古事記の暗号

古事記

内容紹介

日本の正史「日本書紀」と並び称される「古事記」は謎に満ちている。皇祖・天照大神は卑弥呼なのか。なぜ古代天皇はありえないほど長寿なのか。古史古伝「竹内文書」を継承する第73世武内宿祢が封印された神々の秘密を明かし、「古事記」の暗号を読み解く。

内容(「BOOK」データベースより)
「正統竹内文書」で読み解く!「古事記」に隠された神話の真実!正しい「日本建国」の歴史がここに!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
竹内/睦泰
1966年12月17日生まれ。大阪府出身。作家。中央大学法学部政治学科卒業後、代々木ゼミナール日本史講師(公募最年少)。サテライン(通信衛星授業)講座、スカイパーフェクTV講座初代講師などを歴任。授業アンケート8年連続全国1位。10年間の勤務後独立。(有)北斗総合研究所代表取締役。日本歴史文化研究機構(JCIA)理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

個人的な感想

前作となる古事記の邪馬台国についても読んでいますので、そちらの紹介記事は以下からお願いいたします。

古事記の邪馬台国

出版社が突然変わった訳ですが、何かあったのでしょうかね?きっと大人の事情があったと思いますが、本の装丁としては今作の方が上ですが、上の時々絵がさしこまれている箇所がガラガラなので、ページの無駄遣いをしやがって、おかげで本の値段が上がったんじゃねーの?とちょっと狡い文句が出てくる私です。

さて、今作は前作よりも大分読みやすい内容でしたね。前作は天皇の東征が中心と言いますか、厚みを置かれており、登場人物の名前が覚えにくい、分かりにくいの連続で読むのも大変でしたが、そこから卑弥呼の墓や、当時の王朝の変遷なども分かる形になっており、それはそれで良かったです。

今作は中心に置かれている話がなんなのか?それがちょっと分かり辛い構成になっている気がしますかね。全体的に竹内家の口伝の紹介をしているのもあるのですが、最後の方に信長が実は天皇になろうとしていた。と言う話が書かれているのですが、この話は口伝の中にある話なのか、著者が何かしらの根拠を持って書いているのか?その辺りは読んでいても不明です。

古事記の暗号と言うタイトルから入っているのですが、最後の方では南北朝の話が始まっていて、最近は何だかこの辺りの話が描かれている作品を読む事が多いな。と言う気持ちを味わいながら読んでいたのですが、最近の書籍のブームについてもしっかりと把握をしていたみたいで、いわゆる明治天皇すり替え説にも触れています。

竹内家の口伝を担っている著者としては、バッサリと都市伝説である。と言っていますね。ただし、西郷どんや、木戸孝允が南朝の血筋である事は認めていて、それが逆にリアルさを生んでいるのではないか?と分析をしていました。

都市伝説としてバッサリと切られてしまった、明治天皇すり替え説ですが、興味がある人は以下の書籍でも見て下さい。個人的にはあってもおかしくないのかな?と言う程度に考えています。当時のリアルな状況や空気感を自分自身の想像だけじゃなくて、実際に味わう事が出来たら良いのですがね。

明治天皇すり替え説は置いておいて、坂本龍馬をやった犯人については、結構個人的には信じています。

幕末 維新の暗号 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか(上・下)

龍馬の黒幕 明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン

西郷の貌 新発見の古写真が暴いた明治政府の偽造史

幕末 戦慄の絆 和宮と有栖川宮熾仁、そして出口王仁三郎

3冊ほど、歴史から遠ざかっていましたが、漫画のセンゴクシリーズもそろそろ終わりそうですが、歴史物作品以外も、取り上げていくとは思いますが、ベースは歴史物です。

古事記の口伝については、前作で大まかに終わりとなっていて、今作では、古事記以外にも、口伝として伝わっている内容の紹介。と言う感じでした。タイトルとちょっとその辺りに差を感じましたね。

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こちらの作品はBookLiveと言う電子書籍サイトで読む事が可能です。初回入会の際に、半額クーポンを貰えたりします。また電子書籍に慣れていない人でも入会前に試し読み機能を使う事は可能となりますので、取り合えず、サクッと自分にマッチをしているかどうかを試してみるのが良いと思います。

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