以前に別ドメインでやっていたサイトの転載となります。情報として古い内容となります事を予め、ご理解をお願いいたします。
記憶術とは
膨大な事柄を暗記し活用していく方法を、記憶術と呼びます。記憶するという行為を独特な手法で実践し、一度覚えたら忘れないでいつでも頭から取り出せるテクニックで、記憶術をマスターした方は驚異の力を発揮し何時間分ものスピーチを原稿なしで行う事が出来たり、法律など非常に難しい分野を暗記して資格試験に万全の態勢で挑む事が可能になるとされています。
そもそも古代ギリシャにおいて、記憶術は現れました。記憶術は、学問としてだけでなく、教養としても重要視されたもので、詩人シモニデスが始めたものです。記憶術が発達していく背景には、当時の議会でメモが禁止されていた事が深く関わっています。記憶術は英語で表すと『nmonic』となり、語源を探ってみるとギリシャ神話で記憶を司る女神ことニーモムシュネー《Mnemosyne日本においてはムネモシュネと発音する場合もあります》からとられています。その後記憶術は、中世に引き継がれていき、現在でも受験対策や資格取得などに活用され効果を得ています。
どんな風に記憶をしていくかは様々な方法が存在します。まず言葉を文字に変換し覚える方法や、自分自信覚えやすい方法で暗記を行い、その覚えたい対象を分割してしまい、そしてまた結合させるという方法もあります。どの記憶術がその人に合っているかは、行いやすさなど個人差がものを言うので、幾つか試してみて自分合うものをチョイスすると良いでしょう。高校大学受験や入社試験に止まらず資格受験など試験の際に、たくさん暗記をしておきたい方には是非とも覚えておきたい一つの手。特に記憶術が力を発揮するのが、人名や年号などやたら多い歴史に始まり、英単語や数式などにも効果的で、役立つ分野はとても広く有益です。近年では特に効果抜群の学習法として注目を集めていますので、より自信の実力を上げたいのならば、記憶術を身につける事は非常に意味のある事ではないでしょうか。
記憶術の始祖・シモニデス
記憶術が歴史に誕生した背景は一体どのようになっていたのでしょうか。記憶術は地球上で初めて行ったと言われるのがシモニデスになります。シモニデスは紀元前556年頃のケオス《現在のケア島》に生を受け、数々の優秀な詩を作り遺したとされる実在した古代ギリシアの詩人です。日本で言う所の頌歌《しょうか》に当たるというオードと呼ばれる抒情詩の天才とされ、またそれに加えて、ペルシャ戦争時の戦没者を記念した墓碑銘も非常に有名になっていて、当時はシラクサ王ヒエロン一世に大変気に入れられ宮廷で生活を送った事もあり、紀元前468年にこの世を去ったと言われています。古代ギリシアの女詩人でアプロディテの讃歌などで著名なサッポ―や、オリンピック祝勝歌を沢山作った事で有名なピンダロスらと共にシモニデスは9歌唱詩人の一人として名を馳せました。
所謂、記憶術をシモニデスが初めて披露したと云われているのが、大地震が人々を襲った時とされています。その日はパトロンのスコパコが戦車競走で勝った事をお祝いしての祝勝会が行われ、シモニデスも参加していました。訪ねてきた人と挨拶を交わす為に座っていた祝席から出ると突然屋根が崩壊し崩れ落ちてきました。悲しい事に沢山の犠牲者が出ていまい、加えて遺体の損傷が激しく遺族でもさっぱり確認できない状態です。偶然一命を取り留めた唯一の生存者であったシモニデスは、遺族の為にも身元を調べる役目につき奮闘しました。彼は凄まじい事に参列していた人物を全てはっきり記憶していて、人物と位置を関連付けてどこに誰が座っていたかさえも覚えていたのです。
シモニデスが後に、この経験談を本に『記憶劇場』にて理論的に固め発展させ、『座の方法』としてまとめました。この『座の方法』が記憶術の原型として伝わっていきました。現在において、シモニデスが記憶術の始祖と言われている所以は、記憶術の原型を生み出し発展させたのが彼自身であり、その情報処理の方法が後世に語り継がれていったから他になりません。
記憶術と歴史
記憶術自体は古代ギリシャの詩人であるシモニデスが基礎を構築しましたが、歴史を紐解いていくと驚異の記憶術を誇る偉人はシモニデス以外にも存在します。シモニデスと同じ時代古代ギリシャに生きたキケロは大変長い時間の演説を原稿無しでこなしたという言い伝えがあります。キケロは紀元前106~紀元前43年と63年間生きた人物で、有名な哲学者でありまた弁論家としても活躍しました。原稿を見ないで3時間という長時間の大演説を行いましたが、驚くべき事に演説の内容は原稿とまったく同じものだったそうです。
キケロは後に『弁論家について』という記憶術を扱った興味深い書籍を残しています。当時においては教養の深さが権力をつかむ最大の武器と考えられていて、記憶力の高さの競争が常にあり、そのような時代背景が関係しているのでしょう。
記憶術が後世に伝えるのに多大な影響を与えたと考えられるではないでしょうか。
日本にも独自に記憶術を身に付けたと考えられる人が存在し、名前を稗田阿礼《ひえたのあれ》といいます。古事記の編纂者として有名ですが、その凄さは一度見たり聞いたりした事は決して忘れないと言われるほどに物覚えが凄まじく良く、皇室の系譜を記した『帝紀』や各氏族の歴史書『旧辞』など大変難しい書物を暗誦していとされます。記憶術関連の本は、現代に入って盛んに出版されだしました。その時に一躍脚光を浴びたのが和田菊次郎になります。面白い試みとして記憶術の実演会を開催し、100人が口にした単語を全て暗記するという離れ技をやってみせ、『和田守式記憶法』を生み出します。また東洋大学創設者として知られる井上円了は、現在の記憶術考案に大変影響を与えたと考えられ、古代ギリシャの流れをふんだんに孕んでいるヨーロッパの記憶術から影響を受け『記憶術講義』なる本を書いています。記憶術とはつまり非常に長い歴史のなかで研磨された人類の英知とも言えるのではないでしょうか。
記憶術が広まった背景
紀元前に記憶術がギリシャの詩人によって開発されて以来、歴史をまたにかけて浸透していった理由として記憶力を向上させる事だけが目的ではなく、他にも理由が存在するようです。古代ギリシャにおいて記憶術は修辞学の一つとして認定されていました。弁論術とも言われている修辞学とは、いかにして聴衆を納得させる事の出来る演説を行う事が出来るか、言論技術を向上させる為にはどの様にすれば効果的なのかを学ぶ学問で、記憶術が生み出された古代ギリシャでは演説を行うプロとして雄弁家なる物もいました。そこで凄いのが、メモを使っての弁論はご法度になっており、記憶力だけが頼りになっていた事からも、記憶術はなくてはならない必須の技術だったと言えます。
記憶を行う為の技術がヨーロッパに広まっていくと、効果的に大量の書物を暗記する際に有効な手段として活用されました。まず第一に当時はまだ紙自体がありませんでした。紙の代わりとして非常に高価な羊皮紙を使用し、書物ももちろん手書きで行っていました。聖書などを記憶しなくてはならない修道士や神学者は、聖書を忘れないように記憶術を活用して日々努力していたそうです。加えて、記憶力の高さは知力のバロメーターともとれたので、古代ギリシャでは教養のある人は必ず身につけるべきテクニックとも言えて、常時鍛えていかなくてはならない技術であった事も深く関係していると言えるでしょう。
