商品の説明
内容紹介
◆戦後民主主義のヒーローとしての信長の真実の姿は歪められている?
◆真実の信長像を知ることで、新たな日本史の歴史観が構築される!
◆気鋭の保守の論客倉山満が挑む新境地!
◎信長は権威をないがしろにしたのか?
◎信長は室町幕府を滅ぼしたのか?
◎信長は革新的な人物だったのか?
◎信長は戦争の天才だったのか?
◎権威主義者、勝ちきれない男、土下座名人、
◎無類の働きもの、セコイ……etc.従来の信長像が打ち砕かれる!
◆本書を読めば、あなたも信長になれる・織田信長は大空翼である
・戦前に信長を評価したのは、たったの三人
・ サラリーマンなら知っておきたい号令・命令・訓令
・信長はノルマが緩い
・戦時国際法と延暦寺焼き討ち
・第二次信長包囲網の地政学
・上杉謙信という名の超常現象、この最強の武将は実在した!!
・みんな大好き方面軍という大嘘
・小早川隆景がすべての元凶だった■明治までのエリートには、人の上に立つ者の覚悟がありました。だから、世界史の奇跡と言われる明治維新を成し遂げ、日清日露の両大戦を勝ち抜き、世界の誰にも媚びないで生きていける強い国、大日本帝国を築き上げました。
しかし昭和になり、エリートが「試験で優秀な成績を取った人」というわけの分からない定義に変わってしまい、結果、陸軍も海軍も官僚たちも“自称エリート”たちの庇い合いばかりで、誰も責任を負わないまま、敗戦という取り返しのつかない大失敗をおかしてしまいました。それでも戦前は、まだいい。少なからずの指導者たちが、自らの命を絶ちました。
(中略)翻って現代日本、実にグダグダな時代です。戦争に負けて、負けっぱなし。殴り返す気力すら、失っている。アメリカの持ち物にされたばかりか、ロシアや中国までが「それを俺に寄越せ」と小突き回しに来る。あまつさえ、韓国や北朝鮮にまで舐められている。元をたどれば、占領軍のダグラス・マッカーサーが日本人をそういうふうに去勢したのでしょうが、いつまで七十年前の占領軍に責任を押し付けるのか。いいかげん、自分で強くなる、自分で賢くなる努力を始めるべきではないのでしょうか。このグダグダな現代を、どう生きるか。私はそのヒントを、本書で織田信長に求めたいと思います。(本文より)◆本書の内容
はじめに なぜ信長に学ぶのか
第一章 織田信長は戦後民主主義の英雄なのである
第二章 君にもなれる織田信長?今こそ学ぼう! 兵法経営
第三章 信長は権威主義者だった
第四章 信長は勝ちきれない男だった
第五章 信長はものすごい働き者だった
第六章 信長は日本史最高の土下座名人だった
第七章 信長はものすごくセコイ男だった
おわりに 私はなぜ、こんなに織田信長が好きなのか
内容(「BOOK」データベースより)
本当に室町幕府を滅ぼしたのか?権威をないがしろにしたのか?革新的な人物だったのか?戦争の天才だったのか?信長像が打ち砕かれる!権威主義者、勝ちきれない男、土下座名人、無類の働きもの、セコイ…etc.人間信長の魅力に迫る!!本書を読めば、あなたも信長になれる。著者について
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。
1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める。著書に、『誰が殺した? 日本国憲法! 』(講談社)『検証 財務省の近現代史 政治との闘い150年を読む』(光文社)『日本人だけが知らない「本当の世界史」』『国際法で読み解く世界史の真実』(いずれもPHP研究所)『噓だらけの日米近現代史』などをはじめとする「噓だらけシリーズ」『帝国憲法の真実』『日本一やさしい天皇の講座 』(いずれも扶桑社)『逆にしたらよくわかる教育勅語 -ほんとうは危険思想なんかじゃなかった』(ハート出版)『世界一わかりやすい地政学の本 世界のリーダーの頭の中』(ヒカルランド)『倉山満が読み解く 足利の時代─力と陰謀がすべての室町の人々』(青林堂)『大間違いの太平洋戦争』『真・戦争論 世界大戦と危険な半島』『大間違いのアメリカ合衆国』(いずれも小社)など多数。現在、ブログ「倉山満の砦」やコンテンツ配信サービス「倉山塾」(https://kurayama.cd-pf.net/)や「チャンネルくらら」(https://www.youtube.com/channel/UCDrXxofz1CIOo9vqwHqfIyg)などで積極的に言論活動を行っている。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
倉山/満
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
読んだ感想
面白いですね。著者の倉山満さんは、憲政史研究会と言う事が書かれているのですが、そんな職業を聞いた事がありませんが、歴史に纏わる話の作品が多数となっています。どの書籍も、間違いだらけの~と言う感じになっており、何と言いますか、売れる本の傾向を知っている。と言う感じでしょうか?
