項羽と劉邦(横山光輝)

横山光輝特集

横山光輝特集

紀元前、秦が中国全土を統一し、秦王・政は自らを始皇帝と称した。しかしその圧政に人々は苦しめられ、日に日に怨嗟の声は高まっていた。少年の頃よりキレ者でならす項羽。すこぶる度量のおおきい劉邦。若き獅子たちの歓喜のドラマが、いま始まる!

スタンダードオブ項羽と劉邦

『項羽と劉邦』が題材とされている漫画が『項羽と劉邦』となりますが、これしかそもそもないのかな。と言う気もします。三国志を題材にした漫画のパイオニアな横山光輝先生の事ですが、ついにで他の歴史もパイオニアを目指したのでしょうかね。

他に同じ題材の漫画がないので、同じ題材をテーマにした作品との比較。と言うのが難しいのですが、良くも悪くも教科書的な感じの作品です。時代的にもそんんなに違わないのかもしれませんが、甲冑とか全部三国志と同じ感じですね。

三国志は市場規模として商売になるレベルに達しているので、ゲームでも新作もテンポよく出ていますが、『項羽と劉邦』となると、まだまだ市場規模は大きくないので、色々な展開が出来ない。と言う感じですね。コーエーが昔、『項劉記』と言うゲームを出しましたが、残念ながら売れた気配はありません。

もうこうなったら、無双シリーズに強引に登場をさせて頂き、婦女子を獲得しないといけない状況なのかもしれませんが、婦女子はもろ刃の剣。と言いますか、別にイケメンと呼ばれていた訳ではない項羽も劉邦もイケメンにしないと売れない。と言う状況を作ってしまい、歴史を歪める結果にもなりかねないので、取扱いは丁重に行わないといけませんね。

漫画としては、三国志と比較をすると圧倒的にボリュームが少ないので、比較的読みやすい分量の漫画になっていると思います。物凄くざっくりと言うと、劉邦が漢中に一番乗りをして、漢中王になり、項羽が切れて、項羽と劉邦が戦う事になって、最後の最後で劉邦が逆転勝利。四面楚歌と言う語源はこの時に生まれた物ですね。

三国志に連なる部分もありますので、三国志が好きな人は押さえておきたい作品。と言う感じです。

項羽と劉邦(横山光輝)を読んでみよう(^^♪

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