古代ギリシャではなくて近代の日本の場合は、記憶術自体は明治時代に組み込まれて、福沢諭吉の『学問のすすめ』の影響もあってか、学問で生計を立てようと一念発起した方が増えた事により、記憶術が所謂ブームになり普及しました。現代においては、主に受験対策に効果を発揮するとされ、記憶術に関する書籍などは人気を集め沢山あります。今では決して教養人に必須なテクニックとはいえなくなりましたが、暗記物が大変多い分野の勉強では知っていると知らないでは雲泥の差が出る事から、受験成功の秘密兵器として浸透してると言えるでしょう。
記憶術とパフォーマンス
記憶術がもつ2面性として、教養として知識の高さと見なされていた過去があるのとは反対に、単純にパフォーマンスとしての形も受け継がれてきた側面も持っています。テレビなどでよく見かけるものとして、短時間に単語を暗記し発表したり、円周率をとてつもない桁まで暗証している姿などよく見受けられます。やり方をマスターしてしまえば幾つもの情報を暗記する事が可能とされる記憶術ですが、覚えるだけではなく流暢に暗記した事を話す様は驚愕にあたいします。記憶術が得意で上手く活用している方は人々から尊敬の対象で見られますが、昔は大道芸人としてパフォーマンスに記憶術を用いて、生計をたてていた方もいた様です。記憶術というのは、高度な内容を覚えようとすればする程それなりに時間が必要になり濃密なトレーニングをする事が必須で、そのため常人には普通出来ないパフォーマンスとして実践されている事もなんら珍しい事ではないと言えます。
さらに面白い企画として、記憶を用いた記憶大会なるものも存在します。それは記憶力世界選手権といい、イギリス人著述家でもあるトニー・ブザンが提唱し開催されるようになった大会で、イラストの順番やトランプの並び順などを覚えたり、1時間という短い時間で10進法の数を記憶していくといった、一般的な記憶力では太刀打ちできないようなかなりハイレベルな種目が多く、記憶力を競う世界的競技会といっていいでしょう。さながら記憶力のワールドカップとも言えますね。そこで披露されるとてつもない記憶力は、見た人々は誰でも驚き簡単の声を出してしまうはずです。
記憶術をトレーニングし極めていけば、そのような大会に参加でき自分を試すだって可能になります。そのような目的がなくても、試験勉強や資格取得など生きていく上で役立つ事は沢山あるので、少しでも興味がある場合はやってみる事をお薦めします。
記憶術の方法
現在判明しているだけでも、非常に沢山の種類が記憶術には存在します。その多くの記憶術を大別してみると、記憶しやすいコツを理解し覚えていく方法と、脳それ自体の特性を活用して覚えるという方法の2つに判別できる様です。記憶するコツをマスターして実践する記憶術は、『座の方法』を生み出し記憶術の始祖でもあるシモニデスが代表格になります。由来ともなった有名な宴会場でのエピソードでは、参列者を座っていた場所に関連付けて覚える方法が出てきます。
その様な方法として、語呂合わせもシモニデスの方法の中に含む事が出来ます。文字や数字をそれ自体で覚える訳ではなく言いやすい言葉に変換して覚える方法で、794年に平安京が桓武天皇により首都となったのを『鳴くよウグイス平安京』、元素記号の暗記の仕方として『水平 リーベ 僕の船~』などは学生時代に誰でもやった事があるのではないでしょうか。もう一つの記憶術として挙げられるのが、脳の機能をパワーアップさせるという方法になります。ゲームなどでも大ブームとなった能力トレーニングなどが非常に有名で、脳を鍛えトレーニングする事で記憶力をアップさせたり、計算を素早く出来るという様な能力を上げていく方法です。脳の能力はトレーニングをしていけば今よりも機能がアップする事は実証されており、鍛えれば鍛えるほど能力も開発され高いスキルを持ち入る事ができるので、簡単な問題を何度も解く事や、瞬間的に目に入ったものを記憶したりする様な、脳を使った様々な練習を繰り返し練習していく事が重要になります。
トレーニングだけではなく、脳に良い食べ物を食べる事も定番と言えるでしょう。脳自体にエネルギーが足りなくなりガス欠状態に陥ると、記憶力や集中力の低下などを引き起こし脳の力を下げてしまいます。また記憶力アップが期待出来るサプリメントも大変人気を集めています。当然の事ながら記憶術の効果は、人それぞれ個人差が出てしまうので、沢山ある記憶術の中からどのような方法があるのかをチョイスし、自分に最適な方法を見つけ出し効率良く実践していきたいですね。
記憶術のメリット
記憶術を活用出来る事のメリットを紹介します。一般的に記憶術は、受験や資格試験に非常に役立ち効果的だとの感想を抱いており、とても多くの単語を暗記したり、難しい法律や暗記の代表ともいえる歴史や地理の勉強において効率的に暗記を行えて大きな効果を得られるメリットがあります。
単純なこととして、記憶術は脳を非常に活性化させる力を持っています。記憶力がアップするのは当然のこと、物事を理論的に把握する事がスムーズに出来る様になったという方もいます。それと当たり前に記憶にかける時間が極端に短くなるので、時間的に考えても凄いメリットを生みます。このように記憶術のメリットとして語られるのは、膨大な知識を驚くほど時間をかけずに記憶が可能になってしまう所にあります。記憶術を用いて一度覚えた事柄は忘れにくいので、テストなど緊張してしまう時でも冷静に解答できますね。記憶術を身に付けた事により自信を持つことが出来た方も多く、緊張などからくるミスを減らす事が出来た様です。知識を中々覚えられないでいるとストレスが溜まりイライラが積ってしまう事や、出来ない事からくる極度のプレッシャーからも解き放たれるでしょう。成績が振るわず悔しい思いをした方が、記憶術を身に付けた事により急に成績がアップしだし、非常に難しい難問校に合格したり、それ以外では取得するのが難しい高難度の資格を取得出来たりなどは良く聞く体験談です
なお注意をしたいのが、効果の出方は個人個人差が出てしまうので、記憶術をマスターするには自分自身に合ったフィーリングのいい方法を選ぶと楽しく学ぶ事が出来ます。記憶術の多くは自宅にいながら出来るものがほとんどなので、わざわざ専門の学校に通うような手間はいらず、その意味でも時間短縮になります。またじっくりと記憶術を練習したい方には通信講座も開かれているので、個人のペースを守りながら習得が可能になります。色々な意味でメリットが沢山ある記憶術を、始めてみるのもどうでしょうか。
記憶術のデメリット
記憶術にはメリット同様にデメリットも確かにあります。受験勉強や資格試験習得など暗記が多いものにはとても有効なテクニックなので、知的な技術一般に適応出来る方法と思われている記憶術ですが、流石に全てにおいて万能という訳ではありません。得意とするのは暗記です。一番力を発揮するのがやはり暗記作業になります。その様な性質上、数式にきっちり当てはめて計算を行ったり、読解力を読み取る事や英会話技術のテストには不向きとされます。例えば、英単語を沢山記憶し知っている事は、英会話や英文を翻訳する上ではとても重要ではありますが、単語だけを知っていたとしても会話を成立させるのは難しいです。
記憶術を身に付けたとしても、それが良い結果に直接結びつくとは限りません。また受験では大変有効と謳われているテクニックですが、記憶術を身に付ければ必ず合格できるという訳では当然ありません。記憶術を何でも可能にする万能術と思い違いをしてしまう方がいる事がデメリットとも言えるのではないでしょうか。それと記憶術を身に付ける為には、そのやり方にもよりますが、書籍やDVDを買って学んでいるケースがほとんどです。それらの購入費がどうしても掛かってしまうというのもデメリットの一つと言えます。費用として数千円~一万円前後になります。注意して欲しいのが、物によっては内容が薄くあまり意味のない資料なのに高額の費用を請求する悪質な業者もあるので、気をつける必要があります。
