ミステリーショッパー(覆面調査)ガイド

ミステリーショッパー(覆面調査)ガイド

以前に別ドメインでやっていたサイトの転載となります。情報として古い内容となります事を予め、ご理解をお願いいたします。

ミステリーショッパーについて

米国で誕生した調査スタイルに「ミステリーショッパー」があります。調査手法は、飲食店、ファーストフード店、ガソリンスタンド、銀行など、仕事のなかでも接客業をメインとする仕事に対して導入されています。日本においては新しい制度で、導入されてから10年程度しか経っていません。

日本での呼び名は、「覆面調査員」と言います。その呼び名から、本格的な専門職だと思われるかも知れませんが、当日のみの短期アルバイトとして一般の人が参加しているケースもあります。

近ごろでは、女性向けの本やテレビなどで紹介され、知名度が高くなりました。OLや主婦などが参加している例も多く、小遣い稼ぎのために行っている例も多いようです。報酬は調査費と呼ばれており、飲食代のほか、交通費、通信費などが内訳となります。

ミステリーショッパーの業務は、該当する店舗を調査するものです。客として店舗で飲食するため、「覆面調査」である事実は店側には知らされていません。あくまで一般の客として、店舗のスタッフの対応、サービスなどを調べるのです。

まだ世間一般に普及していないミステリーショッパーは、特別な仕事という印象を受ける人も多いでしょうが、実際の業務はそれほど難しくはありません。店舗を利用し、改善するべきサービス、問題となる対応などを調査し、依頼主に提出する書類に書き込んでいくだけです。自社のサービスを向上させる手段として役立つミステリーショッパーは、近年では大手の会社も参入してきています。

覆面調査員として働く

主婦やOLがアルバイトとして行うことが多いミステリーショッパーは、特別なスキルや知識は必要ありません。しかし、自分で店舗へ行ってすぐ始められる仕事でもありません。事前に登録を済ませ、「覆面調査員」になってから業務に就けるのです。

登録の流れは、覆面調査を実施している業者を探し、会員登録することから始めます。調査会社を探すときは、パソコンや携帯電話のキーワード検索で「ミステリーショッパー」「覆面調査」などと入力して探してみましょう。ここで、いくつかのサイトを厳選して登録しましょう。

会員登録の流れは、誰でも手軽に行えるものです。覆面調査サイトの記入欄に、住所・名前・年齢などを記入し、情報送信するだけです。

このとき、忘れずに口座番号(銀行・郵便局など)を記入し、調査費の振込先を指定しておきましょう。振込み専用の口座を用意しておくのがオススメです。

初期費用に関しては、ほとんどの会社で無料となっているので、登録に関するリスクはありません。登録条件では、特別なスキルは求められず、手軽に登録できることが多いですが、会社によっては「トレーニング」を用意しており、パスすることを条件に定めている場合もあります。

登録して覆面調査員になると、いよいよ仕事に参加できるようになります。サイトから店舗の調査案件を閲覧でき、気に入った案件に申し込みます。調査依頼については、申し込んだから100%参加できるわけではなく、ミステリーショッパーを行ううえで、店舗と人材がマッチしているかを調べたうえで依頼されます。

覆面調査員の主な会社

現在、日本にもたくさんのミステリーショッパーの会社があります。「ミステリーショッピングリサーチ」「ギャップバスター」「フードリンク」などは、特に知名度が高い会社です。覆面調査の特番として、テレビなどでも放映されているため、知っている人はたくさんいるでしょう。

大手企業では、自社のサービスを向上させるために多くの工夫をこらしています。その一つが、覆面調査会社への依頼なのです。ファーストフード店、居酒屋チェーン、車のディーラー、パチンコ店など、その活動範囲は非常に広くなっています。

また、エステサロンや美容院など、女性を対象とした案件もあります。そのほとんどは、実際に店舗を利用して改善点をあげるという内容です。ミステリーショッパーの会社は、国内・海外を問わずに展開していますが、業務の対象となるのは日本国内に限定されているため、該当する店舗がある場所に住んでいる人ならば参加可能です。

調査依頼を行っている会社には、MCC、AQサービス、お客の声.com、ショップ・アンド・チェックジャパンなどもあります。これらの会社は、調査依頼の案件が豊富なので、仕事の依頼を受けられる確率が高いとされています。

ただ、近年ではミステリーショッパーが急速に普及したため、以前と比べると依頼数が減っているのが現状のようです。こうした状況は、今後ますます拡大していくと予想されるため、依頼数を確保するためにも、いくつかの調査会社に登録しておくべきでしょう。

覆面調査の概要

サービスや接客態度などを調査する「覆面調査員」は、いくつかのスタイルがあります。主流となっているのは、客として飲食店、サロン、ファーストフード店などへ行き、サービスやスタッフの対応などを調査するミステリーショッパーです。素性を知らせないことで、店舗側も警戒することがないため、ありのままの現状を把握できるのです。

店舗でのミステリーショッパーのほかには、電話を使用するタイプもあります。コールセンター(学習塾など)に電話し、説明・勧誘の流れや方法、問いかけに対する受け答えなどを調査します。電話で行うほうが気楽なイメージがありますが、いずれも調査票に事実を記載する点は同様です。

