているのか?果たして埼玉県民である私は最後まで読み切る事が出来るのか?と躊躇をしていたのですが、単行本で購入をして読んでみたら、まずは対して長くないです。全部で3話程度のボリュームとなっていて、単行本で言えば、半分程度でした。残りは『やおい君の日常的でない生活』とかが収録をされています。電子書籍でそれぞれを別個で購入をすると、返って高くなるみたいですので、両方を読みたい人は、単行本で購入が良いですね。

内容的には大した事はなかったです。それと時代的なものもありますね。

作品が書かれたのは30年前

僕はギリギリな感じで生まれてはいますが、この作品が書かれた当時、作者の魔夜峰央さんが所沢に住んでいたのですが、当時と今は全然違うのではないでしょうか?当時は所沢には何もなかった。と後書きで書いてありますが、今は所沢って、凄い人口でしょう?少なくとも埼玉の中では。東松山市民の私から見たら、かなり憧れる街です。

その当時の埼玉と言えば、川越・熊谷と言った歴史のある町がそれなりに栄えていたと思いますが、後発の大宮とか所沢とか、東京に近い街は大した事がなかったんでしょうね。少なくとも、今と比較をしてですよ。そうした事情から埼玉県民でもない人から見たら、東京から近いはずの所沢でこれなら。となるのも理解は出来ますね。

この程度なら、秩父はもっとひどい

埼玉県民の中にもヒエラルキーと言うのがありまして、結論を言えば、秩父ですね。あそこは埼玉県の中でも独立国として認定をされている地域になりまして、電車を一本乗り遅れてたら、次の電車まで一時間待ち。と言う状況になる場所で、ちょっと前までテレビの電波が届かない。と言う事を言われていて、実際に届くのに時間が掛かった場所です。

それはそれで悲惨に思えるかもしれませんが、熊谷の進学校に通っていた私が聞いた話だと、昔は秩父の人がテレビが見れないから、勉強ばかりしていて、おかげで進学校としての実績を残せた。と言う話も聞いていますね。その当時の優秀な先輩の多くが、有名企業にでも言っているのではないでしょうか?テレビが映らない秩父だからこそ、今の私があります。と言う感じになっていると思います。

まー、埼玉県民以外から見たら、書いてるなー!と思うかもしれませんが、実生活において、お前ら、もっと酷い事を埼玉県に言ってきたからな!と言う気持ちが個人的にはありましたね。特に塙!おめーだよ!

やたらと池袋で遊ぶ。とか痛い所を当時は突かれてしまい、ぐーの音もでなかったです。

僕は高校生の頃は、秩父の人は秩父原人とか言われていたり、妻沼もね、めぬまにあん(カタカナ)とか呼ばれていたり、当時は熊谷に吸収される前で、駅がねーでやんの!とか馬鹿にされていたりと、当時も色々とありましたし、今でも埼玉県自体が馬鹿にされる事が多いのですが、作者の魔夜峰央も言っていますし、私も埼玉県が好きですよ。

翔んで埼玉が映画化


と言う事で、少し前から言われていましたが、映画化されますね。実際の作品自体が思っていたよりもマイルドな作品だったので、自分の中での期待度は下がりましたが、見に行くのは間違いないと思います。

埼玉県の場合、郷土愛が低いとか言われていますが、それは一部誤解で、東京に住めないけど東京で働いている二軍みたいな連中が浦和とか大宮に大量に住んでいて、その人達は元々別に埼玉県に縁も縁もない人達が中心なので、そう言う人が多い風に見えますが、中野剛先生の言葉で言えば、サラリーマンで都市部で会社勤務は大衆であり、土地に縛られて生きているのが民族で、畑耕している埼玉の奥の人達は普通に郷土愛を持っていますよ。

椅子に座って、ゴミしか作らない東京の会社で働いている連中にしょうがねーから、深谷ネギを作ってくれてやってるんだよ。と言う位の気持ちです。そんなこんなを書いている私も勿論大衆です。

翔んで埼玉(eBookJapan)


このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉(アマゾン)

【電子書籍/コミックの品揃え世界最大級】ebookjapan(イーブックジャパン)

初月無料!雑誌やマンガ、さらに「るるぶ」が読み放題!【ブック放題】

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください