内容紹介
「まちがいなくデジタル通貨の定本となる一冊。
今年最高のビジネス書おススメ本だ。」
成毛眞氏、激賞! (元日本マイクロソフト社長)
ビットコインは「もう終わった」。
ブロックチェーンは「世界を変える」。未来の通貨として注目されるビットコインが最高値を更新し続けていたさなか、
日銀出身の決済システムの第一人者が、「バブル崩壊」をその設計と運用の両面から
いち早く予測。
さらに「ビットコイン以後」を見据えて、ゴールドマン・サックスや三菱東京UFJ銀行、
そして各国の中央銀行や証券取引所などが、仮想通貨の中核技術「ブロックチェーン」を
使って、金融界に大革命を起こしつつある状況を鮮やかに描く。(目次)
序章 生き残る次世代通貨は何か
1.過大評価されている仮想通貨?
2.期待が高まるブロックチェーン
3.中央銀行によるデジタル通貨発行への取組み
4.ブロックチェーンがつくる新たな未来第1章 謎だらけの仮想通貨
1.すべての始まりはビットコイン
2.ビットコインはどうやって使うのか
3.ビットコインを支える不思議なメカニズム
4.ビットコインの新規発行「マイニング」の仕組み
5.1000種類以上もあるビットコイン類似の仮想通貨:アルトコイン
7.ビットコインは果たして通貨か?第2章 仮想通貨に未来はあるのか
1.ビットコインのダーティーなイメージにつながった3つの事件
2.一握りの人のためのビットコイン
3.ビットコインの仕組みに問題はないのか?
4.ブロックサイズ問題がもたらしたビットコイン分裂騒動
5.政府の介入によってビットコインは終わる?
6.健全なコミュニティはできているのか?
7.ビットコインはバブルか?第3章 ブロックチェーンこそ次世代のコア技術
1.これは本物の技術だ!
2.ブロックチェーンの類型
3.代表的なブロックチェーン
4.金融分野におけるブロックチェーンの実証実験の動き
5.ブロックチェーン導入時に決めるべきこと第4章 通貨の電子化は歴史の必然
1.貨幣の変遷は技術進歩と共に
2.15年前から始まっていた通貨の電子化
3.実証実験に動き出す世界の中央銀行第5章 中央銀行がデジタル通貨を発行する日
1.2種類の中央銀行マネー
2.銀行券を電子化する「現金型デジタル通貨」
3.銀行経由で発行する「ハイブリッド型デジタル通貨」
4.当座預金の機能を目指す「決済コイン型デジタル通貨」
5.デジタル通貨は新たな政策ツールとなるか?第6章 ブロックチェーンによる国際送金革命
1.高くて遅い「国際送金」の現状
2.安くて早い国際送金を目指す「リップル・プロジェクト」
3.国内におけるリップル・プロジェクトの展開第7章 有望視される証券決済へのブロックチェーンの応用
1.中央集権型で複雑な現行の証券決済
2.相次ぐ実証実験プロジェクト
3.証券決済への適用時に考慮すべき点内容(「BOOK」データベースより)
ビットコインは「終わった」。ブロックチェーンは「これから本番」。日銀出身の決済システムの第一人者が、ビットコインの崩壊をいち早く予測。ゴールドマン・サックスから三菱東京UFJ銀行、そして各国の中央銀行が繰り広げる次なる覇権争いを鮮やかに描く。著者について
中島真志(なかじま・まさし)
1958年生まれ。81年一橋大学法学部卒業。同年日本銀行入行。調査統計局、金融研究所、
国際局、金融機構局、国際決済銀行(BIS)などを経て、麗澤大学経済学部教授。博士(経済学)。
単著に『外為決済とCLS銀行』、『SWIFTのすべて』、『入門 企業金融論』、
共著に『決済システムのすべて』、『証券決済システムのすべて』、『金融読本』など。
決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会等にも数多く参加。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中島/真志
1958年生まれ。81年一橋大学法学部卒業。同年日本銀行入行。調査統計局、金融研究所、国際局、金融機構局、国際決済銀行(BIS)などを経て、現在、麗澤大学経済学部教授。博士(経済学)。決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会等にも数多く参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
読んだ感想
