
チェ・ゲバラの遥かな旅
内容紹介
ゲバラの一生を描くノンフィクションノベル。
カストロと共にキューバ革命を成就させたチェ・ゲバラ。今も思いを持つ人は多い。オートバイで旅し、ゲバラ射殺の地に立った著者が描くその一生。※商品のカバーが異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
内容(「BOOK」データベースより)
フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命を成就させ、20世紀最大のゲリラとして、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。医学を志した学生時代から、圧政に苦しむ人々のためにゲリラ戦士となり、革命成就後、与えられた地位を拒み、新たな解放を目論み南米・ボリビアで67年に殺害されるまでのノンフィクション・ノベル。殺害された地に立った著者の思いを描く。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
戸井/十月
1948年東京生まれ。小説家、ルポライター。バイクを駆って各大陸を巡り、TVドキュメンタリーを制作する。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ゲバラの一生を駆け足で
作者は戸井十月さん。この方は、他にもゲバラとカストロの作品を書いている作者になります。恐らくは、別の作品の方が深掘りされていて、かつ作者の戸井十月さんの旅なども交えながら書かれていると思います。小説であったり、ゲバラを辿る旅の作品としては、そちらの方が上ですね。
と言うのも、こちらの作品は序盤と終盤にちょろっと、戸井十月さんが登場をしているだけで、他はゲバラの人生にスポットが当てられています。それはそれで構わないのですが、ゲバラが好きな人であれば、今更ゲバラの人生を書籍で振り返っても、大して意味なくね?と思いませんか?私も忘れていた事もありますが、新しい発見みたいなものは特にありませんでしたね。
例えばですが、ゲバラの若い頃の旅の話であれば、今であれば、モーターサイクルダイヤリーズを読んだ方が深掘りをされているでしょうし、ゲリラ戦士としての作品であれば、いくらでもあるでしょうし、写真集自体も何作品か出ていますからね。
また、フレディ前村の話についても、そもそもスポットが当てられている作品も今ではありますからね。
改めて、ゲバラについて、云々。と言うよりも、ゲバラについて興味津々だったせいで、ちょっと見落としがちと自分の中でなってしまっていたので、カストロの偉大さについては、思い知りましたね。
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