また、せっかくお金をだして購入したとしても、しっかり学んで理解しなければ宝の持ち腐れになってしまいます。最後に気をつけなければならないのが、効果は均一ではなく個人差があるという事です。すぐに効果が出て記憶力が上がる方もいれば、なかなか成果が出てこない方ももちろんいます。記憶術自体は確かに非常に優れたテクニックではありますが、上に挙げた様なデメリットも生じますので、しっかりと考えてからスタートさせましょう。
記憶術と脳
記憶術が何故可能かと言うと効果的に脳を使っているからとされています。それでは、脳と記憶にどの様な関連性があるのか述べてみましょう。脳には本当に沢山の働きがあります。神経を司る大事な中枢であり、生命を持続させるにはなくてはならない絶対不可欠な臓器で、思考したり、感情をも支配している繊細な器官です。脳自体を大別してみると、まず大脳、そして小脳、脳幹の3つが代表としてあり、記憶術に関わる脳の部分は大脳になります。
まず大脳は、大脳皮質と大脳辺緑系などに細分化出来ますが、記憶自体に深く関連してくるのは海馬体とされています。海馬体とはその姿がタツノオトシゴの様に見える事から命名され、大脳深部に左右一個ずつ存在します。では何故、記憶と不快関連性があるのかというと、病気で海馬を手術により除去した患者はそれ以後記憶する事が出来なくなったという実話がある様に、海馬体には記憶が蓄積する場所として証明されています。海馬で覚えた記憶は半永久的に忘れる事のない記憶がほぼ全部でいて、例えば家族の名前など長期記憶と呼ばれているものがそうです。
それに比べて、長期的に記憶出来ずにすぐに忘れてしまうような一回見ただけの電話番号などは短期記憶といい、海馬ではなく大脳の前頭前皮質で記憶されていて、また恐怖を呼び覚ます様な強烈な記憶は、扁桃体に保存される様です。このようにして、記憶と脳の関係はそれざれ同じではありません。海馬体の特性を活用して行う方法をとる記憶術もあります。それだけでなく、記憶術の開祖でもある古代ギリシャの詩人シモニデスのように、場所と名前を上手に関係付けて脳に記憶を促す方法や、指を駆使して覚えていく方法も存在します。現在行っている記憶術がどの様にして脳を利用し活用しているのか、調べてみるのも愉快でしょう。
記憶術と脳トレ
記憶術は非常にシンプルな方法で練習する事が出来ます。ニンテンドーDSなどで大ブームを起こした『脳力トレーニング』は脳を活性化し、記憶術をより深いものにしてくれます。体と同様で脳の力も年齢に比例して機能が落ちていくので、日々脳をトレーニングする事は記憶低下を防ぎ、脳内の血流をスムーズにさせる事で若さを保ち、集中力の持続にも効果が期待できます。能力トレーニングは簡単な計算やちょっとしたクイズなどが中心になっています。簡単に素早く解けるような問題を決められたタイムの中で解いたり、声を出して読んだりする事で脳に刺激をおくり機能を活発にしていきます。記憶術という物は、脳の機能が活発に動き高まっている状態だとより一層効果が期待できるそうで、脳トレをして脳を動かしてから記憶術の練習をすると効率が良いでしょう。
脳トレでは、特に左右の脳でも右脳が鍛えられるので、ジニアス記憶術の様に右脳の機能をフルに使い高めて記憶力を増やす方法には、脳トレを並行してやっていくといい結果が得られると思います。加えて、脳トレには記憶力を高めるだけではなく創造性も高める効果もあります。パズルなど空間を使って当てはめるタイプの脳トレは、頭を柔らかくし柔軟な思考が可能になるとされます。子供の頃に遊んだ積み木や折り紙なども、実の所想像力をアップさせる脳のトレーニングと言えます。そこで培われた自由な発想からは、創造性豊かな考えを育み、芸術的なセンスも開かれていく事でしょう。
色々なタイプの脳トレがありますが、もしやるとするならばゲームがお薦めです。近年爆発的に売れている携帯型のゲームソフトには多種多様な脳トレ専用のソフトがありますし、ウェブ上でも脳トレを行う為のサイトがありソフトをダウンロードする事が可能です。またゲーム以外にも脳トレドリルなど、書籍も沢山種類があるので、自分の好みで挑戦してみるといいですよ。右脳を強化する方法として脳トレを推薦している記憶術もあるので、楽しみながら右脳強化と記憶術を行ってみませんか。
記憶術と五感
本当に様々なやり方の記憶術がありますが、五感を総動員して記憶を行ったという経験を持つ方もいます。これは所謂受験などを目標にした暗記をしての記憶術とは趣が少し違うのですが、一つスポーツを例に出してみます。サッカーなどでボールを狙った所へ正確に蹴る、テニスで正しいフォームを意識してラケットを振るといった動きは、何度も何度も繰り返し行っていく事で覚えます。同じ動きを何度も反復して練習する事で次第に身についていくものです。反復をする事で体に動きをインプットし、しっかりとそれらが身に付いていれば全然意識しなくても自然に体が反応して動けるようになります。こういった事を、方法記憶といい一種の記憶術になります。
それとは別に、試験や受験では大量の単語や記号を暗記しなければならない事が多々ありますね。その様な時に是非活用したいのが、音を使った記憶術です。必死に書いて覚えるよりも、英単語は声にだして読んだ方が、スペルもより確実に覚えやすくなるでしょう。また数の大変多い難しい漢字を暗記する時に、その漢字の書き順に節を付けて歌いながら覚えるという記憶術もあります。口を動かし話ながら、そして手を使い書きながら行うと、沢山の情報が耳と目から入り手や口も動いているので脳の中で記憶がバックアップをし易いともされているので、記憶術としは良い効果が期待できる様です。
それと誰もが経験あると思いますが、食事中食べ物を食べている時、ふいに何かしら記憶が蘇った事はありませんか。印象に残る体験とその時食べていた物に記憶が結びつき反応した事で、記憶がより一層長期的に保全されていきます。同じ様な理屈で、臭覚と記憶術も結びつく事が多いので利用してみるのも面白いでしょう。記憶は五感をふんだんに用いて行うのも効果的です。少し違ったやり方で楽しみながら出来る記憶術として、チャレンジしてみるのもどうでしょうか。
記憶術と学習法
数ある記憶術の中でも最も学習に効果的だとされているのがSQ3R法です。まずSはSuevey《概観》、次のQはQuestion《質問、疑問》になり、3RとはRead・Recite・Review《読む、暗唱する、復唱する》を意味していて、欧米を中心として非常に良く知られている学習法です。どういう事かと言うと、こらから学習していく事を概観する事で全体像を構築しそれを把握して見出しなどを付けていきます。その後、学習内容に対して自分で考えた質問を作り、それプラス、自分で作りだした質問を頭におきながら熟読し、さらにしっかりと読み直し、そしてそれらが終わった最後の最後で復習を行うという物です。優秀な記憶術でもあるSQ3R法ですが、物事を理論的に捉え対象をはっきりさせる特徴があるので、子供に論理的思考能力を付けるのに有効とされます。3Rでの何度も反復して読み返す事や、暗唱させる事により記憶もより一層しやすくなるでしょう。
