商品の説明
内容紹介
30万部突破『本能寺の変 431年目の真実』の著者が今度は信長に挑んだ!!!
日本は今、この天才に何を学ぶのか!?光秀の子孫が恩讐を超えて解明した、誰も知りえなかった織田信長の真実。
●信長は本当に《大うつけ》だったのか
●桶狭間での勝利は、偶然ではなく必然だった
●天下統一を目指した理由とは
●なぜ、明智光秀を重用したのか
●天下人の真の目的とは
●なぜ、本能寺で討たれたのか
30万部突破のベストセラー『本能寺の変 431年目の真実』の著者が今度は信長に挑んだ!!
なぜ、大うつけと呼ばれ、天下統一を目指したのか。
『本能寺の変』を読み解き、浮かび上がった《信長のある企て》とは!?
驚愕の真実が今、明かされる!!
※歴史捜査とは……犯罪捜査と同様に、様々な証拠や信憑性のある証言(文献資料)を徹底して洗い直し、蓋然性の高い歴史の真実を解明することである。内容(「BOOK」データベースより)
歴史捜査とは…犯罪捜査と同様に、様々な証拠や信憑性のある証言(文献資料)を徹底して洗い直し、蓋然性の高い歴史の真実を解明することである。光秀の子孫が恩讐を超えて解明した、誰も知りえなかった織田信長の真実。日本は今、この天才に何を学ぶのか!?驚愕の真実が遂に、明かされる!!著者について
1947年生まれ。72年に慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了後、大手電機メーカーに入社。2013年『本能寺の変 431年目の真実』が30万部を超えるベストセラーとなっている。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
明智/憲三郎
1947年生まれ。72年に慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了後、大手電機メーカーに入社。一貫して情報システム分野で活躍する。長年の情報畑の経験を活かした「歴史捜査」を展開し、本能寺の変の真相を科学的・論理的に解明。精力的に執筆、講演活動を行ない、2013年出版の『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)は30万部を超えるベストセラーとなっている。日本歴史学会会員。情報システム学会会員。明智一族伝承の会事務局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
読んだ個人的な感想
「本能寺の変 431年目の真実」の続編にあたります。初代は「本能寺の変 四二七年目の真実」となっていて、こちらは著者の3作品目になります。あまり世間的には有名な書籍ではないのかもしれませんが、漫画化もされていたりと、間口も出版当時よりは広くなっていると思います。
注目すべき点としては著者が明智光秀の子孫である点になります。子孫の方が本能寺の変を描いている訳ですから、人によっては明智光秀が犯人ではない?と描いているのかな?と考えてしまうかもしれませんが、そんな事はないです。理由としてどんなものがあったのか?と言う点を掘り下げている作品ですね。
歴史的な事実としては、一番世の中で支持をされている説としてあげる事が出来るのが怨恨説になると思います。衆人の前で足蹴にされたり。土地没収をされて、それまで調停役をやっていた長宗我部と戦う事になり、切れてしまった説。と言う感じでしょうかね。もしかしたら、そうした事情も下敷きとしてあったかもしれませんが、それ以外の点として、公には事実認定をされていない説が本書では披露をされています。
ネタバレを書いてしまいましょう。結論を言えば、徳川家康を暗殺する予定で、織田信長が明智光秀にその役を頼んでいた。そしてその事は極々一部の人が知っている事で、知っているからこそ、信長のスケジュールも光秀が把握をしていた。明智光秀としては近畿地方、そして徳川と手を組むことで天下を取る事が出来る。と言う読みがあったのですが、結局は信長の首が取れなかった事での、近畿地方の強力の失敗(細川家とかね)。そして予想外の秀吉の中国大返し。これには光秀と手を組む予定だった家康も予想をしていなかった為、西に援軍を送るタイミングを逃してしまった。と言う事になります。
家康が暗殺から救って貰った恩義を感じて、秀吉の時代が終わってから、自分の期待の子供を元服を遅らせるだけ遅らせて、光秀の一字を与えた。と言うのは、一定の説得力を持っていると思います。また当時の明智軍で足軽として従軍をしていた日記にも、徳川家康を討つ。と思っていた。と言う事が書かれている事から、今の価値観とは違う、当時の微妙な空気。と言うのがあったのだろうと思いますね。信長が同盟者の家康を裏切る訳がない。と堅く信じている人も多いと思いますが、当時の足軽辺りは、そんな事、別に考えていなかった。と言う事だけは伝わります。
長くなりましたが、そうしたのが続編となっていて、本書はその続編と言うよりも側面を補完する形の書籍となっており、信長の父親、信秀の生い立ち、そこから推測をされる信長の育て方などが前半に書かれており、後半部分には明智光秀にスポットが当てられています。本能寺の変の当事者2人の状況説明。と言う感じですかね。前作を読んでから数年が経過をしておりますが、久しぶりに、前作を読み直したい気持ちになりました。
前作を読んでいない人は、まずは前作から読んで頂いた方が理解をしやすい内容となりますね。
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