調査票は、かなり具体的に記載する必要があるため、ウソを書いてもばれてしまいます。また、事前に定められた「質問」「行動」などをとり、相手の反応をうかがう内容もあります。

■ミステリーショッパーサイト「ファンくる」
報酬額は低めですが、調査票の記載が楽なのが嬉しい点です。また、応募したあとに採用の可否が分かるまでの時間が短いのも人気の秘密のようです。

■「誰でもMS」
抽選制度がなく、応募後にすぐに参加できるというミステリーショッパーサイトです。取扱う案件も豊富で、飲食店のほか、サプリメントやスキンケアグッズの調査もあり、モニターのような感覚で参加できるサイトです。

「ファンくる」や「誰でもMS」は、調査票の内容が簡易的になっているので、気軽に参加できると評判です。

覆面調査員に適している人

ミステリーショッパーは、誰でも手軽に行える仕事です。しかし、すべての人に適している仕事ではありません。

適している人材は、コミュニケーションを取ることが嫌いでない人、注意力において優れている人、与えられた任務を途中で投げ出さない人、体験談などを書くことに抵抗がない人、決まりごとを厳守できる人などです。店舗に客として訪れ、サービスを体験して感想を記入する業務ですが、れっきとした仕事なので、きちんとした心構えを持って望める人が好まれるのです。

調査項目は、店舗によっては50項目以上になる場合もあります。これらの項目をすべてチェックし、具体的に調査票に記載していく必要があります。店舗のサービスや対応を観察しつつ、具体的に調査していくため、正確に状況を暗記できることも条件でしょう。

ミステリーショッパーの仕事のなかには、事前に指定された行動を取ることで、店舗がどのように対応していくか確かめる内容もあります。こちらから質問したり、注文したりして、どのように対処するのか確認するのです。

ここでは、相手に違和感を与えることなく、自然と振舞えることも大切でしょう。調査員だと気づかれては意味がないので、自然体で相手と接することができる人が理想的です。

店舗での調査が終了したら、調査票に事実を記載していきます。感じたことを的確に文章に表せるスキルもあったほうがよいでしょう。作業は地道ですが、ここがミステリーショッパーの仕事で最も重要なところです。

覆面調査員で気をつけるべきこと

ミステリーショッパーの役割は、覆面調査員として店舗を調査することです。そのため、調査員だと気づかれることが一番のタブーなのです。知られてしまうと、店側もそれに応じて対応するので調査の意味がなくなります。

相手に怪しまれる行動としては、店のなかを不自然に見て回ったり、目立たない場所をチェックしたり、常にメモを取ったりする、などがあります。特にメモに記載する行動は、ミステリーショッパーだと気づかれる要因になるので注意しましょう。メモに記載するならば、トイレ内で行うなど、工夫してばれないようにすることが大切です。

また、携帯電話を常に操作するのも考えものです。メールで文字を入力していれば、何かをチェックされていると感づくスタッフもいるでしょう。

一般の客と何か違うという雰囲気を与えてしまえば、覆面調査の意味がなくなってしまいます。もし知られれば、評価を高めようと考える店側は、普段以上のサービスを提供したり、質問に対する対応をよくしたりするでしょう。ミステリーショッパーで大切なのは、ありのままの店舗のサービスと対応を知ることです。

調査をしている途中で、調査員だと気づかれたと感じたら、まずは依頼主(調査会社)に問い合わせてみることです。ここで、的確な指示をあおぎ、その内容に応じて対処しましょう。調査会社に連絡することなく、自主的に調査を継続してしまうと、調査として認可されず、報酬の対象とならないこともあります。

覆面調査員を始める前に

ミステリーショッパーを開始する前には、事前に調べておくべきことがあります。調査票に記載された内容を把握し、店舗で確実に調査することです。

調査票の内容は、各調査会社によって異なります。同じ会社でも昼食と夕食で調査するべき内容が異なることもあります。また、新規のチェックが追加されることも多いので、調査票の内容は確実に調べるようにしましょう。

調査票には、具体的な指示が記載されていることがあります。例えば、ある食べ物・飲み物を注文することが条件、飲食代は報酬額の95%以上であることが条件など、案件によって内容が異なります。報酬額によっても、調査項目が増えたり複雑になったりするので、同じ調査会社を利用する場合でも、事前に調査内容を把握することは必須なのです。

ミステリーショッパーで注意するべき点は、前回と同じ内容だと決めつけることです。確かに、調査会社が同様であれば、調査内容が似ていることが多いですが、調査依頼主(飲食店・エステサロン)などは毎回異なるため、内容も変化すると考えてよいでしょう。

すべての項目に記入しないと、調査不備で調査票が採用されないこともあります。この場合、そのままでは報酬が支払われないので、自費で再調査をするなどの面倒が生じます。ミステリーショッパーの調査票は、すべて記載することが原則となっているため、「一つくらい書かなくても大丈夫」などという考えは持たないようにしましょう。

覆面調査員を行う理由

ミステリーショッパーは、企業が店舗のサービスを把握し、より質の高いサービスの向上を図ることを目的としています。企業側としても、高額な費用を支払ってまで調査を依頼するわけですから、依頼を受ける側も遊び気分ではいけません。きちんと指定された項目についてチェックし、調査票に記載することが条件です。