SQ3R法と良く似た記憶術もありPQRST法と言います。最初のPはPreview《概観》、次のQは同じでQuestion《質問》、3つ目のRはRead《読み》、4つ目はSでState《応答》、最後のTはTest《テスト》の5単語からなり立ち、記憶改善に凄い効果が期待できる方法として知られます。これらの学習にも良く使われている記憶術から新しい形のテクニックが開発され出しています。
欧米で広まっているSQ3R法をアレンジして改良したのがキーワード式速読速解法です。日本人によって日本流に改善された記憶術で、概観を最初に理解するのが第一段階での事や、見出し毎に分けていくのはSQ3R法となんら変わりはないのですが、違う点として本の段落にまず番号を振り分け、印象的で頭に残る様なキーワードを見つけてそれを書き留めます。その作業を繰り返し行う事で本概観がくっきりと出現してきて、自然と全体像を把握し理解できる方法になります。記憶術として大量の単語や記号を暗記するというよりも、学習や読書の質自体を上げて効率化を図る方法ですが、これを行う事で暗記だけはなく理解度が深まっていくのではないでしょうか。
記憶術と運動
記憶術を行うちょっと前に、とある準備をするだけで効果が高まる方法があります。それは非常に簡単な事でちょっとした運動を行う事です。勉強をする前に運動をするなんて考えられないと思う方もいるでしょうが、実の所運動をして体を動かすという事脳が活発に動く事が判明しています。注意したいのが運動と言っても、激しくやる物ではなくウォーキングの様な軽いものがベストとされ、約30分くらいから長くやったとしても1時間程度の軽い全身運動が適しています。歩くという行為は全身を刺激し血流の流れをよくしますから、脳へスムーズに血が巡り、記憶力向上に直接繋がっていきます。それに加えて、歩行運動は特に前頭葉に働きかけ動きを活発にするので、散歩中に急に今まで思いつかなかったアイデアが思いついたり、解けなかった難問の答えが思いついた経験を持っている方も多くいる様です。
また歩くという行為には思考能力をアップさせる効果があるとも言われています。記憶術を実践している時は基本は机に座ってやりますが、長時間椅子に座ったままだと体の筋肉が固まり凝ってしまいます。軽く運動を行うという事は、疲労回復にも適していて、行き詰った時のリフレッシュにも効果があります。体を動かし頭がスッキリと快適になれば、記憶術自体の効率も良くなるでしょう。
体全体を使った運動の他に指を使っての運動もお薦めです。指先や手先を動かすと脳が刺激されるので動きが活発になります。老化防止に効く運動としてもお馴染みですね。指先の運動は老化防止にも効果があるお馴染みの運動なので、記憶術を始める前にウォーキングのかわりとして、指先を動かし脳に刺激を送ってみましょう。じゃんけんや、指先を合わせたり、曲げたりと簡単な事でいいので、ゆっくりと指を動かしてストレッチを行います。手の指だけでなく足先や腕肩の運動も連動してやればより効果的です。脳がその力をフルに発揮出来る様にする為、記憶術を行う前の軽い準備体操だと割り切ってやってみませんか。準備体操以外にも、記憶術で脳が疲れた時のちょっとした息抜きとしてもいい感じです。効果的に記憶術をやる為の習慣として体を動かしてみるのはいかがでしょう。
記憶術と睡眠
記憶術を駆使して暗記した記憶をしっかりと定着させる為には睡眠のとり方が重要になってくるのをご存じでしょうか。受験勉強など試験に強い力を発揮し広く利用されている記憶術。その様なイメージのせいか、しっかりと記憶するには寝る間を惜しんで必死に勉強しなければならないという感じが定着しているかもしれませんね。しかしながら、実際の所睡眠と記憶はとても深く密接な関連性があるのです。そもそも睡眠不足だと脳自体の働きも悪く上手く行きません。集中力が持続せずやる気が出なかったり、頭がぼーっとして簡単な計算ミスなどケアレスミスをやってしまうなど経験したことがあると思います。脳の力を活かすには良質な睡眠が不可欠です。あまり紺を詰めて余裕ない勉強をしないで、途中適度な休息を入れて、約7~8時間程度の睡眠をしっかりととる事が理想的になります。
加えて、記憶術においても眠りは重要なファクターとされています。記憶という物は眠っている最中に脳に保存されます。睡眠中には夢を見ていますが、夢を見ているレム睡眠時にその日にやった学習内容や起こった出来事を思い出し、必要ある物なのか、それとも不必要な物なのかに区別して記憶するという作業が個人の脳の中で行われているみたいなので、睡眠をとると言う事で、睡眠をとらなかったケースよりも記憶力がアップしたとの実験結果も出ています。数ある記憶術の中には、睡眠が非常に大切だとする部類の物もあり、睡眠が記憶に与える影響は大きいです。睡眠のとり方の効果的方法は、記憶したいものについて一通り暗記したり勉強を行った後に眠りにつき、起きたらその一通りやったものを改めて学習すると記憶が確実になるそうです。加えて、解くのが難しい難問にあたった時も、睡眠をとることで記憶が整理されて眠る前は解けなかったのに解けたという体験をした方もいる様です。記憶術を効率よくする効果のある睡眠。質の高い眠りを実践し記憶術の一環として行えば記憶力アップが期待できるのではないでしょうか。
記憶術と食生活
記憶術を効率よく行うには、睡眠のとり方も大事ですが食生活にも気を配りましょう。記憶という物は体調とも関連していてとても密接な関係があります。記憶術を頑張って実践しようとしてみても、体調不良で具合が悪い状態だと効率良く出来ません。体調を維持する為にも規則正しい栄養バランスが整っている食事が重要になります。さらに記憶術の効果アップを考えているのならば、記憶力を増強する作用が含まれている食材を選択するのがポイントになります食材パワーを用いて脳を活性化させ、より膨大な記憶が可能になるようにしましょう。
そんな記憶力アップにお薦めの食材として、DHAがとても豊富に入っている青魚を挙げます。代表なものとしてイワシにサバ、またハマチにもDHAは多分に含まれています。DHAというのはドコサヘキサエン酸の略称であり、主に神経細胞のニューロンの本となる素材なので、体内では生産する事が出来ない不可欠な脂肪酸です。記憶力アップだけではなく動脈硬化や癌の予防にも効果を発揮すると評判で、摂取すると記憶力や学習能力がアップするともっぱら話題の人気成分。記憶術を実践している期間は、魚中心の献立にすると効果があるでしょう。
青魚の他に意外にもバナナが良いとされます。脳の神経伝達をスムーズに活発されるメラトニンが含まれている為、脳の伝達が早まり記憶術の効果アップが期待できる果物です。それだけでなくバナナにはビタミン・ミネラル・加えて植物繊維も非常に豊富に含まれているので、ダイエットや便秘防止にも効果を発揮する優れ物で人気を集めています。最近では食べ物の他に、記憶力を上げる効果のあるサプリメントも人気商品となっています。加齢によって記憶力が低下したなと感じる方にはイチョウ葉エキスが配合されているサプリメントを選ぶと良いでしょう。先ほど上で紹介したDHA配合のサプリメントもあるので、それと一種にEPA《エイコサペンタエン酸、DHAと非常に近い成分からなり、血栓予防になる》を摂取すれば効果がより期待出来ます。記憶術の効率を上げるためにも、食生活を見直すのも意味のある有意義な方法といえるのではないでしょうか。
記憶術を仕事に活かす
