
BEGIN(漫画)の全巻読破の感想
最後にいつものように、武論尊がぶん投げる感じ
いやー、それなりに面白かったですね。そろそろ終わる頃合かな?と思っていたのですが、案の定、唐突な形で終了となった作品ですが、武論尊先生のいつもの様式美として楽しむのが良いと思います。
政治家と極道の組み合わせとしては、サンクチュアリ以来となるのですが、あちらの作品よりも、トータル的には格下。と言うのが自分の中での位置づけになります。
大きなテーマとしては憲法改正
作品の大きなテーマとしては憲法改正があるのですが、40以上が兵役の義務。と言う、そうきたか!と思える、斜め上の形になるのですが、ガツンとくる内容となっていました。ただ、終わり方としては、自分の中では凄く微妙でした。
ネタばれをしてしまうと、北朝鮮が日本に向けて、核弾頭ミサイルを撃った!みたいな形で終わっているのですが、ねーよ。と言う気持ちですかね。
漫画の中でも、米軍を追い出そうとしているのですが、これは日本人は考えておいた方が良いのかな?とは思いますが北朝鮮が敵視しているのは米軍であって、日本は基本的には眼中にないですからね。なので、核弾頭ミサイルを日本に向けて撃つとしたら、それは米軍基地でしょう。常識的に考えてね。
で、米軍基地を追い出して、日本が独立して自衛をする為には、憲法改正が必要だ!と言うロジックになるのかな?と思いますが、これ、どこか別の書籍でも書いているのですが、私自身も元々は憲法改正派でした。厳密に言えば、9条限定の話です。広げると面倒ですからね。
だけれども、憲法と言うハードが変わっても、ソフトが突然高性能になる訳じゃねーよ。と言う話です。
現実的にコロナが起きましたが、これが銃撃戦の戦争だったら、どうなっていたと思う?と言う話で、後手後手だったでしょう?憲法とか法律の問題じゃないですよ。ソフト面である役人と政治家の問題であり、政治家は引いては国民の問題ですかね。戦争なんてやっていたら、大変な事になっていましたね。こちらから一方的に殴り付ける。と言う事であれば、初撃は良いかもしれませんが、反撃パターンを多分想定しないとレベルだと思います。だから、辞めておいた方が良いよ。と言うのが、自分の中での憲法改正の話でした。
作品に話を戻しますが、憲法改正の決議自体は行われています。その結果。。。作品を読んでね。となるのですが、現実的に存在をしている人間がチラホラと出てきますので、政治の裏舞台の話が元々好きな人であれbは、あー、これはこの人がモデルだな。とか、すぐに分かると思います。
そうした、知識がある人であれば、より楽しめる作品になっていると思います。あとは、登場人物が基本的には熱い所ですね。
武論尊先生の漫画の場合には、大体は登場人物が熱いのですが、終わり方がいつも拍子抜けをする程、クールな形で終わりますね。
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