こうした調査は、企業が独自に行おうとしても無理があります。調査が入る日が決まっていたり、訪れる人間が顔なじみだったりすれば、普段のサービスや接客の状態を知ることは不可能です。これは抜き打ち調査の場合も同様で、取り繕ったよい面しか分からず、改善点を模索することは困難です。

ミステリーショッパーが優れているのは、主婦やOLなどが調査員になるので、調査だと気づかれることが少ない点です。もちろん、不自然な行動を取れば怪しまれますが、普通に食事したりサービスを利用したりしているぶんには目的を知られることはないでしょう。

そうして、ありのままの店舗のサービスや対応を調査し、改善点を見出すことで、さらなるサービスの拡大が図れるのです。実際、ミステリーショッパーに依頼することで、今まで見えなかった問題点が浮き彫りになるケースは多いようです。

消費者のニーズを知るためには、企業の抜き打ち調査よりも、消費者の目線によるチェックが役立ちます。プロの視点がそのまま一般客のニーズにつながらないことも多いため、一般目線でのミステリーショッパーの調査が欠かせないのです。

覆面調査員に参加する流れ

ミステリーショッパーに参加するためには、覆面調査会社のサイトから申込手続きをします。サイト上には、店舗の名称・調査に要する日数・募集人数・条件(子連れでの参加など)・調査報酬などが記載されています。

そのほか、求める人材として、性別や年齢などが問われる場合もあります。内容をよく確認し、該当する日は都合がよいか、調査条件は自分に一致しているか、などを調べておきましょう。調査依頼については、サイトから申し込んで何日か経ってから分かることが多いですが、調査会社のなかには即座に抽選することで、その場で分かることもあります。

申込の当選率については、調査会社によって大きく左右しますが、全般的に以前よりは低くなっています。ミステリーショッパーへの参加者が増加することで、当選する確率が低くなったのです。

当選率の内訳は、抽選にすべてゆだねているケースのほか、申込時に記入するコメントを参考にするケースもあります。当選率を高くするためには、多くのミステリーショッパーのサイトに登録し、コメントに力を入れることです。また、今までの調査結果を参照して決定されることも多いため、調査票の記載にも注意しましょう。

与えられた仕事に責任を持ち、自主的な都合でキャンセルしたり、指示を守らなかったり、ウソの情報を記載したり、店舗のスタッフにばれてしまったりすることがないようにします。仕事の質が低いと、当選確率も低くなってしまうので注意しましょう。

子連れ調査の可否について紹介

ミステリーショッパーの案件は、子連れを禁止していることもあります。この場合、子供を含めた家族全員での調査は行えず、夫婦のみというように大人に限定されます。

子連れの可否については、不可とする場合には詳細が記載されています。記載がない場合は、原則として禁止していないことを意味します。

大人2?4人などと記載されている条件の場合、条件には大人と書かれていますが、子供を禁止する旨はないので、子供と一緒に調査が行えるのです。この場合、大人は自分ひとりで、あとの3人が子供でもかまいません。

ただ、ミステリーショッパーの案件に申し込むとき、人数が増えすぎる場合は注意が必要です。人数の規定がなくても、大勢で店舗を利用すると宴会としての待遇になる可能性もあります。別室での対応を受けてしまうと、従来の店舗のサービスや対応とは異なってしまいます。

もし、自分の家族のほかに知人の家族が一緒に参加する場合などは、調査を行ううえで支障がないか考えてみる必要があります。例えば、子供がさわいだりすれば、正確な調査を行うことが困難になるケースもあります。

調査票の記入は、大人の目線で記載する内容がほとんどです。同じ人数だとしても、大人だけで訪れたほうがサービスや対応を的確に判断できることが多いはずです。

子供がたくさんおり、ミステリーショッパーの業務に問題があると認識した場合は、調査会社に電話やメールをして詳細を聞くのがよいでしょう。

発生しやすいミスについて

ミステリーショッパーとして活躍するには、会員登録をして覆面調査員になる必要があります。気になる案件に申し込み、抽選結果を待ちます。

見事に当選すると、調査の依頼の詳細を記載したメールが届けられます。この書面に目をとおし、問題がなければ受諾します。

ここでの注意点は、必ずメールに返信し、受けられるかどうかを知らせることです。メールを間違って破棄してしまうと、せっかくの案件がキャンセルになるのです。

この状態で覆面調査を実施しても、調査不備となって報酬の対象とならないことがあります。また、メールをよく確認しなかったり、指示を守らなかったり、調査票の記載が粗末だったりすると、次からの当選確率にも影響します。

ミステリーショッパーの目的は、正確な調査結果を残すことです。店舗名を誤るケースは意外と多いので注意しましょう。特に繁華街の場合、同じような名前の店舗が多いため、必ず確認してから入店することが大切です。

「店舗間違いに注意」などの記載が、ミステリーショッパーのサイトにあることからも、店舗ミスは意外と多いのです。もし異なる店舗で飲食した場合は、報酬の対象となりません。同時に、調査する義務もあるため、自分で費用を出して該当する店舗の調査を行うことになります。

