ジャストミート（原秀則作品）

ヒーローになることに異常な執念を燃やす星高ナイン。なかでも、橘二三矢と坂本天馬の２人は超一流といっていいほどの目立ちたがり屋。とにかく、チームプレーは無視するし、味方の足は引っぱるで、もう試合のときはタイヘン。そんな彼らが甲子園をめざすことに…!?

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フォークボールが好きになった漫画

漫画を読んでいる人であれば、サッカー漫画であれ、野球漫画を読んだ事がない。と言う人はいないと思いますが、野球漫画と言えば、これ。と言うのは最初に読んだりした漫画になると思います。個人的には年の離れた兄がいたせいで、世代的には違うのですが、私にとっての野球漫画はこちらの『ジャストミート』になります。

作者の原秀則は今は大人向けの漫画雑誌で連載をしていて、バンクーバーの日系人野球漫画を書いていますね。読んだ事はないのですが、たぶん真面目な野球漫画になっていると思いますが、『ジャストミート』に関しては、ギャグ系の野球漫画となっています。

テンポの良い感じでストーリーも進んでいきますが、主人公はピッチャーの橘二三矢となっていて、フォークボールだけは抜群のピッチャーで、最終的には甲子園で優勝となりますが、終盤はギャグ要素が減って行き、それなりに青春熱血漫画となっています。

コミックスでは全部で19巻となっているので、それなりの長さと言う気がしますが、サクサクと読んで行けるので、ダラダラとした展開にはなっていないので、読んでいても飽きが来ないと思います。

選手一人一人に個性を持たせている作品となっているので、読んでいくうちに、あれ？こいつ誰だっけ？と言う、スポーツ漫画ではありがちな、主人公のチームだけど、全く知らない。と言う事はない作品で、個人的には野球漫画の中では、かなり好きな漫画です。

この漫画の影響もあって、パワフルプロ野球とかで選手を作ると、フォークボールだけ、ひたすら鍛える選手をどうしても作ってしまう癖が付いてしまいました。

ジャストミートのざっくりとした、あらすじ

読み返してみたのですが、やっぱりテンポが良い作品でしたね。子供の頃に読んだ時には、細かい高校野球の話とか知らない部分も多かったのですが、秋の選抜大会については、ソフトボールの試合に出ていて、不戦敗になっていたりと、かなり滅茶苦茶な話でした。そこが面白いんですけれどね。

1年生しかいない新設校でありながら、甲子園出場。そして優勝。翌年も優勝。こうした野球漫画であれば定番の地区予選のライバル。と言うのもない訳ではないのですが、ほぼ相手にならず。甲子園でもそうしたライバルらしき存在はありませんでした。

前年覇者相手にいきなり勝利→甲子園出場→優勝→甲子園出場の時に知り合った女性とちょっとしたエピソード→新人加入→甲子園出場→そして優勝となります。

最終回については、成し遂げる事が出来なかったパーフェクトをプロの日本シリーズの大部隊で達成！となり、作品としては終了となります。18回を投げ切るのですが、本当はもう少し早くに勝てたのですが、ピッチャー橘の意地で、そうした展開となります。

単行本では、名前の由来やモデルとなった人物などについても、サラッと紹介をされていました。

番外編となるのが『ふぁうるちっぷ』

ふぁうるちっぷ（ジャストミート番外編）

ふぁうるちっぷ

こちらの作品は、ジャストミートの連載終了をした後に書かれた作品となります。星高ナインの、それぞれのメンバーがどう言った経緯で集まったのか？とか、ギャグなんですが、書かれている作品となります。本編を読んだ後に、余韻に浸りながら読んで頂くのがベストになると思います。

こちらのジャストミートのページが微妙に読まれているのですが、何で？電子書籍の普及で昔の漫画。要するに書店に置かれていない漫画にもスポットライトが浴びるようになったのかな？と思いますが、何で検索をしたのか？良かったら教えて下さい。ジャストミートについては、売らないで手元にありますので、そのうちに、もう一度部屋の掃除でもした時に、通して読んでみたいですね。メンバー全員自営業の息子で古き良き時代の作品です。

良かったら見てね♪

作者が現役の漫画家だから。と言うのもあると思いますし、出版社の方針かもしれませんが、いずれにしても、原秀則先生の作品。今回のジャストミートについても電子書籍化がしっかりとされています。

大分前の作品になりますので、中古市場で購入をする事で安く揃える事が出来ると思いますが、今の若い人とかも含めて、大分潔癖な人も昔と比べると増えていると思います。要するに結構本が傷んでいるでしょうから、ガタガタ言う人は電子書籍で購入をした方が良いですよ。私みたいに、漫画喫茶落ちだろうが、気にならない人は、中古市場で購入が良いと思います。