コンプレックス文化論

コンプレックス文化論
コンプレックス文化論

コンプレックスが文化を形成してきたのでは—-という仮説を立て、これまで熟考されることのなかった「天パ」「背が低い」「下戸」など10のコンプレックスをとりあげ、数々の文献をひも解きながらカルチャーを考察する。劣等感を武器にして作品を生み出してきた表現者たちへのインタビューも収録。
文庫特典対談:ジェーン・スー×武田砂鉄「東京育ちコンプレックスが抱く“上京”への憧れ」

「天然パーマ」
インタビュー:ミュージシャン 有馬和樹(おとぎ話)
天然パーマという自然エネルギー/カルチャーはクルンクルンが支えてきた

「下戸」
インタビュー:ミュージシャン 澤部渡(スカート)
「お酒飲めない」から生まれるもの/今こそ、下戸の反乱を

「解雇」
インタビュー:ハイパー・メディア・フリーター 黒田勇樹
「明日から来なくていい」と言われたので /切実な表現は残酷な解雇から生まれる

「一重」
インタビュー:アイドル 朝倉みずほ(BELLRING少女ハート)
二重ファシズムの中で/一重にしかできないことを探しに

「親が金持ち」
インタビュー:いきもの&クイズ好きミステリーハンター 篠原かをり
「あいつ、親が金持ちなんだぜ」 /親が金持ちならではの表現なんてあるのか

「セーラー服」
インタビュー:イラストレーター 中村佑介
直視できなかったから /スクールガールへのコンプレックス

「遅刻」
インタビュー:デザイナー・ソラミミスト 安齋肇
遅刻はアーティストへの近道 /絶対に負けられない戦いが、遅刻にはある

「実家暮らし」
インタビュー:現代美術家 泰平
実家暮らしならではの表現活動 /朝ドラと実家暮らし

「背が低い」
インタビュー:ミュージシャン 鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)
「背の順」で腰に手を当て続けた人たち/ジャニーズと自衛隊と韓流アイドルとチビ

「ハゲ」
インタビュー:臨床心理士 矢幡洋
ありのままの姿見せるのよ /ハゲまされている場合か

やるじゃん!武田砂鉄!となった作品

著者である、武田砂鉄さんと言えば、どちらか言えば、仕事内容としては、時事的な事についての論評の仕事の方が多い気がしていたのですが、たまたま私自身がそうしたを目にする事が多いだけで、本業はライターとなっていて、本書のようにインタビューとかもして、時事的な事ではなく、コミカルな文章も書けるライターさんなんだな。と驚かされたりしました。

内容としては、上で引用をしているのがテーマとなっているのですが、激しく同意!というのはありますね。私自身も酒を飲めないのではなく、別に美味しいと思わないので、飲まない。それは大した問題ではないのですが、一番うざったいのが、食べ物についてでえすね。好き嫌いは多い方になるのですが、いちいち、人が苦手な物を食べないようにしていると、茶化してきたり、なんで食べられないの?で終わればまだマシなのですが、こんなに美味しいのに。と、自分の味覚が絶対的な価値観だと考えている、ホームラン級の馬鹿ですね。うるせーよ!と怒鳴りつけて、頭を掴んで、そのままテーブルに思い切りぶつけてやりたくなりますが、した事はないので、安心してください。人の食い物の好き嫌い如き、あるいは趣味や嗜好ごときで、自分に迷惑が掛かっていないのであれば、黙っているのが大人。と言うものではないのか?と個人的には考えているのですが、違うの?

本書は、上記引用で取り上げているコンプレックスをテーマに、どうやってそれを克服したのか?などの話が書かれているのですが、まずは、武田砂鉄さんのコミカルな文章から始まり、該当者にインタビューをしていく。と言う構成になります。元々は単行本で発売をされていた作品となるみたいで、それが文庫化をされた形となりますので、別段、最新作でも何でもない点が、自分の中では、ちょっとガッカリではあったのですが、内容としてはある程度以上の普遍性がありますので、特にいつ読んでも問題はない作品となっています。

コンプレックス文化論を読んでみよう♪

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