記憶術は受験対策として身に付ける方が大勢います。しかし受験だけではなく、仕事で上手に活用出来たと嬉しい体験を持っている社会人の方も多いので、仕事の効率アップを望んで記憶術をマスターするのも良いのではないでしょうか。仕事上で記憶術が役に立つ場面として、会議でのプレゼンテーションが挙げられます。大変多くの様々な資料を使用して説明を行う時、何を伝えたいのかアピールした事が確実に伝えられる様、プレゼンテーションの前に話す内容を暗記している方が多くいます。しかしながら、思い通りに記憶出来ず、落ち着かず手元の資料を何回も確認している姿は、『この人には安心して任せる事が出来ない。ちょっと信頼性がない』と悪い印象を与えてしまう事もありえます。
記憶術を上手に活用出来れば、資料を何度も繰り返し見る事なくプレゼンをこなせるでしょう。プレゼンの後には質疑応答が始まりますが、研究データなど数字を聞かれる事は多々ありえますが、そのような時でも記憶術を身に付けていれば冷静に正確に答える事が出来ます。非常に堂々とした態度でプレゼンに挑めますので、物事に動じない冷静沈着な人物だと好評価を受けるかもしれません。
また他にも、脳が活性する事で仕事への理解度が深まり作業のスピードが上がりより効率的に仕事をこなせるようになるでしょう。仕事の業種によってはとても難しい医学用語や司法用語など専門的な知識が多く必要となるケースもあるので、記憶する能力が高ければそれに比例して評価が上がる場合も考えられます。それと大量の資料に目を通す必要がある時にも役立ちます。以前より素早く多くの本を読む事が可能になる速読記憶術などのテクニックを身に付ければ、断然便利になります。当然の事ながら、仕事に関係ある資格試験を受験する為の勉強にも、記憶術は適していて使えます。記憶術を駆使して自信のスキルアップに繋げてみてはどうでしょうか。
記憶術の種類
記憶術には大変多く複数の種類が存在します。それらを今から紹介していきます。まず最初に主に英語圏の国々で活用されている数字子音置換法を紹介します。どの様な方法かというと、0から9までを決まった子音に変換して覚える方法で、簡単に言ってしまえば数字を子音に置き換える方法です。この数字を子音に置き換える方法と似た様なものが、日本にもあり数字仮名名置換法といいます。数字子音置換法では英語の子音に置き換えていた所を日本語に合わせて改良を行い、仮名を使って数字の1~0をあ行から順番に置き換えていきます。
記憶術には語呂合わせに代表されるような、人が覚えやすいような創意工夫がされた方法もあります。そんな中の一つとして場所法と言われるものがあり、これは記憶したものをある特定の場所、または架空の場所に合わせて覚える方法です。代表的なものとして、指を駆使して覚えるものがあり、片手の指を順番に1~5まで付けるのを片手指法、片手だけでなく両手を使ってやるのを両手指法といいます。道具を使った方法もあり、時計を使った記憶術もあります時計の文字盤を12個の項目として関連づけて覚えていくという時計法がそうです。これも場所とリンクさせて覚える方法ですから、場所法の一種といっていいでしょう。
物の一種とも言えなくもない方法があり、物語を利用して行う記憶術もあります。物語法のやり方は、物語を考える方法で、地名や記憶したい物などを時系列に沿って埋めていくという方法です。また頭文字法という、言葉の頭文字を抽出していく方法もあります。ラップのように韻を踏んでいる言葉から行う記憶術もあり、例えば1《one》をsunなど韻を踏んだものに置き換えていきます。文字とは別に形から連想していく方法も面白いです。形が似ている物に変換して記憶していく方法で、形態法といい、1なら鉛筆として覚えていく方法です。上に挙げたものが所謂代表的な記憶術の方法ですが、その他にもたくさんの種類が存在していて、連想結合法や音声変換法などがあり、現在もなお新しい方法が研究され開発されている様です。
記憶術・数字を文字に置き換える
記憶術の中には、数字や文字に変換する事で覚える方法があります。世界中で非常に有名な物として数字子音置換法があります。アメリカなど英語圏を始め、ヨーロッパ各国でも活用されているもので、世界で一番メジャーな記憶術といっても良いでしょう。その方法というのが、簡単に言うと子音と子音の間にマッチする母音を補う事で覚える記憶術で、例えば数字を子音《日本語でいう所の『あいうえお』に該当する音》に変換し、0の場合はs.c.z.にして、1だとt.d.thに変換し、それぞれに子音を置き換える方法です。
数字子音置換法をアルファベットを使わない日本向けに日本語を用いて使いやすく改良したのが数字仮名置換法になります。この日本人の為の記憶術というのは、1ならあ行を使い、2の場合は次のか行、3ならばさ行を当てはめ、4の時はた行でという様に、1に始まり0までを仮名であるあ行~わ行で置き換えて記憶していきます。また文字を使わずに数字そのものの視覚的効果である形を用いて覚える方法を形態法といいます。1ならばまっすぐ伸びている形なので煙突や鉛筆などを連想し、2はアヒルがしっくりきて、3の場合は耳など、形から物を連想し関連付けて覚える記憶術になります。
誰もがやった事はあるといえる語呂合わせも言ってしまえば数字を文字に置き換える方法ですね。記憶術の存在を知らない方でも、語呂合わせなら遊びや学生の頃の勉強で行った方も多いでしょう。1の場合はイまたはイチ、ひとと読む場合もあり数字それぞれにどの様な読み方があり、自分自身が覚えやすいような節を付けて覚えた経験は受験生にはあるのではないでしょうか。記憶したい事を置き換える方法自体は幾つか存在しますが、語呂合わせは簡単に実践できる事からもよく知られているようです。簡単だからといって、効果が薄い訳ではなく、方法はいたってシンプルですが、歴史の年号を暗記したり、円周率を覚えたい時には効果が期待出来ます。これらの方法に慣れていない最初の頃は挫折しかけるかもしれませんが、一旦やりかたをマスターしてしまえば非常に応用しやすい記憶術です。
記憶術・場所で覚える
沢山ある記憶術の中には、文字ではなく場所に覚えたい物《名前、日付、数など》を関連付ける事で記憶を行う方法があります。それは場所法と名付けられて、記憶術の中では大変有名な方法の中の一つです。場所法のメリットとして記憶が長い間保持しやすい事が挙げられていて、場所とリンクさせて覚える事により脳内で記憶が非常に色濃く残り、その為記憶が長い期間において保存される、所謂長期記憶が可能になります。場所法は現実世界の場所でも、架空の場所でも適応できます。
場所法の一つでよく知られている方法に片手指法というのがあります。片手指法のやり方を紹介しますと、例えば5個の事柄を記憶したい場合、まず左小指を1とし、次に左薬指を2、真中の中指は3、人差し指には4を当てはめ、最後に左親指を5と決めて、そのそれぞれの指に5個の対象を当てはめて記憶を行います。さらに多くの事柄を覚えたい時には、両手の指を全動員した両手指法を使います。1~5までは左手を使用する所は片手指法と一緒ですが、両手指法の場合はその名の通り右手も使います。両手指法の場合は右手は小指からではなく親指から始まります。まず右手の親指を6としてスタートし、最後の小指を10とします。時計法は、文字盤に関連付けて覚えていきます。指を使用した記憶術を行う際には、指の数である10までが記憶の対象になりますが、それ以上覚えたい時には指を使わず時計法を使用するのも一つの方法としてあります。
