20歳の自分に受けさせたい文章講義の感想

20歳の自分に受けさせたい文章講義
20歳の自分に受けさせたい文章講義

「話せるのに書けない!」人のための“文章の授業”
どうすれば自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのか? この授業のスタート地点はそこにある。そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。メールの一通すら、うまく書けない。「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。この授業では、現役のライターである僕が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。学校では誰も教えてくれなかった“書く技術”の授業をいま、始めよう!

熱い文章で唸る

最近は自分の中で新規事業を新しく始めたい。と考えていて、その為にライティングは必要不可欠。と言う事で、ライティングの本を読み漁っているうちに、この本も読め。と言う事で別の本にも紹介をされいていたのが、こちらの『20歳の自分に受けさせたい文章講義』になります。

出版は2012年と言う事で、本来であれば、Chat Gpt登場以降のAIとの付き合い方の文章術を読みたいと考えていた私からすると、今更感を少し感じながら購入をしてみたのですが、流石!2025年から13年前の書籍ですね。

ライターと言う書籍が徐々に注目を浴びてきております。特にこの13年間と言う間に、大手企業の一部などでは副業も解禁している事もあり、副業そのものがスポットを浴びるようになりましたが、特に初期費用が他の副業と比較をして掛からない。と言う点からもライターに対しての注目度が増えています。

しかし、この書籍が出版をされた当時はライター志望。と言うのがどれ位いたのだろうか?少なくとも、今よりも肌感覚としては少ないのは間違いないのかな?と思いますが、最近のライティングノウハウを解説している本と違って、読んでいる層に対しての辺りの強さを感じますね。著者の古賀史健さんは、私よりも、一回り上の世代となります。私の世代でも馬鹿は黙ってろ!と言う硬派な時代を過ごしてきましたり、戸塚ヨットスクールがまだ逮捕をされていなかったのかな?そんな時代を感じさせてくれる文章体となっております。

本書でも書かれているのですが、一切読者に媚びていないんですよ。私の大好きな胸倉を掴んで、読め!と言う昭和スタイルの文章となっていて、読んでいて、他のライティングノウハウを解説している本と比較をして、シンプルに面白さがあるんです。

私自身がアフィリエイトサイトを量産したり、実録系のサイトを作って、若かった事もありまして、一番ブイブイと言わせていた当時。このページを読んでいる人が、何か得をする事があるのか?と言った事は一切考えずに、勢いで書いていたページが多数でしたね。時折、真面目にアフィリエイトをこれから始めたいと思う人であれば、まずは大きめの規模のサイトを作って下さい。そこにグーグルのタグを入れて、どんなキーワードでユーザーが来ているか?確認して、来ているキーワードで上位に上がっているページがあれば、それが穴場のキーワードだから、そこに特化をしたサイトを別に作っていきましょう。とか、そんな感じですかね。

それでも、ちょいちょいお礼のメールを頂き、その大半が文章が面白いから読ませて頂いていつも更新を楽しみにしています。と言う内容であったので、この方向性で良いのかな?と気が付いたら、文章を書く事自体には抵抗感はないのですが、現在のライター募集で起業が求めているライターとは違う気質の文章になっているのは間違いないでしょうね。ユーザーに媚びをうるかのように、ここを太字で。とかAIを使わない限り、絶対にやらないですもん。

そんな感じで、ライティングのノウハウを解説している書籍としては、面白い!と思わせてくれながら時間が過ぎてしまった古賀氏ですが、名前自体は本書で初めて知ったのですが、他の書籍を見たら、ヒットメーカーじゃないですか!本書の内容について、あれこれ書くつもりで、このページの作成ページを開いたのですが、それが一番驚きでした。例えばですが、『嫌われる勇気』。本を読む読書家で本屋さんに行く頻度がそれなりにある人であれば、誰もが表紙を見た事がある作品ですよね。

最近では、『さみしい夜にはペンを持て』、『さみしい夜のページをめくれ』と言った本を出しているのですが、私自身も手に持って、中身をチラ見したりしましたよ。基本的には小説ではない限り、著者名はあまり気にしないタイプなので、その時に著者名を見たりはしなかったのですが、今でも現役バリバリで、益々磨きがかかっていますし、本書も電子化をされたみたいなのですが、以下引用をさせて頂きます。

「古賀さん。この分野における古賀さんは、ご自分で思っているより何倍・何十倍もすごい、第一人者なんですよ。その自覚は持ってください」

20歳の自分に受けさせたい文章講義。(Note)

