
帝一の國を全巻読破(お勧め、度高い)
時は昭和…。官僚や政治家を数多く生み出した超名門校・海帝高校で、帝一は頂点である生徒会長を目指す。派閥作りや政界さながらの生徒会長選が行われる海帝高校で、帝一はまず、クラスのルーム長を狙うが…。
鬼才、古屋兎丸先生が描く、生徒会長選挙の戦い
元々、月刊少年ジャンプを定期購読をしていた関係で、そのままジャンプSQを今でも定期購読をしています。連載当時から単行本でも購入をしていたのですが、他の雑誌、多分SQ19?とかで掲載をされている話も単行本では収録をされていたので単行本についても当時も楽しみにしていましたね。
数年前に一度読み返してみて、再び読み返してみたのですが、やはり面白い!幻覚ピカソについては単行本を購入しないで終わってしまったのですが、他の漫画とは違うテイストの作品となっていて面白いな。と思っていました。
さて、この作品はあろう事か、映画化もされてしまいましてね。
普通にアニメでの映画であれば、まだ良かったのですが、菅田将暉君が世に出るきっかけ?だったかもしれない映画となりまして、今では検索をしても、オリジナルの漫画作品よりも、映画作品の情報の方が上にきてしまう事態となっています。
帝一の國。と言ったら、菅田きゅん!と言う破廉恥な連中にこの漫画の真髄が分かるのかね?と思うのですが、取り合えず、映画については見ていません。
帝一の國のここが面白い
舞台は架空の昭和時代となっているのですが、生徒会長選挙でここまでやるか?と言う学校が舞台になっています。その辺りについては、漫画で読んで頂ければ設定とかも、すぐに理解をする事が出来るのですが、この漫画は年齢を重ねてみると、また違った見方をする事が出来ます。
連載当時は私も20代でして、ミュシャとか、しらんがな。と言う状況だったのですが、あれから約10年。あー、この扉絵とか、モロにミュシャを意識しているんだな。とか、元々、幻覚ピカソの頃から、絵画の事について詳しい漫画家さんなんだろうな。と言う事は分かっていたのですが、散りばめた部分について、自分の理解が追いついていませんでした。
今でも追いついていないのですが、当時よりは理解をする事が出来るようになりましたね。
対象としては、頭が固い人以外は、誰でも楽しく読む事が出来る作品となっています。

お前はどれだけいいやつなんだ!
例えば上記のシーンになりますが、かなり終盤でのシーンとなるのですが、一々反応が面白いですよね。全面的なギャグシーンがある訳ではなく、シリアスなはずなのに、面白い。そんな作品となっています。
最近は、どこに向かって放っているのか?と思える自由度の高い漫画作品が増えていると思いますので、もしかしたらすでに新鮮味はないのかもしれませんし、方向性として自分にマッチをしているか?どうか?その部分が一番大事な要素になると思いますが、個人的には、古屋先生の作品は好きなので、これから、ちょっとずつ紹介が増える予定です。
古屋先生の作品
どちらも面白い作品でした。短い巻数となっていますので、サクッと読める分量になります。
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