ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男
ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

日本一成功したサラリーマンは都営団地に生まれた庶民の子だった。

1996年1月、ソフトバンク社長室の一角で『Yahoo! JAPAN』は産声を上げた。
専属スタッフわずか3名のその会社を、「年商1兆円」の巨大IT企業に育て上げた男の存在はほとんど知られていない。ヤフー、そして日本のインターネット産業はどうやって生まれたのか――。

序章 三〇億円の隠れ家/第一章 突然の死/第二章 都営団地が生んだ天才/第三章 タイムマシーン経営の原点/第四章 ソフトバンクの遊び人/第五章 ならずものをかき集めて/第六章 孫正義の操縦術/第七章 知られざる趣味の世界/第八章 思い知った限界/第九章 趣味人として/終章 天才の死

何度も見た名前

ヤフーの会社概要に代表として掲載をされていた名前。それが井上雅博だった。
個人的な話、某ポータルサイトの末端で学生アルバイトとして、結構なシフトで入っていた経験があるので、当時の目標が妥当ヤフーだった。

その背中は遥かに遠く、結局は及ばないまま終わってしまったのであるが、どうしたら勝てるのか?何度もヤフーのサイトを色々と見て、最後は会社概要を見て、この井上雅博と言う名前を何度も見てきましたね。

一体、どんな人なんだろう?

本書を手にとったのは、当時の答えを探す一つの手段でした。

後半は氏の個人の趣味であるクラシックカーの話が詰まっていて、最後の事故に至る過程が描かれていて、それはそれで氏の事を知る一つの外せない話にはなると思いますが、やはりタイムリーで見てきた、ヤフー時代の話が、個人的には刺さりましたね。

カリスマなり、成功を収めた経営者と言うのは、得てして、頭がおかしいんじゃない?と思えるような暴言を人に吐いたり、無思慮で横柄な態度を取るがちなのですが、本書の中での井上さんは、そうした事は一切書かれていなくて、どこか飄々としている雰囲気を出してくれている存在でした。

その一つとして、そもそも孫正義の存在があったのかもしれませんが、孫正義を相手にして、面倒くせーやつだな。と対応をする事が出来る、唯一無二の人だったのではないでしょうかね?

あまり知られていない話ですが、ポータルサイトって実は結構な数があるんですよね。あった。と言う方が適切ですかね?この当時、ヤフー意外のポータルサイトに関わっていた人の数だけでも、数百人はいたと思います。言っても、その程度の人数になりますので、大した数ではないのかもしれません。

しかし、地震速報とか、今であれば、恐らくはシステム的に地震を計測している所から情報が入るようになっているのでしょうが、当時はそんなシステムはなくて、私がいたポータルサイトでは、夜中だろうが、電話をして起こして、記事を書いて貰っていました。私自身が深夜担当だったので、本当に夜中に地震が起きて、電話で担当者を起こす時には、忍びない気持ちでしたね。一応はルールとして、震度3以上とかに区切っていたのかな?

そうした状況だったので、本書の中でも、井上さんがテレビでは速報が出るのに、何でインターネットではそうしたシステムがないんだ?舐められているんだ!と言う下りがありまして、あー。立場は全然違うんだけれども、同じ気持ちを共有させて頂いていたんだな。と思えたり。

井上と言う、一つのキーマンを通して、自分自身にも投影をさせながら読ませて頂きました。比べる価値もないレベルなのは当然として、いつも見ていた名前。もう見る事がない名前なんだな。と思えると、面識も何もないのですが、何だか寂しい気持ちになりましたね。

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