指と同様に数字を当てはめていき、分かりやすい例として1時を1に当てはめる事をスタートとして、12時を12として完結させます。1つの場所に1つの事柄を当てはめるのが場所法ですが、その特性ゆえに大量の記憶を覚えたい時などにはあまり実用的ではないという弱点を持っています。一度覚えてしまえば長期記憶となり忘れずにいられますが、沢山の事柄を記憶したい時には効果的とは言えないので、少ない事を確実に長期間覚えたい時に力を発揮すると言えるのではないでしょうか。
記憶術・物語で覚える
数ある記憶術の中には、面白い事にストーリー性に着目して記憶を行うというものもあります。それを物語法といい、記憶したい対象をストーリー仕立ての時系列に並べて把握する方法で、登場する人物や動物など様々なものが行動したり、ある特定の場所に行ったりする事を物語に仕立て考える事で記憶を行っていきます。元素記号を語呂合わせで覚えるのは記憶術の中においてスタンダードとも言えます。それを語呂合わせを使わずに物語法を活用する事で記憶するのも可能です。元素記号表というのは原子量と酸化数を元に作られた表の事です。H 水素、He ヘリウム、Li リチウム、Be ベリウム、B ホウ素、C 炭素、N 窒素、O 酸素、F フッ素、Ne ネオン~と順番に続いています。例えばこれを物語法を用いての記憶術に変えると、『水素自動車で運転していたら、ヘリウム入りの風船を持っている子供を見た。その子供は逆の手にリチウム電池を持っていて~』と言うような物語を自分で構築します。覚える事柄が例え沢山あったとしても、ストーリー仕立てにする事で非常に印象が強くなり、記憶にも強く残りやすいそうです。
この物語法のコツとしては、なるべく感情に訴える内容にするとより効果的になるといいます。単純に面白い物語や耳にして愉快になるようなストーリーは、特に意識しなかったとしても自然と頭に残っているものです。それだけでなく、悔しい思いや怒りの感情は中々忘れる事がないのと同じで、感情を刺激するようなストーリーを組み立てられれば、非常に効果的になります。
それから一つのポイントとして、大量の事柄を覚えようとする時に、その大量さゆえに物語が非常に長くなってしまう場合が考えられます。しかしながらあまりに長く一つの物語を作ると記憶するのが大変になると考えられるので、その一つの話を幾つかのパートに分けて覚えていくと効率が良いです。ストーリーを作るのに自信のある人や読書家には、相性抜群の記憶術と言えるでしょう。
記憶術・頭文字で覚える
数ある記憶術の中には頭文字法というやりかたもあります。頭文字法というのは、その名のから想像する通り言葉の頭文字を覚え活用していく方法で、まったくもって難しいコツなど必要ない為、誰でも挑戦できる幅の広い記憶術と言えるでしょう。例えばテレビとリモコン、そして時計を覚えようとした時は、『て』『り』『と』といった具合に頭文字を拾っていきます。言葉の頭文字を抜き出して使う簡単なものですから、簡単に取り入れられるはずです。沢山のキーワードが出てきて文字が長くなってしまう場合は、順番を無視して自分が覚えやすいように文字を並び替えて効率よくするのもポイントです。例えば、5つのキーワードの頭文字が『つでがたき』となった場合、そのままでは日本語的に意味がなくただの文字の羅列に過ぎず、あまり効率の良い覚え方にはなりません。その様な時は、『つでがたき』を『つきがでた』と意味のあるものに並び替えてしまい、さらには『月が出た』と漢字に変換する事で記憶を深めていきます。
このように活用して行く事で記憶術の能力はアップします。言うならば文字のパズルともとれますが、ゲーム感覚で楽しみながらやる事でより一層記憶が強くなるでしょう。また日本語だけではなく、英単語を記憶したい時にも頭文字法は力を発揮します。団地名や国際組織など非常に長い文字を使う場合、分かりやすくする為に略語《頭文字》を用いて表す事が多々あります。英語版の頭文字法はそれと同じ理屈で覚えていく記憶術になります。
少し例を挙げてみますと、同じ地域に集まっている島の名前や、同様の農作物を作り輸出を行っている国、さらには売上高トップの企業名など、覚えたい言葉に併せて応用を付ける事で記憶をしていきます。個人個人の創意工夫で幾らでも新しい覚え方が実践出来るでしょう。また頭文字法で覚えた言葉を音読したり、ノートに書いてみたりする事で、より強く記憶が定着します。頭文字法にストーリーを組み込んだりすれば、もっと大量の暗記も夢ではなく実現可能な目標となるのではないでしょうか。手軽に行えて効果のある記憶術として、頭文字法はお薦めの記憶術です。
記憶術で年号を覚える
記憶術が絶大な力を発揮するものに年号の暗記があります。年号は非常に似通った数字が多く紛らわしいので、時系列で順番に記憶していっても難しいものがあります。年号を覚えるだけではなくそこで起こった出来事も把握しておかなければなりませんから、闇雲に記憶するのではなく効率良くやっていく事が大切です。年号記憶にお薦めの記憶術は語呂合わせになります。単純に数字自体を言いやすい言葉に置き換えて覚える事が非常に効果的とされています。昔から馴染みのある方法ですが、数字を置き換えるという行為が記憶をより強いものにします。口に出す事で自然と定着しますし、独特の節回しをするなどして、例えば歌の歌詞を思い出すような感覚で年号が頭に浮かんでくるというケースもあるでしょう。語呂合わせでの年号暗記は記憶術の中では王道とも言える方法なので、インターネットや書籍でちょっと調べるだけで簡単に見つけられます。
語呂合わせとは別に、音声変換法も効果的な記憶術です。最近では面白く新感覚な記憶術で俳句を用いて年号を記憶したり、起きた出来事からイメージを膨らませる方法も存在します。特に俳句は5・7・5とリズムを出す事が出来るので、とても頭に残り記憶しやすいでしょう。イメージから暗記し記憶をつくる方法は、出来るだけインパクトが強く鮮明なイメージを組み合わせるようにしておくとより一層記憶が固く頭に保管され、記憶が頭に定着するようになります。普段では思いつかないような強烈なイメージであればあるほご、記憶が固まり忘れられなくなります。
多種多様にある記憶術の中で年号を覚えるのに最適とされているは、ジニアス式の記憶術とされています。少ない時間での大量暗記に効果抜群なので、年号を覚えるのが苦手で中々覚えられないという方には、お薦めの記憶術です。
記憶術で英単語を覚える
英単語を効率よく覚えようとして記憶術を身につけるきっかけになった方も多いと思います。日本人は日本語を母国語としそれ以外あまり話しませんから、英語が苦手となるのもいた仕方ないとも言えますね。しかしながら日本語だけを話せればいいという訳ではなく、TOEICの様に英語力を証明する検定試験などは就職などで力を発揮することから、英語力をアップさせるというのは社会的にも常識と認識されるようになりつつあります。
英語を覚えるのに困難な分野として英会話や長文問題などが挙げられますが、英語を話す上で非常に大切な英単語自体を覚えるのは難しく、英語学習に多々挫折が起こってしまいます。英単語を覚えられない原因として、単語の多さが挙げられます。英語をヨーロッパで使われている言語と比較すると、英単語は平均して約2.5倍もの単語があり、量だけでなく発音も独特なものがあり、加えて難しいスペルの単語もかなり多くあります。そんな難しい英単語を覚えるために、記憶術が活かされます。昔からあった従来の英単語学習の王道は、何度も何度もノートに書いて暗記することです。基本ですが繰り返し描く、それに加えて単語テストなどチェックを行い、または、実際に声に出して自分で確認するのが一般的です。今でも記憶のスタンダードとして学校などで頻繁に行われています。英語力を向上させる記憶術は数多く存在するので、インターネットなどを用いて色々と検索してみると面白いと思います。