ほとんどの覆面調査では、報酬の支払いは1回のみとなっています。それゆえ、似たような店舗でチェックをしても、報酬には反映されないことがほとんどなのです。

覆面調査員の業務の進めかた

ミステリーショッパーのサイトでの登録が完了したあとは、抽選によって参加の可否が伝えられます。一番初めの業務は、調査票を調べることです。ここに記載されている内容を熟読し、できれば暗記するようにします。

現地での覆面調査は、店舗の外観の様子を調べることから開始します。あくまで自然に外観を見渡し、覆面調査員だと知られないようにします。知られてしまうと、店舗のスタッフの対応が変化してしまい、正しい調査結果が得られないことになります。

調査項目のなかには、こちらからスタッフに質問し、どのように対応してくるかを調べる内容もあります。質問内容は事前に決定されているケースのほか、自由に会話してよいケースもあります。

店舗でのチェックでは、テーブル、客との会話などを調査するように求められることもあります。ミステリーショッパーだと怪しまれることがないように店舗内を把握し、さりげなくチェックしていきます。

店舗を利用して帰宅したら、今度は調査票の事実を記載していく作業になります。改善策・問題点など、具体的に内容を記載していきます。

調査が終了したら、メールや封書などで調査会社に情報を送ります。その後、チェックを受けて問題ないと判断されれば報酬が支払われます。

報酬が支払われない例としては、ウソを記載したり、コメントと項目が一致しなかったり、定められた文字数に満たない、などがあります。調査不備の場合、調査票が戻されるので、再度記載して送ることになります。

ミステリーショッパーの報酬は、レシート・調査票を送付したあと、指定した口座に1?2か月の間を目途に送金されます。

予想外の事態に対処する

ミステリーショッパーを何度も経験していると、予想外の事態に直面することもあります。ここで重要となるのは、自主的に決めて解決しようとしないことです。

最も避けるべき事態は、覆面調査員であることを店舗に知られることです。店内をキョロキョロしていたり、テーブルを不自然にチェックしていたりすれば、それを見た店のスタッフに違和感を持たれることがあります。

これらの行動は、調査票に記載されている内容を実践するためには、止むを得ない場合もあります。しかし、調査員だとばれてしまえば、本来のサービスや対応を知ることはできないでしょう。正体を知られた状態でミステリーショッパーの調査をしても、ほとんど意味がありません。

覆面調査のなかには、ハードルが高い項目も存在します。例えば、厨房を調査する項目の場合、短時間とはいえども厨房を確認する必要があります。

このとき、自分が座った席が厨房から遠い場合は、調査することは容易ではありません。無理に調査すれば、調査員だと知られることになります。こうした例においては、調査を進めることを見合わせ、ミステリーショッパーの会社に問い合わせてみるのがよいでしょう。

調査票には、実行できなかった理由を記入するように求められることもあるため、正直に記入するようにしましょう。調査票を送付すると、うまく調査を進めるコツなどを教えてもらえます。調査票の記載のしかた、トラブルが発生したときの対処など、失敗を防ぐためのアドバイスが受けられます。

メディアフラッグの概要

多くのメディアで注目されているミステリーショッパーの会社が「メディアフラッグ」です。非常に人気の覆面調査会社であり、大勢の登録者が在籍しています。そのため、案件に申し込んでも当選確率が低いと言われています。

メディアフラッグが調査する店舗は、レストランなどの飲食店、スーパー、ボディケア用品店、学習塾などがあります。これらのミステリーショッパーとして活躍するためには、事前に簡単なテストを行うことになります。事前研修と呼ばれるテストは、それぞれの調査店舗ごとに設定されています。

研修と聞くと大掛かりなイメージがありますが、多くがパソコン上から行えるので、それほど面倒ではありません。しっかりと研修を受ければ、本番での失敗も減るでしょう。

調査の種類によっては、研修のスタイルに電話や対面などを導入していることもあります。こうした研修により、ミステリーショッパーの初心者でも心配することなく参加できるのです。

案件の紹介は、メディアフラッグの公式サイトを参照して確かめましょう。メールの配信は行っていないので、こまめにチェックしておきましょう。

メディアフラッグの案件は、短時間で終わるタイプが多くなっています。なかには20分くらいで終了する案件もあります。

■メディアフラッグの報酬について
調査報酬のほかに、ポイント交換サイトを利用し、現金・アイテムなどに交換できる「MediPo!」というポイントが蓄積していきます。

■個人情報の取り扱い
定期的にWEBテストが実施されます。テストの目的は、覆面調査における最低限の知識を身に付けることです。

MS(ミステリーショッピングリサーチ)の概要

国内のミステリーショッパーのなかでも歴史が古いMS(ミステリーショッピングリサーチ)は、知名度や信頼性において優れています。案件の総数も非常に豊富で、複数の調査に申し込むことも可能です。しかし、人気が高い会社であるため、案件に申し込んでも簡単には当選しません。

当選確率をアップさせるためには、コメントに力を入れましょう。案件に申し込むとき、店舗へ行く人数、条件への同意の可否などが求められます。

コメントを書くときは、該当する店舗を具体的に調査し、分かりやすく書くことが求められます。全体的に時間がかかりますが、コメントの内容が当選率に大きく関わっているのです。

