内容紹介
これまで、新聞記者として過労死などの
社会問題を取り上げてきた著者が、
数十人のれいわ支持者たちに取材して痛切に感じたのは、
現代を覆う「生きづらさ」のうねりだ。わずかな貯金から1万円を寄付した非正規労働者、
政治に目覚めて1000円を寄付したシングルマザー……。
貧困、性の悩みなど、
さまざまな「生きづらさ」を抱える人びとが、
「れいわ新選組」に何を期待し、
どう行動を起こしたのか?徹底した支持者への取材と
有識者へのインタビューで本質に迫る。いったい誰が、
「れいわ新選組」を支持したのか?***********************
まえがきより
わたしは「れいわ現象」の背後にあるものを
正確に言い切る自信がある。
それは、現代社会を覆う「生きづらさ」である。なぜ、そこまで自信をもって言い切れるのか。
それは、この夏ずっと、
れいわ新選組を支持する人びとの話を聞き続けてきたからだ。
貧困にあえぐシングルマザーから大企業のエリートサラリーマンまで、
さまざまな人びとに声をかけ、ファミレスでじっくり話を聞いたり、
ときには居酒屋で酒を酌み交わしたりした。取材を続けた結果、
多様な支持者たちをくくるキーワードとして、
「生きづらさ」という言葉がしっくりきたのである。本書はこれから、
れいわを支持する市井の人びとの声を紹介していく。
普段どんな生活を送っている人たちが
れいわ新選組に一票を投じたのか。
山本氏の演説のどこに心を打たれたのか。
そういったことを書いていく。
貧困、性の悩み……。
さまざまな生きづらさを抱えた人びとが登場する。(中略)
れいわ新選組の支持者ばかりをたくさん紹介するのだから、
必然的にれいわと山本氏を肯定する言葉が頻出する。
しかし、読者の方々には、その言葉の表の意味よりも、
背後にある状況について思いをはせてほしい。つまり、政治家に「生きててくれよ!」と
語りかけてもらう必要があるほど、
生きづらい人びとがたくさんいる
という現実をどう考えるかだ。世の中にもやもやと漂う「生きづらさ」と
真摯に向かい合うことは、
社会をよくする出発点になると思う。
れいわ新選組を支持するか支持しないかに関係なく、
本書を「生きづらさ」を考えるきっかけにしてほしい。内容(「BOOK」データベースより)
いったい誰が、「れいわ新選組」を支持したのか?貧困、性の悩みなど、さまざまな「生きづらさ」の本質とは何か?徹底した支持者への取材と有識者へのインタビューで迫る!著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
牧内/昇平
1981年3月13日生まれ。朝日新聞記者。38歳。2006年東京大学教育学部卒業。同年に朝日新聞に入社。経済部記者として電機・IT業界、財務省の担当を経て、労働問題の取材チームに加わる。主な取材分野は、過労・パワハラ・働く者のメンタルヘルス(心の健康)問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ようやく、出てくれたね
本書では、れいわの山本太郎の熱狂について、どういった人が支持をしているのか?と言う事に迫っている内容となります。紹介をされているケースとしては、色々なパターンがあるのかな?と思います。
個人的には、以前に立憲民主党を支持してして、寄付もしてしまったのですが、あれはガッカリだったなー。と言うのが正直な所です。全くの個人的な話になりますが、切り捨てられ人を拾った所に心意気を感じた。と言う記憶していますが、根本的に、私は切り捨てられた人に対して同情をします。自民党にも投票をした事がありますが、野党に転落をした時ですね。絶対にぼろ負けをする。と言う事が分かっていたので、今まで良くも悪くも、お疲れさま。と言う気持ちで投票をしましたかね。
で、今は、れいわ支持ですね。これは簡単なんです。切り捨てられた人の方向を向いているのも、勿論なのですが、かれこれ10年以上前から、私が言っている事を言ってくれているからです。
私が20代の頃は年間の自殺者が3万人を超えていて、これについて、もっと皆、真剣に考えようよ。と言う事を口に出したりもしましたね。後は、その後に負い目も負ってしまったのがありますね。