速く記憶を行い学習できる技術が学べる記憶術や、聞く事を重視した音楽を用いて英単語を覚える方法、それに読むスピード自体を上げる速読する方法などもあります。その他にも例えば『unlucky』『unhappy』みたいに、頭に付ける文字で意味が変わる単語から攻めて覚える方法もあるようです。そんな中で英単語を記憶するのに効率的な記憶術とされているのが藤本式記憶術になります。初めて知りえた英単語だとしても30分で1000個記憶する事が可能とされていますので、気になる方は詳しく調べてみる事をお薦めします。
記憶術で数字を覚える
記憶術を使って数字を記憶しようとする方は沢山いるようです。例えば円周率の記憶など、何千何万もの非常に多くの桁を暗記するには、普通に暗記していくだけでは到底無理とされています。そのような莫大な桁を覚えようとする時によく使用されるのが語呂合わせです。日本においての円周率の語呂合わせとして有名なのが、3.141592653 589 79323846264 3383279の30桁までを覚える時に用いるもので、『身一つ世一つ生くに無意味、曰く、泣く身に御社(みやしろ)に虫、さんざん闇に泣く』があります。日本語ほど英語圏では語呂合わせは浸透してはいなく、語呂合わせのかわりに数字を文字数で置き換える特殊な方法が主流になっていて、例えば3.1414を『How I want a drink』という感じで文字を置き換えています。数字を覚える方法は、語呂合わせの他にも存在します。数字をある特定の名詞に変更してストーリーを作る記憶術や、数字仮名変換法といって数字を文字に置き換える方法などが有名です。
それと数字を覚える事は何も受験や資格試験の為だけにあるのではなく、もっと普遍的なものと考えていいでしょう。例を挙げると、銀行で振込や出金を行う場合必ず暗証番号が必要になり、パソコンでインターネットサイトなどにアクセスする際には必ず個人のパスワードが必要になり自分で決めた番号を覚えなければなりません。もちろん電話番号もそうなります。特に最近に至っては不正アクセスなどの悪質な問題もあり、それらを嫌ってパスワードの変更を必須なサイトも増えてきているので、サイトを沢山閲覧する事で多くのパスワードを記憶しておかなければならない場合が増えています。メモをしっかり付けておけば問題ないともいえますが、メモだと他人に情報が漏れていたり無くしてしまう可能性があります。安全面を考えた時に、記憶術とは最良のセーフティボードと言えます。現代生活を快適におくる為にも、受験や資格試験に役立つだけではなく日常で役立つ記憶術を取得するのもいいのではないでしょうか。
記憶術で顔・名前を覚える
試験だけではなく記憶術を日常で活かしてみましょう。社会人にお薦めでぴったりな記憶術は、会った人の顔と名前を正確に記憶するという方法です。営業の仕事に就いている方や、窓口業務をしている方や渉外担当者など、来客が頻繁にあり人と顔を合わせる機会が多い方にとっては顔と名前を記憶することも言ってみれば仕事の一部ともとれます。初めて会った時には名刺交換をするでしょうが、徐々に2度目、3度目となってくると、その都度名刺を貰っていたら相手方に失礼にあたりますし、名前を尋ねる事で雰囲気が悪くなる可能性も考えられます。また接客業で働いている方の場合、相手の顔を忘れていると大変失礼に当たるケースも十分あり、記憶術を活用してしっかりと記憶しておきたい所です。それに加えて、顔と名前を一回でしっかり覚えると、相手方としても『一回会っただけなのに、きちんと覚えていてくれている』と好印象を持ってくれます。そういった所で、良い評価が貰えて、仕事を円滑に進められる潤滑剤になるでしょう。
ここで顔と名前を早く覚えるコツを紹介します。この記憶術のキーポイントとなるのが、その人自体が持っているイメージを膨らませて記憶する事です。例えば顔のパーツでどこが一番印象に残ったか、また話し方や声はどうだったかなどからイメージを構築していきます。名前の場合同じ名字が多い場合だと覚えにくいものですが、鈴木さん、佐藤さんといった日本人に多くみられる名字ならば、その人の顔の雰囲気や態度などと絡めて記憶に残るように上手くイメージを作り上げていきます。また効果的なのが、その人の髪形や服装、加えて会った時に付けていたコロンの臭いなどと関連付ける事です。
様々なやり方が存在するのも記憶術の特徴です。それらの他にも、名前を繰り返し読み上げて耳にも口にも言葉を印象に付けたり、繰り返し書くなど、体を使って記憶を行うと効率がいいです。記憶術を活用し早く覚える事で、快適なビジネスライフを送りましょう。
記憶術の選び方
記憶術というものは、本当に多種多様で人気のある物、受験や試験に相性がいい物など沢山あります。そんな沢山ある記憶術を選ぶ時にどのようにして選択すれば良いのでしょうか。選ぶ基準として最も重要な事は、自分にとって何が一番効果があるのかを見極めて記憶術を探す事です。凄く有名で話題の方法だとしても、自分に効果がなければまったく持ってやる必要はありません。記憶術を習得する為に掛かった時間も無駄になり意味がないので、口コミや体験談など情報を出来るだけ集めて、記憶力向上に確かな実績が出ている記憶術を選ぶ事が重要です。記憶力アップの為ではなく商売として扱っている情報商材になっている記憶術の場合、効果がまったくないのに高額な費用を設定しお金をむしり取るようなものもあるので、商売目的の悪質な業者ではないかをきちんと確認しておく事も大切です。その様な悪質な業者に引っかからないように、返金保証のある所を中心に見て行くと安心できます。
それに加えて、目的に沿った自分に必要な方法をチョイスする事が大切です。記憶術においては、各それぞれに相性がありそれに適した分野が存在します。一般的に良く使われている高校や大学受験に適応したテクニックに始まり、資格修得の為の試験、年号や数式など暗記するのに効果を発揮する記憶術もあれば、文字の暗記だけに止まらず応用問題にも幅広く使える記憶術など、それぞれの分野にあったお薦めの記憶術が何かを調べて把握しておきましょう。
そして当然の事になりますが、どうしても記憶術の効果は個人によって差が出てしまいます。人によっては記憶術をマスターし目覚ましい効果を挙げられるケースもありますが、どんなに頑張って練習しても効果が出ず成果と結びつかない方も確かにいて、記憶がきっちりちゃんと定着するかどうかは個人によって大きな差が出てしまう様です。しかしながら、効果が出ないからといって悲観的なり、記憶術全てがまったく無意味になる事ではありません。例え一つの方法が駄目で効果が出なくても、その他の方法を選択すれば上手く出来る事は意外と多いので、自分に合った記憶術のタイプを探していくのも重要でしょう。何個か試しに記憶術をやってみて、自分自身に一番しっくり来る相性のいい記憶術を選ぶようにする事で失敗を減らしていきましょう。
ワタナベ式記憶術とは
非常に知名度の高い記憶術としてワタナベ式記憶術というのがあります。この方法がどの様なものかというと、主に右脳の力を効果的に引き出すテクニックとされていて、高校受験などの試験勉強に効果を発揮すると言われて有名です。ワタナベ式記憶術は、渡辺剛彰氏により生み出されました。彼は自身が小さい旧制中学時代において、非常に出来が悪く成績が芳しくないのを見かねた父親が記憶術を教えて、学校での成績がどん底からトップに上り詰めた逸話があり、その後記憶術を効果的に活用して東京大学入学、更には難しい事で有名な司法試験でも合格して、記憶術の研究家として認められている方です。
