透明アクセル

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「ビジネスは妄想空想の類でないと挑戦する価値はない」良いものが売れる時代は終わり、売るための技術がヒットを作っている現在。あなたが買ったのか、それとも買わされているのか。知らないと損をする広告代理店の裏側を、三田紀房が描く!

結構好きな作品だったのですが、まさかの短命作品でコミックスでは3巻までとなっている作品です。作者の三田紀房と言えば、ドラゴン桜・エンゼルバンクがヒット上位の作品となっていて、それぞれ受験・転職と言うテーマの作品となっていますが、『透明アクセル』は広告代理店の話です。

ストーリーが生々しいと言うか、演歌歌手の息子がコネで大手代理店の会社に就職をする所から始まります。その主人公を通して広告代理店の仕事の一部を体験していく漫画となっているのですが、ちょっと話が生々しすぎて、広告代理店から見たら、イメージが悪くなるから、圧力でも掛って来たのでしょうかね。

それまでは、ドラゴン桜の場合は受験業界。エンゼルバンクの場合には転職会社の大手がバックアップをする形で連載をされていましたし、実際にタイアップ的な感じで関連商品なども出ていたと思いますが、広告代理店とのタイアップは見られませんでしたね。

主人公が競艇会社の担当者となり、競艇を盛り上げて行く為に、女子フィギュアスケート選手に口説いて競艇選手に転向をさせる事を画策し、それをドキュメンタリー映画として作りあげて、競艇業界の人気を盛り上げる。と言う手法だったのですが、実際問題として広告代理店の手法になりますが、やはりそうではない業界の人から見たら、仕込み・やらせに見えますし、金銭的にフィギュアスケート選手の場合には貰えないであろう、所得を競艇選手ならば稼ぎだす事が出来る。と言う点から選手に転向をさせようとしているので、その手法が広告代理店からばらすんじゃねーよ!と反感を食らったのかもしれませんね。

連載をされたいたのはイブニングだったみたいですが、会社としては講談社となります。具体的にどちらの会社かは分からないのですが、電通か博報堂のどちらかが食い込んでいると思いますので、代理店が取り引きをしないぞ。と恫喝すれば、そりゃ連載なんて一発で終わるでしょうからね。個人的には色々と代理店の手口が分かって面白かっただけに、連載終了は残念でした。

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