アマゾン内では、物凄く絶賛をされている書籍となります。その分として期待をしたのですが、全然面白くはないです。ほとんどの人が読んでも、同じように面白くはない。と感じて頂けると思います。絶賛をしている人たちは、概ねビットコインがバブルである。と言う事をあげて、絶賛をしているのですが、書籍内でも記載をされているように、バブルだったかどうか?なんてものは、後から分かるものであって、今がビットコインの天井かどうか?と言う点は誰も分からない事になりますし、ことビットコインの価格については、上がればいつもバブルと言われているので、何とも言えないです。
取りあえず私自身は投資目的でも投機目的でも、どちらも良いのですが所有をしています。お祭りに参加をしている感覚であって、最悪捨てる感覚のお金で楽しんでいる形になりますね。皆も参加すれば良いのに。どうしたの?位に拒絶反応を示す人が多いですよね。
本書ではビットコインの中核技術であるブロックチェーンを絶賛している内容となります。ようするに各国の中央銀行が、このブロックチェーン技術を使う実験の紹介をしている内容となっているのですが、最終的にそれが実現をしたとしても、それが一般の人にどう言った影響を与えるか?と言う事で言えば、何も変わらないです。現実にそうした周辺で仕事をしている人から見れば革命的なのかもしれませんが、大量のリストラが発生をするのは目に見えていますので、そうした人たちはどうするのかな?と言う気持ちも沸くのですが、関係のない人たちから見れば、それで何が変わるのか?と言う点だけで言えば、何も変わらないです。
強いて変わる可能性があるとしたら、お金に使用期限を設定する事が出来るようになる点ですね。完全デジタル化によって、1年以内に利用をしないと、1%価値を下落させる。と言う調整を行う事が出来るようになるのですが、それは技術的な話であって、そんな事を政治家や政治家に献金をしている富裕層が法案化をする訳がないと思いますので、絵に書いた餅ですね。
恐らくですが、ビットコインの価格上昇をしているのを、なんと無しに苦々しく思っている人たちが、実体はないよ。とバッサリと言ってくれている事に爽快感を覚えて絶賛をしているのであって、この書籍で書かれている中央銀行の実験について書かれている事をどこまで理解をしているのか?その辺りは個人的には疑問ですね。個人的には読んでいても、クソどうでも良い内容にしか思えなくて、読んでいて退屈でした。
いかに、今のシステムが面倒で、それに伴いコストがかかっているか?と言う点は理解をする事が出来るのですが、そのシステムを作ったのは、この書籍の著者も一端を担っている訳で、そんなに誇らしいものでも何でもなく、ブロックチェーン云々の前に、お前ら、もうちょっとちゃんとやれよ。と言いたくなります。私個人も、海外から送金を受けているので、どれだけ時間がかかるか?や、どれだけ抜かれているか?と言う事も理解をしているのですが、その解決策を、業界とは全く関係のない人たちが作り出した。と言う事になる訳ですから、本来であれば恥を知ってもらいたいですね。
著者のビットコインのスタンスに対しては基本的には私も賛成です。そもそも最初の仮想通貨となりますので、システム的な欠落を抱えているのは、私も知っていますが、値段が付けば取引をされるのは、別に何も悪い事ではないですし、マネーゲームと言えばそれまでですが、それは金融畑にいない私から見れば、東芝も神戸製鋼も同じ事ですし、てるみ倶楽部の社長が逮捕とか言われていますが、じゃあ、東芝とかどうなっているの?と言う感じで、そもそも日本の株式取引所に対する信用はないですね。会社の場合には、製品がある。と言われても、決算が噓だからけなら、ない方がマシ。と言う気持ちがします。
本書を貶す全くないのですが、ここまで評価を受けるには、システム関連の内容を読みたい人向けとなっていて、もはや、本書においてビットコイン自体はあまり関係のない話だと思います。
取り合えず、読み終わって思ったのは、リップルを買おう!です。下で紹介をしているコインチェックなら、リップルの購入が可能です。イーサリアムについては、どちらの取引所でも購入可能となります。
捨てて良いお金は誰も持っていないと思いますが、お祭りに参加をしても良いと思える程度のお金で実際に取引に参加をしてみるのは良いと思います。
仮想通貨でトラブルが多いらしい
実際に取引をしている私としては、何の事か分からないのですが、トラブルが増えているらしいです。まずは種類に応じてトラブルの違いがあると思います、何となく私が考えているトラブルを2種類紹介をしたいと思います。
未上場通貨のトラブル