調査の項目に関しては、一般的なミステリーショッパーよりは少ないと言われています。案件を調べるときは、MSのサイトを確認します。

メールで案件の配信は行っていないので、自主的にサイト経由で申し込むことになります。申し込むときは、都道府県・業務のタイプ(業種・業態など)、同伴者、実施日などの条件で案件を選択しやすくなっています。

■誰でもMS
名前のとおり、誰でも申し込める覆面調査の案件です。簡易的なレポートを記入するミステリーショッパーであり、自費の10?50%くらいが報酬として支払われます。

対象となる店舗には、飲食店やエステサロンなどがあります。通常の案件よりも参加しやすくなっており、要する日数も短いので、多忙な人に適したミステリーショッパーです。

フードリンクの概要

ミステリーショッパーのなかで、飲食店のみを対象とした会社が「フードリンク」です。調査員として活躍する場合、ほとんどは無料となっていますが、フードリンクは5000円の受講料が求められます。

講習では、調査を上手に進めるためのノウハウが吸収できます。ミステリーショッパーを始めるうえでの心構え、調査のコツなどが記載されています。これらは、自宅に届けられたテキストを用いて学習していきます。

学習を終了したあとは、実地研修とレポート提出があります。これらの条件をクリアすれば、フードリンクに登録されて調査員になれるのです。

無料登録は、資格認定のあとに可能となります。会員登録するときは、履歴書(写真有り)、身分証明書(免許証など)が必須となります。

これ以外の流れでは、他社でのミステリーショッパーの実績を証明できれば、受講料が無料になることもあります。実地研修・レポートを経て、速やかに資格認定の対象となります。

■フードリンクの仕事の流れ
案件を募集するときは、メールで会員に情報公開が行われます。気に入った案件があったら、フードリンクの公式サイトを訪れ、ログインして申し込みます。案件に当選した場合は、依頼メールが送付されてくるので、これに受諾することで仕事に参加できるようになります。

フードリンクのメリットには、飲食費だけでなく、交通費や調査費が支給されることがあります。報酬が高めなので、調査内容は本格的になっています。

ジー・コミュニケーションの概要

愛知県に所在するジー・コミュニケーションは、国内において1000もの対象店舗があります。都道府県により、対象店舗の数に違いはありますが、登録に関しては都道府県が問われることはありません。

ミステリーショッパーの取扱案件では、飲食関係に力を入れています。レストラン、居酒屋、焼肉店、和食料理店など、食べることが好きな人向けの内容となっています。

案件の紹介は、メールにて知らされます。好みの案件が見つかったら、ジー・コミュニケーションのサイトに登録し、目的の案件を選んで情報送信します。ミステリーショッパーとして選ばれると、メールに当選の旨を記載して送られてきます。

■ジー・コミュニケーションの特徴
調査に携帯電話を活用します。携帯電話を使用し、「はい・いいえ」を選択して入力していきます。

携帯電話で調査内容を送ったあとは、パソコンでの調査に移行します。パソコンでの調査は、携帯調査が終了しないと行えない仕組みになっています。携帯での情報を誤って入力して情報送信すると、携帯電話による修正は不可能になりますが、パソコンからは行えるので問題ありません。

■ジー・コミュニケーションの調査票
文字数のボリュームが少なくなっています。コメント欄は、ミステリーショッパーの調査項目別に用意されています。

なお、調査票を作るとき、ファイルを開けた状態にしておくと、データが消失することがあります。こうしたトラブルを防ぐためには、パソコンのバックアップ機能を活用するのがよいでしょう。

AQサービスインターナショナルジャパンの概要

国内・海外に事業展開しているミステリーショッパーの会社に「AQサービス」があります。ファーストフード店であるマクドナルドやハーゲンダッツのほか、有名ブランドであるモンブランやコーチなどの案件もあります。展開している業種が多いので、さまざまな人の要望に応えられるのも利点です。

仕事の流れは、登録時のメールアドレスあてに案件情報が届けられます。気に入った案件を見つけたら、専用ページにログインして詳細を確認しましょう。

このとき、希望日を記入し、初めに入力した日に調査を行います。急用などでミステリーショッパーが行えない場合は、AQサービスにお問い合わせて担当スタッフと話し合ってみることです。

■電話説明
ミステリーショッパーの初心者を対象とし、15分くらいの事前確認があります。調査に要する時間は、10?15分くらいであり、調査票への記載は25分くらいです。それほど長い時間は要さないため、覆面調査のなかでも比較的楽だと言えるでしょう。

評判の高い店舗の仕事は、すぐに募集人数に達してしまいます。当選確率を上昇させるためには、早めに応募することが重要です。あとから申し込もうと思っても、すでに締め切っているケースがあるので注意しましょう。

ミステリーショッパーの会社としては、外資系にあたりますが、国内を対象として行われる案件は、日本語での説明になっています。ただ、英語を話せる人を条件とした案件も用意されているので、日本語のほかに英語も話せたほうが有利でしょう。

ミステリーショッパーで副収入

副収入を得る手段としてミステリーショッパーが人気です。暇を有効に使いたい家庭の主婦からも評判の仕事で、それは主婦向けの本を参照しても分かります。

モニター、懸賞、ミステリーショッパーなどの副業情報を掲載すると、販売部数が伸びるとされています。事前に決定した日に仕事ができるという手軽さから、会社勤めのOLからも支持されています。