渡辺氏が学生の頃父親から教えて貰った記憶術は、井上円了博士の方法をベースにとったヨーロッパの記憶術の流れを汲むものである事から、ワタナベ式は主に明治時代に颯爽と現れた記憶術の流れがベースになっています。従来から存在する連想結合法や音声変換法を活用し、それに改良を自ら加える事で試験勉強向きに改善したのが特徴でしょう。基本的なワタナベ式の考え方として、第一に素早く記憶する、そして整理して覚える、最後に連結して覚えるという事になります。
加えて、記憶を効果的に行う為の練習として、5つの練習法《連想結合法、数字変換法、変換記憶法、基礎結合法、鈴なり式記憶法》を活用してトレーニングを行います。ワタナベ式記憶術において大事な事は、イメージするという事です。右脳で捉えるイメージを膨らませて、記憶したい対象をきちんと記憶として頭に残るようにしていく内容となっていて、さらにはその対象にストーリー性を絡めて覚えてきます。またそれとリンクして、場所との関連性を持たせる事により一層記憶を定着させるなど創意工夫されている記憶術です。ワタナベ式記憶術はどちらかと言えば学生向けの記憶術で、内容として初心者でもわりとやりやすい物とされています。学生の方で大学受験などを目指している方は、このワタナベ式記憶術にチャレンジして見る事をお薦めします。
ジニアス記憶術とは
数ある記憶術の中で人気がある記憶術として、ジニアス記憶術が挙げられます。ジニアス記憶術は川村明宏氏によって生み出されました。川村氏は任天堂DSソフトを監修した事もある速読術の一大権威であり、右脳開発の第一人者として幅広く知れ渡っているお方です。川村氏が発案し提唱しているこの方法は、まず右脳を活性化させてトレーニングを行います。脳を使ったトレーニングを行い脳の働きを活発にし、記憶力や学習能力の向上を目的とした記憶術になります。その内容としては、初めに3分間のトレーニングを行い脳を活性化させて効率化を図り知識が定着しやすい状態にします。その状態からさらにジニアス記憶術を行っていき、記憶力を高め固めていきます。
そして肝心のジニアス記憶術になりますが、コツとして右脳をフルに使う事が大切です。普通一般的に、記憶というものは主として左脳によって行われる物です。何度も何度も書きとりを繰り返したり、暗唱を繰り返して覚えたりすると、記憶は総じて左脳に蓄積され覚えますが、左脳で保存される記憶というものは長期記憶ではなく短期記憶であるので、記憶が長い時間続くという事はありません。ジニアス記憶術というのは右脳を活発に使う事により長期記憶を可能にするのが特徴です。短期記憶と違って一度記憶したら忘れないのが長期記憶。右脳を活性化させると記憶力がよくなり暗記に強くなるだけでなく、頭の回転そのものが早くなり学習効果にも好影響を与えるそうです。
ジニアス記憶術は右脳はもちろんの事左脳も同時に使い、内容としてもそれ程難しくなく簡単なので誰でもチャレンジできる方法として口コミで評判を集めています。受験成功の為にジニアス記憶術を始めた方もいますが、DSソフトの速読術から興味を持ちトライした方も多くいます。記憶術だけでなく、単純に頭が良くなるトレーニングとしても実績のあるジニアス記憶術。無駄を省き効率よく勉強し暗記を行いたい方にはお薦めの方法と言えるでしょう。
宮口式記憶術とは
年数を重ねる度、記憶術には様々なもの出てきています。そんな中、1日5分間のトレーニングだけで効果が期待できるとして評判を集めている記憶術が、宮口式記憶術で人気です。ウェブ上での情報商材として人気が集まり評判も上々の様です。宮口式記憶術を生み出し開発したのは宮口公寿氏です。30年というとてつもなく長い年月を掛けて考えられ、主に難関試験と相性の良い記憶術として評判です。事実、宮口さんは学生時代偏差値41から東大合格という凄まじい実績を作り、短い時間の中で驚異的な記憶量をこなせる方法として注目されています。暗記する事が異様に多い資格試験や、最初から暗記する事が多い歴史などの受験勉強に力を発揮し、年齢や性別関係なく記憶術を実践出来ます。
宮内式記憶術の特徴として、イメージを大事に持つことを大切にした記憶術と言われます。自分が覚えたい対象を具体的にイメージ化する事を試みて、更にはその先に進み突飛なものへとイメージを進化出来る様にトレーニングを行います。大体80%までイメージが具現化出来たら、その記憶する内容をきちんと整理して、覚える内容を刷り込ませる素材をしっかりとチョイスし、頃合いを計り復習をしていきます。イメージはその想像する物によってはとても強烈で非常にインパクトがあります。特に独創的で突飛な想像は記憶にとっても大変定着しやすいものとなっています。
宮口式記憶術はやり方としてはシンプルなのですが、最初はどうしても慣れと経験が必要になりますが、イメージ化を簡単に出来るように成長すれば短い時間でも大量に物事を記憶出来る事が可能とされます。宮口式記憶術の体験者の声として『記憶力が格段に上がった』『問題を解くスピード自体が上がった』という様なコメントがよく見受けられます。難関校への受験の為だけでなく受験には強い力を発揮する宮口式記憶術なので、興味がある方はマスター目指して頑張ってみてはいかがでしょうか。
藤本式記憶術とは
数ある記憶術の中で人気ランキング1位の座に輝いている藤本式記憶術。この藤本式記憶術をマスターした方は難関大学や司法試験を初めとする様々な難関資格試験の合格者を大勢排出していると評判です。この方法を発明し作り上げたのは健康法指導家で定評のある藤本憲幸氏になります。藤本氏はヨガの大家でも活躍していて、美容や視力回復など健康方面の著書が目立つ方ですが、ご自分自身で長年記憶術の研究を重ね、記憶に高い効果が期待できる藤本式記憶術を提唱しています。この記憶術を身に付けると、短い時間で暗記したい事が記憶出来て、掛かる時間が今まで掛かっていた時間の3分の1で済みます。覚えるのが大変面倒で嫌になる歴史の年号ですら、たった1日で暗記可能になるというのは驚愕ですね。それだけではなく、100桁の数字ですら暗記可能になるとされます。
量を覚えるだけではなく、記憶術として大事なキーポイントとなる『1度記憶した内容は忘れずに覚えている』事から、短期記憶ではなく長期記憶として頭に定着します。もう一つの売りとして、この藤本式記憶術は応用が利き易いというのも特徴です。記憶術のデメリットとしてあるのが、暗記には効果抜群で強い力を発揮する反面、応用問題などには上手く対応出来ない点がありますが、藤本式記憶術は柔軟性に富んだ内容になっているので、暗記問題だけでなく応用問題にも対応する事が可能です。
また、藤本式記憶術は受験生からも熱い眼差しを受けている事で有名です。その理由として挙げられるのは、単純に受験に強く対応したテクニックだからと言えるでしょう。教材自体カスタマイズを自由に行う事が可能で、自分自身の受けたい試験・資格に合わせた対策を立てられるのも好評です。様々な情報商材が存在しますが、その中にあってサポート体制も充実していてしっかりしており、安心感のある商品として信頼を集めています。なんと驚きの180日間無料体験期間が設けられて試せる事からも、藤本式記憶術にチャレンジしてみる事は有意義なものではないでしょうか。

コメントを残す