旅に終わりなし、道はどこまでも続いていく――
国内はもちろん、チベット、シベリア、パタゴニア……世界中のさまざまな道を歩いてきた。訪れる土地土地には、人の、動物の、あらゆる生き物の営みがあった――。カメラのレンズを通してその躍動を見つめてきた著者が、スケール感のある写真と瑞々しい文章で綴った地球の記録。命の輝きに触れ、思いがけない光景に出会える紙上のワールドツアーにいざ出発。どこまでも行こう、目の前に広がる果ての知れないこの道を!
椎名誠による、超絶リラックスをしながら読める本
椎名誠さんのこれまでの旅に話が散発的に書かれているエッセイ。と言う形式になります。一つ一つの場所での話のボリュームは少ない形となりますが、その分として読みやすい構成になっていますし、何よりも良い部分だけをつまみ食いをしている感覚がなんとなく読んでいて自分の中ではお得感がありましたね。
椎名誠さんと言えば、数々の国に旅をしている小説家になるのですが、当然ながら、それぞれのエリアの話の方が、出版間もないタイミングで読めば、臨場感も味わいながら、深堀りをして楽しく読む事が出来るとは思いますが、正直、申し訳ないのですが、椎名誠さんのこれまでの出版された書籍、全てを読むだけの時間を取るのは私自身は困難です。なので、こうしたつまみ食い形式のスタイルの本は実に都合が良かったですね。
ただし、話としたは大分前になってしまいますので、今はたぶんですが、違うんだろうね。とか、読みながらちょっとつまらない事を考えてしまったりもしたのですが、読みやすいですし、面白いですし、うーん、実際に購入をして良かったと思える作品でした。所で、椎名誠さんと言えば、コロナに感染をしてしまい、その感染をした話のエッセイ?中身自体は私自身も読んでいないので分からないのですが、そちらは旅ではないのでしょうが、小説家・椎名誠が、コロナに感染をした体験談をどう、文章で表現をしているのか?その辺り、非常に興味がありますので、いつか読んでみたいな。と思っています。
単純な旅ではなく、かなりディープな旅の内容となっていますので、自分で行く機会はないでしょうからね。どれぐらいないか?と言われたら、ほとんどの人が一生いかないような場所ばかりとなりますので、せめて行った人がどう感じたのか?何をみたのか?そうしたのが知れるのが、本書の良い点ですね。
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