上記は、古賀さんのNoteで電子書籍化をする上での話が掲載をされています。どうせなら本書を読んでからの方が良いと思います。

上のカードにありますように、最近では、ライティングノウハウ解説本をいくつか読んでみたり、企業・副業向けの本を読んでみたり。元々は一冊ずつ取り上げて地道にやっていたのですが、記事にするのをさぼってしまい、余裕がなくなってしまったのもあり、そうだ!ジャンルが似通っているのは、まとめてしまおう!ついでにAIに構成なども任せてしまおう!と言うスタイルをしていたのですが、久しぶりに、少し余裕が出来て、一冊と言う形にして記事化をしてみました。

しかし、ノウハウ解説本であったり、本書を読む限り、同じジャンルの本であれば、まとめて紹介をするのも、読んでいる読者にとって、ありがたい点にはなると思いますので、その辺りは場面場面に応じて継続をしていきたいな。と思います。

久々に平成初期の頃の胸倉を掴ませて読ませる。と言うスタイルの本を読めましたし、戸塚ヨットスクールのライト版を味わう事が出来ましたね。戸塚ヨットスクールを知らない世代が、この書籍を読むの?と思えるので、名称を出させて頂きましたが、電子書籍化をされた事で、また新しい若い世代が読む可能性がありますが、若い子、大丈夫ですかね。。

何をするにしても、努力は必要不可欠。センスはいらない。と本書で書かれていますが、古賀さん本人は漫画家になる努力をして、背景の作り込みに嫌気がして断念。その後は映画監督を目指して。と言う事で、方向性としては常に誰かに見せる物に夢中になってきた子供時代を送ってきたので、本人にはその意識はないかもしれませんが、絶対にその間にセンスが磨かれて、才能と言うジャンルにも水を与えられている。と思います。

才能と言うのは、やってみないと分からない。と言うのもありますし、人によって才能の定義と言うものが違うと思いますが、私から見ると、上達が早い人、最近では努力が出来る。と言うのも一つの才能だと思います。ライターになるには、やはりセンスも才能も必要ですよ。

私自身はライターの仕事をしてお金を貰った事がありません。代わりにライター数人程度ですが、お金を払って依頼をした事がありますが、色々な視点で書く人がいるんだな。と言う感想ぐらいで、それはそれで面白いじゃん?と言う感じで別々のライター様の記事を同じサイトに放り込んだりしてきました。

それこそ、このブログを立ち上げる前から、ライターのノウハウ本については読んできましたので、何冊目になるか分かりません。でも、一番面白い!と思えたのは、この書籍ですね。過去の本人の体験談なども交えているので、それこそ本書の中でも書かれているの事になるのですが、読んでいて情景が浮かびあがってきます。

最近では、副業としてライター志望も多くなっている事は書きましたが、最近のライターのノウハウ解説本の中では、受けた質問としてスマホしかないのですが、ライターになれますか?とかもありますからね。各人が持っているであろう、最低限の常識。と言うのが幅が広がり過ぎていて、どれぐらいの理解力がある人に向けて説明をすれば良いのだろうか?その点が非常に厄介な点になりますよね。

これは別の書籍『ゆるストイック』で書かれていた内容になりますが、日本人の8割は小学校高学年の国語力と数学力を持ち合わせていない。と言うデータが出ています。ツイッターとか見ましてもね。日本語として文章が成り立っていない事を平気で書いていたり、突っ込みを入れてみたら、さっき書いていた内容と矛盾をする内容を平気な顔をしながら書いているのかな?と想像をしてしまう位に、奇妙な言葉を使う人が非常に目につきます。彼らに合わせて理解をする事が出来る文章を書く。と言うのは、非常に困難な事ではないか?と私なんかは考えてしまうのですが、現役のライターさんは、読解力で言えば、どこに照準を当てて書いているのでしょうか?

ライターのノウハウ解説本を読んでいくうちに、一冊・二冊では気が付かなかった疑問も出てくるのですが、時を経過して一気にひと昔前の本書を読んで、ライティングとは何か?この奥深さを感じながら、さらに疑問が増えてきたのですが、まずは私自身は自分が楽しむ事から始めたら良いのかな?と思いますね。

最後に蛇足になりますが、古賀さんは映画監督を目指していただけあり、文章術にも映画の論理を取り入れて、どこのカットも監督からしたら意味があるシーン。と書いているのですが、いかんせん13年前の本になります。数年前から出てきたワードであるタイパ(タイムパフォーマンス)と称してカットをしまくりの映画を短くして映画を見た。と言う気持ちになっている、多分だけれども若年層に対してどんな気持ちを持っているのか?ちょっと興味深いので、機会はないでしょうが是非とも質問をしてみたい一つですね。

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