同じクラスでもあった知人の自殺と近所での一家心中。それと定期的に発生をしている、どこの人かは分からないのですが、時折住んでいるマンションまで来て、わざわざ高層まで行って飛び降りる人がいるんですよね。なので、自殺。と言うのが、そこまで他人事ではないんですよね。それでも止める事ができなかったし、止める為の努力を自分が何かしたか?と言われたら、特に何もしてきませんでした。誰かが言ってくれるのを待っていたり、受け身のスタンスだったのかもしれませんね。
この自殺者をなんとかしたい。と山本太郎が言ってくれた。それ以外にも、人の為に泣いてくれている。もう、これだけで山本太郎を支持するのは自分の中では充分です。
選挙が近くなると、政策について論議が始まり、私の周りでも急に経済の政策通みたいな事を言い出す人はいるんですけど、絶対に分かっていないんですよ。私なんて、サッパリ分かりませんもん。
例えば、山本太郎の政党の中には消費税廃止があります。これについては、富裕層への課税強化とかで財源を捻出する。と言っているんですけど、そんなもの、ちょっと調べれば分かるのですが、何故か、ここに疑問を感じる人は調べもしないの。それなのにマウントを取って、どうやるのか?言ってみ?みたいな事を上から目線で言うの。あれ、なんだろうね?ちょっとは自分で調べろよ。と思ったりもするのですが、それに大して、私はやった事がないのですが、動画を見ろ。と回答をしている支持者の方も多いみたいで、質問をした人からしたら、何だよ?動画を見ないといけないのかよ?れいわの支持者って自分の言葉で語れないバカなのか?と言う、これまた謎の上から目線を繰り広げるのですが、それについての回答を自分なりにしておきたいと思います。
まず、私の場合には、山本太郎を支持しているのは、上述をしているように感情の部分が大きいですし、山本太郎の動画を、そうした意味でも見て貰いたい。とは思います。で、感情がベースになりますので、財源の捻出方法としては、富裕層への課税と法人税の課税強化。とか、クソ面白くもない、テキストでの回答に価値を感じていないから、山本太郎の支持なんですよ。勿論、財源の捻出方法として、富裕層への課税強化については賛成になりますが、興味があるんであれば、自分できちんと調べろよ。と言う意味で面白くない。と言う意味です。
役人のサボタージュ
話としては、当時から聞いていたのですが、いわゆる民主党政権の時には、公務員がサボタージュをしていたんですって。自民党に変える為に役人が政治家から言われた仕事をサボってやらなかったらしいです。
これ、書籍内で実際に役場周りで働いていた人の証言として書かれています。他にも鳩山の時に、米軍移設をしようと、腹案を信用出来る。と思っていた人、数人に言ったら、翌日には記事になっていたり、アメリカや官僚から見たら、自民党の方が良いんでしょう。言う事を聞いて、法人税下げて、消費税上げて、配当金としてアメリカの投資家に還元してくれますからね。
ある種、これもシステムですよね。で、そのシステムについて、巻末近くに安冨歩さんの現在の政治のシステムが書かれていました。
自民党と官僚のシステム
自民党の解説については、最後に安冨さんのシステムの解説を読むと分かりやすいです。なるほどね。とストン。と自分の中で理解をしやすかったですね。出来れば読んで、自分の目で確認をして頂きたいのですが、権力が欲しい人が自民党に集まる。と言う事です。確かにその通りですよね。
そして、権力はくれてやるから、代わりに役人には徹底的に都合の良い政治を作る。それを自民党がやる。これで二人三脚ですね。本当に腐っていますわ。と言う気がするのですが、これをどうにかする役割として、れいわには期待をしたいですね。
安冨歩さんは、参議院選挙の時に公約として、石井さんの後を継ぐ。と言う事でしたが、多分ですが、衆議院選挙でも出てくれると思うんですよ。その話は、また別のれいわの書籍で!以下になりますね。
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