水木しげるの戦場(傑作と呼んで良い作品)

水木しげるの戦場(傑作と呼んで良い作品)
水木しげるの戦場(傑作と呼んで良い作品)

昭和十八年、二十一歳で召集され、ラバウルに向かう。
日本軍の趣味とも言える日々のビンタ。

そして始まる壮絶な戦いで、味方は全滅。命からがら中隊へ一人生還するが「なんで逃げ帰った。皆が死んだんだからお前も死ね」と上官。
やがて空からの銃撃で左腕を失い、野戦病院へ。しかし偶然出会ったやさしい原住民の村で歓待され、その社会にすっかり溶け込んだ水木の「天国時代」だった。

兵士として戦場を体験した数少ないの漫画家による、太平洋戦争の実態を描いた傑作集。
収録作品は「戦争と日本」「カランコロン漂泊記」「地獄と天国」「セントジョージ岬」「レーモン河畔」「波の音」「KNDERE」。解説・呉智英

面白いじゃないか!

やみくもに購入をしている訳ではないので、当たり前かもしれませんが、水木しげるの作品の当たり率の高さに驚きますね。他にも水木しげる先生の作品については、以下辺りを読んでいますが、どちらも面白い作品です。

絵柄に特長がある先生になりますので、どうにも読む人を選ぶ作品が多くなってしまっているのですが、今回の作品については、もうタイトル通りですね。水木しげるが体験をした自身の戦争体験がベースになっている作品集になります。主人公が水木しげる、そのものの作品もあれば、多分そうだろうけれど、具体的にはぼかされている作品もあります。

どこまでが史実をベースにしているのか?分からない点も多いのですが、容赦なく厳しい隊長殿ですが、水木しげるが負傷をしてしまい、輸血が必要となると、真っ先に提供を申し出てくれたり。と、根っこは悪い人ではないのでしょうね。隊長と言う立場で、自分がされてきたような体罰をしてきてだけであって、深く考えていないで隊長になったのかもしれません。

その外、性についても、リアルな描写がされています。厳しい状況下の中でも淡々とした形で描かれていて、現実に体験をした人の慣れの感覚を見る事が出来ると思います。あとがきについて、呉智英が書いているのは、ちょっと驚きましたが、現代の感覚での、あとがきをしてくれています。

システム的な問題だと思いますが、エラーで違う作品が表示をされてしまいます。
正しく紹介をしたかったのは、劇画ヒトラーの方です。

読んだぞ!

水木しげるの戦場を読んでみよう♪

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