内容紹介
三国志の英雄は全員悪人!?
気鋭の歴史学者が歴史学の知見をふまえて、これまでの常識をくつがえす!小説、映画、マンガ、ゲームを通じて幅広い世代に受け入れられている三国志。
多くの場合、主人公は劉備で、きまって「つねに民を思いやる仁君」として描かれる。
その脇には彼を支え続けた天才的軍師、諸葛孔明がひかえている。ところが歴史学の手法を駆使すると、まったく違う姿が浮かびあがる。
本書で示される驚愕の事実とは・・・・劉備は競馬好き、学歴詐称で、親不孝なボンボン。
・劉備はヒゲがないことがコンプレックスだった。
・諸葛亮は軍略をたてるのが苦手。
・関羽・張飛は劉備にカネでスカウトされた。物語では美化されてきた二人だが、彼らの家柄や「財布の中身」に着目すると、本当の姿が見えてくる。
また本書では他の群雄にもスポットをあてている。
・呂布の赤兎馬はポニーなみに小さかった
・三国志の英雄たちはいつも資金繰りに悩んでいた
・董卓は暴君だったのか?
・袁術、袁紹の「二袁児」は声望を集めながら、滅びたのはなぜか?
・曹操はどのようにして財源を確保したのか?あなたの知らない「三国志」がここにある!
悔しさがこみ上げてきた
三国志から随分と長い間、離れてしまっていました。思えば本を読むようになってからは、三国志の本なんて読んだ記憶がなく、昔のゲームや漫画を小学生や中学生、正直に言えば、大学生まで読んではいたのですが、こうした活字はあまり触れてきませんでしたね。
その為、好きだけれども、マニア達が終結をした際に語られる常識レベルすら、私にはかけていたのかもしれませんが、色々と勉強になりましたよね。
で、私は書籍を購入するとカバーをしてもらい、カバーごと剥がして読むので、カバーに付いている著者の顔とかを見ないで読む事がほとんどなのですが、最後のあとがき辺りを読んでいるうちに、あれ?俺と年齢が近いぞ。と思っていたら、一つ違いでした。
ほぼ、自分と同じ年齢の人が三国志についての書籍を書いている!これが自分の中では衝撃でした。著者の柿沼さんと同じように、同年代の三国志少年だった訳ですが、あれか20年と少々。こうまで三国志についての差がついてしまったものか。と言う事で衝撃でした。あとがきに登場をしている、渡邉さんについても、私も授業に出た事はあります。何で、あの時、ちゃんと授業に出ていなかったんだろう!とちょっと、それについても後悔。
活字で三国志を扱っている書籍自体を読んだ記憶がないので、比較対象がありませんが、他の方のレビューを見る限りでは、辛辣に書かれていても、目新しさがない。になりますので、ちゃんと活字で読んでいない人には、充分だと思います。
同じ三国志少年だった柿沼さんに、これからの三国志研究を誠に勝手ながら、託したい。と言う気持ちですかね。研究で人手が欲しい時には教えて下さい。きっちりと時給位は頂くつもりですが、割と時間に融通がききますので、安目のギャラでも携わってみたいです。
コーエーで三国志の武将ファイルの制作に携わっていた。とか、マジでリスペクト。あれ、ゲームやらないでも、枕元に置いて、大分長い時間は楽しめますからね。
すぐに読みたい方は、電子書籍でどうぞ!
→劉備と諸葛亮 カネ勘定の『三国志』(eBookJapan)
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