平均的な仕事の頻度としては、1?2件(1ヶ月あたり)となっています。報酬額は案件別に設定されているため、具体的な金額をあげるのは困難ですが、平均すると10000円程度になるようです。

さまざまなミステリーショッパーに登録し、本格的に覆面調査員として活躍している人ならば、1か月に10程度の案件をこなす人もおり、小遣い以上の報酬を得ているようです。なかには、1日に3件を超える店舗の調査を行っている人もおり、このような人のところには、覆面調査会社がみずから情報を持ってくると言います。

ただし、案件によっては自費でお金を出すことが多くなります。飲食代の30%が報酬となるケースでは、ほかの70%は自腹で支払っていることになります。料理を安く食べられる点においてはお得ですが、これでは小遣いを貯めるという意味からはずれてしまいます。

最近では、ミステリーショッパーに申し込む人が急増したため、当選確率はかなり低くなっています。仕事の頻度があまりに少ないようならば、モニター系に移行するのもよいでしょう。

本職として成立するかについて紹介

主婦やOLを中心として評判のミステリーショッパーは、副収入のスタイルとして注目を集めています。雑誌やメディアでも紹介され、知名度が急速に高まっています。

ですが、本職として行うことを考えると難しいのが現状です。募集しても当選形式で調査員が決められるため、安定して仕事があるとは言えません。月によってバラツキがあり、3件当選することもあれば、0件のこともあるでしょう。

また、ファーストフード店や居酒屋など、飲食店で行う場合においては、飲食代の○○%というスタイルで報酬が支払われます。もし10000円の飲食をして報酬額が30%ならば、7000円は自費で出していることになります。

このようなミステリーショッパーの場合、グルメを楽しむという目的では役立ちますが、お金を貯めるためには適していません。調査費が5000円などと記載されている場合、その金額のほとんどは飲食代や交通費で消費するため、手元に残る金額はわずかであると考えましょう。

なかには、調査費の「95%以上」の注文をすることを条件とする案件もあります。事前にこのような条件がある場合、自主的に節約して飲食費を抑えることは不可能です。仮に50%の飲食費で抑えても、覆面調査会社にレシートを提出するときにばれてしまうのです。

調査不備だと判断されてしまうと、調査費がまったく出ないので、すべて自腹で飲食代を支払うことと同じになります。そのうえ、ミステリーショッパーの調査費の支給条件を満たすために、再び同じ店舗を訪れるなどの面倒も生じるのです。

ショッパーズ・アイの概要

ランク付け制度を導入する会社は、近年になって増加傾向にあるようです。ショッパーズ・アイも、ランク制度を取り入れているミステリーショッパーの会社として知られています。

登録の方法は、専用サイトにアクセスして情報入力するだけです。あとは、覆面調査員として実績を積み重ねることでランクが上昇していくのです。

ショッパーズ・アイでは、初めはブロンズショッパーというランクからの開始になります。ランクアップのポイントは、ミステリーショッパーの調査票の質にかかっています。件数だけをこなしても、ランクアップは難しいので、量よりも質の精神で頑張っていくことが大切です。

ブロンズ以降のランクアップは、シルバー、ゴールド、プラチナという流れになっています。報酬額もランクと連動しており、ブロンズ(1100円)・シルバー(1200円)・ゴールド(1300円)・プラチナ(1500円)となっています。結果を残すことで、報酬のアップへとつながるので、おのずとやる気も向上するでしょう。

■旅行会社のツアープラン
ショッパーズ・アイのミステリーショッパーの特徴です。旅行会社のツアーに出て、調査員として活躍します。旅行代金は特別価格の適用となり、旅を楽しみながら調査をするというプランです。

お得な料金プランは、自分以外の仲間にも適用となります。複数の身内や友達を誘った場合でも、ミステリーショッパーとして活動するのは自分だけなので、ほかの人へは負担をかけないでしょう。

ミステリーショッパーの利点とは

ミステリーショッパーの利点について見ていきましょう。一番の利点は、副業として報酬を貰えることです。上手に活用すれば、お小遣いくらいの額は稼げるので、暇を有効利用したい主婦などには特にオススメです。

不景気の現在では、外食をする頻度が減少しているのが現状ですが、ミステリーショッパーとして活動している主婦がいる場合、家族全員の外食の頻度が上がると言われています。ファーストフード店などは、手軽に利用できるものですが、高級料亭などは敷居が高く感じるでしょう。本来は高額な料理が、調査費で相殺することによって安く食べられるのも覆面調査の利点だと言えます。

報酬を多く残そうと思ったら、経費がかからない案件がベストです。飲食関連の場合、自費となる部分が多いため、店舗のスタッフと会話するだけで報酬になるタイプの案件を選択するのもよいでしょう。

調査終了後は、調査票の作成が待っています。この作業は、ミステリーショッパーの仕事のなかでも最も大切なものです。それゆえ、それぞれの項目に対して具体的に感想を記載し、問題点や改善点などをあげていきます。