個人的には専門家になるつもりはありませんので、娯楽として書籍と付き合っていければ良いので、歴史的に本当に合っているかどうか?と言う点よりも説得力を感じるかどうか?と言う点を大事にしたいのですが、そうした点で考えた場合には、面白い書籍として良いと思います。
他にもメインではないのですが、いわゆる三人のホトトギスの話が出ています。その3人の中で、誰が最も天才か?と言う下りがあります。自分としてはすぐに分かったのですが、興味がある人は、どうぞご一読を。
他にも本書で出てくる本筋とは関係のない話としては、坂本龍馬になる方法も面白かったですね。こちらは書いてしまいますが、感動をして、それを人に伝える。と言う事でした。これなら確かに出来そうですし、SNSが普及をしている今であれば簡単ですよね。人に伝える技術。と言う点は別問題かもしれませんが、慣れとかもあると思いますので、徐々に自分も真似をしてみたいと思います。
本書ではメインの主役は当然ながら、織田信長になるのですが、読んでいて面白いのは上杉謙信ですね。
多くの人が抱いている、織田信長のイメージとして切れやすいとか、容赦なく部下に厳しい。と言うのがあると思いますが、実際には晩年の数年程度で、それまでの期間は、イメージと全く逆で、むしろ部下の失敗には優しい大名となっています。ただ、それは織田信長が優しかった。と言うよりも、部下が掃いて捨てるほど存在したは訳ではなかったりして、切り捨てる事が出来なかった。と言う事情も当然根底としてあったりします。
晩年と言うのは、軍神・上杉謙信が死去してから。となっており、それまでは存在をしていた、自分よりも格上の存在(武田信玄など)が死んでしまい、怖い物無しで、イケイケの状態に突入をして、調子こいた。と言うのがあるみたいです。そんな調子ぶっこいている様子を冷静に見ている竹中半兵衛。
竹中半兵衛に至っては、元々、織田信長なんて大した事ない。程度の認識だったみたいですね。
作中では会社経営者に都度例えをする事でサラリーマンにも理解をしやすい展開で進められていますので、硬い文章でまとまっておらず、大変読みやすいです。別に経営者に限った話ではなく、偉くなっていく過程で、調子ぶっこきはじめる人。と言うのは往々にしてありますよね。
この先も偉くなる予定がない私ですが、偉くなっていく過程があれば、調子こかない。と言う事を肝に命じておきたいですね。そうした反面教師として晩年の信長を参考にしつつ、初期の頃の信長を手本とするのが良いと思います。
自分で殿を勤めて、鉄砲を撃ちまくり、部下を逃がす時間稼ぎをしたエピソードなど、知らない事も多く含まれており、個人的には充分に満足をする事が出来ました。
別の本を読んでいたのですが、タイトルに引かれて衝動買いからの一気読みでしたが、正味5時間位で自分は読みました。通勤で片道1時間程度かかっている方であれば、3日で読めると思います。
大間違いの織田信長がeBookJapanで販売中!
大間違いの織田信長ですが、eBookJapanと言う、電子書籍を販売しているサイト内で販売をされています。私も最近になって入会をしてみました。その辺りについては以下の記事内で紹介をしています。
ブラウザで試し読みが出来るのですが、アマゾンよりも余程多く試し読みが可能となっていますので、興味のある人はBookLiveで試し読みをしてみて下さい。
大間違いの織田信長の他の人の書評
私は肩書きとしては自営業になり、フリーランスと言う単語は使った事がないです。誰かから仕事を請け負う事自体が基本的にはないですからね。上の方は札幌在住と言う事で、フリーランスになりますので、似たような境遇だと思いますので、親近感を勝手に持ってしまったので、紹介をさせて頂きました。
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