プリズム&他人の家

プリズム&他人の家
プリズム&他人の家

プリズム
この恋が永遠でないことを知っている。けれど感じることができるのは現在だけだ。
『アーモンド』『三十の反撃』の著者が贈る、
四人の男女の、揺れ動く心の移ろいを繊細に描いた、大人の恋の物語。
ひとつの恋が終わると、すぐに次の「愛する人」を見つけてしまうイェジン。 「いい人」とよく言われるものの、他人と一定の距離を保つドウォン。離婚した元夫と、不毛な逢瀬を重ねつづけるジェイン。自らを危険人物とみなし、恋愛とは無縁な人生を歩んできたホゲ。
同じ建物で働くイェジンとドウォンは、休憩時間に互いを知るようになり、ジェインのベーカリーでアルバイトをするホゲは、オフ会でイェジンと知り合った。偶然四人が出会ったとき、ドウォンとジェインが十年ぶりの再会を果たし…。
「普通の恋愛小説とは違うものにしたかった。ナイーブな失敗を重ねて迷いながら成長していこうとする、不安な若さを描きたかった」
――ソン・ウォンピョン
過去の傷や闇を抱えた四人の男女が、人との出会いを通して自分を見つめ直し、成長してゆく姿を繊細に描いた、大人のための恋愛小説。

他人の家
『アーモンド』の著者が贈る、極上の短編集!ミステリー、近未来SFから、心震える『アーモンド』の番外編まで、珠玉の8編を収録
彼氏に振られ、職場をクビになり、賃料の値上げによって、今住んでいる部屋からの退去を余儀なくされた、踏んだり蹴ったりのシヨン。部屋探しのアプリで、格安の超優良物件に出会った彼女は即、入居を決める。格安なのには、理由があった――本来二人で暮らすはずの部屋を、四人で違法にルームシェアしていたからだ。
優雅な独り暮らしには程遠いものの、そこそこ不自由のない生活を送っていたシヨンだが、ある日、オーナーが急遽、部屋を訪れる。慌てた四人は共同生活の痕跡を消すべく、その場しのぎの模様替えをし、借主の親族のふりをするが……(『他人の家』)。表題作ほか、人間心理の深淵をまっすぐに見つめた、傑作揃いの短編集!

他人の家の方が面白いかな?

ソン・ウォンピョンの日本語で現時点で翻訳をされている書籍については、何故か全部読んでしまっているのですが、抜群に自分にマッチをしている訳でもないのかな?と思いながらも全部読んでしまっていますね。

これについては、何でだろう?と考えたりもするのですが、ジャンルとしては海外文学になるのですが、お隣の韓国と言う事もあり、宗教色が薄いのが読んでいて、違和感をあまり感じないから読める。と言うのもあるのかもしれませんね。その他、編集の仕方のせいか、欧米の書籍の場合には、物凄く細かい表現方法を使っていて、読んでいて疲れてしまう。と言うのもあったりするのですが、この辺りは書籍にもよりけりかもしれません。

とりあえず、『プリズム』の方が本屋大賞で翻訳小説部門で2位、『他人の家』が同じく本屋大賞で翻訳小説部門で1位となっています。エントリーをされている本の数がどれほどのものか?それは私には分かりません。

ざっくりといきましょう!『プリズム』は最後は落ち着いた形で終わり、韓国のマッチングアプリ?で、へー、そんなのがあるんだ。と言うのが勉強と言うほどでもないかもしれませんが、面白いね。と思える部分もありましたが、帯にも書かれているように、大人の恋愛小説と言うフレーズがピッタリですね。どこか距離を取りながらも少し前進をするのですが、結局はねー。と言う形で終わります。

『プリズム』が長編小説であったのに対して『他人の家』は短編集になります。帯にも書かれていたのですが、そんなもの読まないぜ!と言う形で読み進めていき、ソン・ウォンピョンのデビュー作品である、『アーモンド』の番外編にも当たる作品も収録をされていました。帯をちゃんと読んでいなかったので、あれ?これってさ!となるような感じで、読んでいて、ドキドキを味合わせて頂きました。

短編集と言う形になりますので、良かった!と思えるのもあれば、???となる作品までありましたが、トータル的には面白い作品でしたね。自分でも、何でソン・ウォンピョンの作品をここまで追いかけているのか、イマイチまだよくわからない状態になるのですが、きっとこれかれも読み続けると思います。普段は堅い本ばかり読んでいて、多分、人間の感性の部分も揺れ戻してくれるのに、ちょうど良い本なんだと思います。表現方法であったり、読むのに掛かる時間とかも含めてですね。

どちらかと言えば。どころから、圧倒的に女性の読者が多いであろう著者の作品を通じて、女性がどういった部分に共感をするのだろうか?そうした事を考えながらもちょっと読んでいたりしますね。

プリズム

他人の家

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