調査票の作成は、面倒なので欠点として捉える人がいますが、反対に利点と捉える人もいます。自分の意見を参考にし、店舗のサービスが向上すると考えれば、大きなやりがいを感じる人もいるでしょう。

覆面調査員として訪れたときと、あとから個人的に訪れたときとの間で改善点が見られれば、仕事をしたかいがあったと感じられるでしょう。

ミステリーショッパーの欠点とは

手軽に行える副業として人気のミステリーショッパーは、利点が大きい仕事として人気を集めています。登録費・初期費用などがかからず、リスクなしで始められるのが利点です。

しかし、まったく欠点がないわけではありません。これらを事前に知ったうえで、覆面調査を行うかどうかを決定しましょう。

注意するべき点については、事前に調査費が出ないこともあります。そのため、飲食代は自腹で建て替えておくことになります。

調査が終了し、調査票を作成して提出すれば、規定の報酬が1?2か月程度の間に支払われます。調査不備の場合は、再び調査を求められることもありますが、こうした例は非常に少ないので、必要以上に不安になることはないでしょう。指定された項目に回答して提出すれば、ほとんどの場合において受理されます。

ミステリーショッパーの欠点とされるのは、調査票の作成だという人が多いようです。一般的に報酬額が高い案件ほど、記載する項目も多くなっています。

なかには、具体的な記載を求める内容もあるので、文章を書いたり感想を述べたりするのが苦手な人には厳しいかもしれません。こうした欠点は、当初はなかなか気づけませんが、ミステリーショッパーの仕事を継続していくうえで分かってきます。

なお、近年では個人情報におけるトラブルが増加し、これはミステリーショッパーにおいても例外ではありません。個人情報を使用した悪質な詐欺も出回っているので気をつけましょう。

覆面調査員の調査票の項目

覆面調査における調査票の作成は、ミステリーショッパーの業務の要となるものです。依頼主は調査票を確認することで、現在の店舗の問題点を提示していきます。調査票の記載内容は、調査会社によってかなり差があるようです。一番よいのは、調査項目が少なくて報酬が高い会社でしょう。

逆にたくさんの項目に記載するわりには、報酬額が少ない会社もあります。これらは、各ミステリーショッパーの会社によって異なるため、複数の会社を比較しながら決定するのがよいでしょう。

しかし、原則として調査する概要を知るのは、当選してからになります。極秘で実施される覆面調査は、情報が外部に流出してはダメなのです。

ミステリーショッパーのチェック項目には、店舗内の清掃や清潔度などがあります。店舗内の通路、トイレなどをチェックし、掃除はしっかり行われているか、清潔さは保たれているか、などを調べます。

また、店舗のスタッフにトイレに行きたいと告げたり、メニューについて聞いてみたりし、どのように対処してくるかもチェックポイントです。そのほか、店員の身だしなみ、言葉使い、テーブルはキレイに拭かれているかなど、調査するべき項目は多岐に渡っています。

ミステリーショッパーでは、調査票の出来ばえが非常に大切となります。ここでのコメント欄は、次回の依頼時にも大いに参考となります。回数だけこなしていても、調査票の質が低いとなかなか仕事が回ってこないので注意しましょう。

覆面調査員の収入の目安

主婦に人気の副業であるミステリーショッパーは、案件の内容によって報酬が大幅に異なります。1000?10000円というように幅広いので、作業のボリュームと照らし合わせたうえで決定しましょう。報酬だけ参照すると、かなり効率よい副業に思えますが、実費で支払うコストや交通費もあり、それらをトータルすると報酬額はそれほど高くはないと言えます。

近年、不況の影響もあるためか、企業の資金力も不足しています。覆面調査を依頼する費用を捻出するのも簡単ではないようです。こうした現状から、近ごろのミステリーショッパーの報酬額は、以前よりも減ってきているのです。

それゆえ、案件の指定人数で店舗を利用すると、場合によってはマイナスとなることもあります。正確には、料理を安く食べられるのでプラスになりますが、報酬としてもらえる金額を考えると、自費で支払う額が報酬額を超えるケースもあるようです。

ミステリーショッパーの調査費の内訳は、通常は大人1?2人くらいになっています。もし夫婦と子供の4人で訪れれば、まず間違いなく自費での支払いのほうが大きくなると考えてよいでしょう。こうして考えると、収入を得るという点では、ミステリーショッパーではあまり稼げないことになります。

ただ、趣味の一環として考えるなら、かなりプラスになると言えます。通常は10000円の食事を5000円で食べられたり、20000円のエステサロンが10000円で利用できたり、大幅値引きが適用になる点においてはお得でしょう。

調査票の記載のしかた

ミステリーショッパーの仕事のメインとも言えるのが調査票への記載でしょう。これは、飲食店、エステサロン、銀行など、すべての調査に共通するものです。

そもそも依頼主が覆面調査を利用するのは、よりよいサービスを提供するためです。従来のサービスのままだと、競争が激しい業界では取り残されてしまいます。そのために高額な費用を支払い、調査会社に調査を依頼しているのです。

ミステリーショッパーの業務における調査票の記載では、なるべく具体的に記入することがポイントとなります。たんに、美味しい・まずい、などと記載するだけでは、ほとんど調査のメリットがないと言えます。