まず、これは未公開株と全く同じパターンの詐欺です。これだから仮想通貨は。となる話では全くなく、欲をかくほうが悪い気もする話ですね。美味しい話をわざわざ家にいたり、歩いていたら持ちかけられる。なんて事はない訳で、まともに考える力がある人であれば、遭遇をしても交わす事が出来るレベルの話だと思います。
未上場コインに投資をして、莫大な利益を上げるチャンスは事実としてあります。ただし可能性としては少ないです。株のIPOにちなんで、ICOなんて言われていますが、ICOの投資先については、自分でインターネット上で、じっくりと吟味をする事が出来ますので、詐欺師からじっくりと話を聞いて。と言う必要性は一切ありません。
取引上のトラブル
株だったら、何となく分かる。と言う人が、え!となるケースが実際の取引で発生をする差額ですね。現在の仮想通貨が取引が出来るサイトでは、取引手数料は無料です。そうすると分かりにくい点になるのですが、取引の際にはスプレッドと言う差額が発生をします。この差額が取引所の利益になる訳です。FXと言った外国為替証拠金取引ではスプレッドがあって当たり前なので、FXをやった事がある人であれば、何も疑問を感じない点になりますが、株式投資位しかやった事がない人からすると、取引手数料が掛からないのに、何で購入直後に損をしているのか?と疑問に感じる人も多いかもしれませんが、それはこのスプレッドが存在をしているからです。
個人的に考えてみたのですが、トラブルになるとしたら、この2点位だと思います。新聞とかにトラブルが増えている。と書かれていも、実際にどんなトラブルが発生をしているのか?と言うのは私には分からないです。
もしかしたら、絶対に儲かると言って騙された。と言うパターンもあるのかもしれませんが、もうそろそろ、そんな陳腐な騙し文句に騙されたケースをトラブルにカウントするのは止めて方が良いと思いますけどね。絶対に儲かるなんてものはありえません。日本の戦後復興の金利じゃないんだから、良い加減その辺りの価値観を脱せない人が、昔の楽ちんで儲かった時代の思い出に騙されているだけで、良い加減、目を覚ましてもらいたいですけどね。
ビットコインが買える取引所
コインチェック
本書の大塚さんが在籍をしている会社になります。本書の中でも、口座開設方法を画像付きで紹介をされています。クレジットカード決済でビットコインの購入が可能となっている点が気に入り、私自身もこちらで最初の口座開設をしました。ただし、クレジットカード決済の際には手数料が発生をしますので、値動きをしていない時点では、購入直後はマイナスから始まります。
その他、電気料金の支払いをコインチェックで行う事でビットコインを受け取る事が出来るサービスが提供をされています。ビットコインでぼろ儲けを狙う。と言う事以外にも、長い目で見れば、かなりポイントも付きますので、この辺りのは良いと思います。
私の場合には、集合住宅に住んでおり、管理組合の関係で勝手に電力会社を変更する事が出来ませんので、そうした電気支払いプランを活用する事が出来ないのですが、確実に特になりますので、電気会社を変更をする事が出来る人であれば、活用をした方が良いと思います。毎月会社によって多少の違いはあるのですが、4%以上のポイント受け取りが可能となりますので、年間を通すと、結構なポイントになりますし、それこそ、今の時点では生きている限りは電気は使いますし、ビットコインも、まだまだこれからになりますので、数年後にはポイントに加えてビットコインの値上がり次第では、かなりの金額になっているかもしれませんね。
ビットフライヤー
テレビCMに出ていた会社がビットフライヤーになります。個人的にはフェイスブックアカウントを所有していたので、こちらも簡単に口座開設をする事が出来ました。こちらは一部の売上の受け取りに利用をしていて、特に入金をしてビットコインの購入をしたりとかはしていません。
溜まったビットコインを売却して、アルトコインに変えてみたりと、コインチェックよりも少額の残高になりますので、色々とチャレンジをしている口座になります。
アフター・ビットコインの書評サイト
アフタービットコインを読んでみた
アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者を読んでみよう♪
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同一著者の中島さんによる、本編の続編が出ました!当然、すでに読んでいます。
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