味については、人それぞれの感じかたがあるため、美味しい・まずいだけでは参考にならないことが多いのです。ここで、一般的な店舗と比べてサービスや接客はどうか、などと具体的に記入されていれば、役立つデータとして活用できます。

スタッフの会話の内容を記入するときも、メリット・デメリットをきちんと分析することが大切です。注文するときに受け答えが悪い、質問に対する答えが丁寧など、なるべく分かりやすく記載することで、依頼主がサービスを向上させるうえでの手助けとなるのです。

調査表の記載については、覆面調査会社のなかには規定を設けているところもあります。文末は「です・ます」「である・であった」など、具体的に指示されることがあるので、ミステリーショッパーの規定について熟読しておきましょう。

覆面調査会社の意向にそえる仕事をすることは、今後の依頼を増やすために大切なポイントになるでしょう。

調査票の記載で気をつけること

ミステリーショッパーは、店舗の問題や改善点をピックアップし、今後のサービスを向上させるものです。自社の人間や、同じ職場環境のなかでは気づかないことは多いものです。一番いいのは、客の立場の人間の意見を聞き入れることです。

プロの視点は確かに重要ですが、利用者のほとんどは一般の人です。そのため、一般の人たちから高く評価されるようなサービスを提供することが理想なのです。

調査票の記載では、ありのままの状態を記入することが基本です。店舗の悪いところだけ書き出すのではなく、ほかの店舗と比べてよいところも書き出しましょう。これについては、素直な気持ちになって評価するのが一番です。

嘘を記入しても、店舗のためにはなりません。本当に改善するべき点は、きちんと書き出し、今後のサービス向上に貢献しましょう。そして、評価するべき点も書き出すことで、全体的なサービスの質が判断しやすくなるのです。

ミステリーショッパーの業務における調査票は、覆面調査会社はもちろんのこと、依頼主の企業や直営店舗のスタッフも目を通します。それゆえ、相手の気分を害するようなことは避けるべきでしょう。「ここが悪い」という書きかたではなく、「こうすれば良くなる」など、自分が思い浮かぶ改善策なども記入するのが好ましいのです。

文章を書くのは非常に難しいものですが、ミステリーショッパーとして活躍していくためには、読む人を不快にしない文章を身に付けるスキルも必要となるでしょう。

覆面調査員の調査対象

覆面調査は、ほとんどのサービス業界で行われていますが、特に飲食チェーンが目立ちます。知名度の高い会社には、ファーストフード店であるミスタードーナツやマクドナルドなどがあります。

また、居酒屋・焼き鳥・焼肉などのチェーン店もミステリーショッパーの調査を必要としています。飲食店は激戦区と言われており、勝ち残るためのサービス競争がさかんです。こうした背景もあり、他の業界よりもサービスの向上に積極的なのです。

飲食店以外では、自動車のディーラー、展示場(モデルルームなど)、ガソリンスタンド、銭湯、スーパー、銀行、タクシー、携帯電話の取扱店、医療関連などもあります。医療の世界まで参入しているところを見ると、サービスを向上させることが施設の安定経営に大切なのが分かるでしょう。

めずらしいミステリーショッパーの例では、体験入学、学習塾、子供向けスイミングスクール体験などがあります。これらの案件は、大人ではなく子供が対象となっています。子供にミステリーショッパーに関する話をせず、自然体で学習してもらい、施設側の対応やサポートなどを観察しましょう。

この場合も、調査であることが知られないように配慮します。知られてしまうと、調査としての意味がほとんどなくなってしまいます。

調査において大切なのは、普段のありのままのサービスや対応を受けることです。調査員であることを知られると、確かに質の高いサービスを受けられるでしょう。しかし、自分たちが帰ったあとにサービスが普段どおりに戻ってしまうようなら、調査するメリットはあまりないでしょう。

ショップ・アンド・チェック・ジャパンの概要

国内にて展開しているミステリーショッパーの会社に「ショップ・アンド・チェック・ジャパン」があります。米国に本社を置き、覆面調査員を世界中に配置しています。

大規模な調査会社として知られており、さまざまな業界からの依頼がありますが、特にガソリンスタンドからの依頼が豊富なようです。ほかには、ミステリーショッパーの主流ともいえる飲食チェーン、洋菓子店、大手のネット通販ショップ、ホテル・旅館といった宿泊施設などがあります。

ショップ・アンド・チェック・ジャパンの案件は、調査票に記入するべき項目があまり多くないので、初めて参加する人からも評判がいいようです。募集案件については、住んでいる場所、性別、年齢などによって異なります。総合的に見ると、案件の数は少なめになっているようです。

覆面調査に参加する場合は、マイページでログインをし、募集項目のなかから希望の案件を選び、「応募する」をクリックするだけです。その後、抽選をすることで当選者が知らされます。詳細はメールで知らされるので、メールの有無で当選したかどうかが判断できます。

メールチェックの制度は、リアルタイムで案件の確認ができるので便利です。ほとんどのミステリーショッパーのサイトでは、メールではなく公式サイトで情報を公開しています。情報を閲覧するためにはログインが必要な点が面倒ですが、ショップ・アンド・チェック・ジャパンならば、ストレスを感じることなく利用できるでしょう。

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