デマ・陰謀論・カルト

デマ・陰謀論・カルト
デマ・陰謀論・カルト

「国会議員や芸能人はゴムのマスクをかぶったゴム人間ばかり」
「トランプ大統領率いる光の銀河連合が闇の政府と戦っている」etc.
こんなトンデモ話、いったい誰が信じるのか!?
普通の人ならそう考えるが、SNS上では想像を超えるほど多くの人々が妄説を発信し続けている。
かつての怪しげな新興宗教と違い、実体を伴わないからこそ恐ろしい、ネット世界のデマ、陰謀論、カルトの脅威を徹底分析。

(目次)
はじめに

第1章 日本中に光の戦士がいっぱい ――スマホ教とは何か
すべては「闇の政府」のせいである   「光の戦士」の使命感
特別な自分になれる   傷を負うほど光り輝く
優しくて危険な唯一の居場所   「スマホ教」=被災地のスナック
やめたくてもやめられない   「遅れてきた青春」を謳歌

第2章 誰でも気軽に神と繋がれる ――SNS時代のスピリチュアル
「スピ度」  不自由なほど幸せになれる   オウムから何も学んでいない
話が通じる宗教、通じない宗教   「やる気スイッチ」で読み解く
「最高のスピリチュアル・ライフ」に潜む危険   この世のすべては「波動」
ネトスピの見事な仕組み   エクササイズで宇宙と一体化
これ以上なく簡単に神と繋がれる   思考は現実化するのか
「ネトスピ」×「陰謀論」禁断のコラボ

第3章 検索すればするほどデマを信じてしまう ――ネット社会の罠
中学生以下のネットリテラシー   同じ意見がこだまする閉鎖空間
「英雄」も「悪人」も自由自在   「真実」が力を失った時代
フェイクニュースほど拡散しやすい   「アンパンマンのマーチ」特攻隊起源説
旧統一教会と安倍元首相   陰謀論はドキドキしてワクワクする
世論を操作するフェイクアカウント   そして危険な世直しのリスクが生まれる
スマホ教とオウム真理教

第4章 スピリチュアルと陰謀論が出会うとき ――禁断の魅力を持つスマホ教
オルグのしやすいネット社会   願望が反映されすぎる世界は危険
生きる意味を見つけられない   ビックリマンチョコで物語を消費する
「いいね!」の嵐で信者を獲得   混ぜるな危険!スピリチュアルと陰謀論
論理では太刀打ちできない最強世界

第5章 いつも心に「アンパンマン」を ――わたしたちができること
あまりにも容易に生じる神秘体験   空中浮揚を笑い飛ばせなかった優等生
エリートたちをオウムへと導いたもの   スマホはいつでも「信じたい物語」を与えてくれる
自分なりの小さな物語をつくる   映画『ジョーカー』に共感した射殺犯の「物語」
スマホ教から身を守るために   「アンパンマン」の核にあるもの
捨てがたいピースさえあれば、何度でもやり直せる

論理の飛躍は見られません

冒頭部分に統一教会の擁護か?あるいは、ツボシンパがどうしても認めたくない内容だけに、目を背けようと必死なのか?少なくとも、私自身はあからさまに自民党を応援してきた著名人の中で、自民党。特に清和会がベタベタ。と言うか、これもう統一教会でしょう?と言う事実を突き付けられて、見る目がなかった。なりの反省の弁をしている方を見た事がありません。大半の方は、信仰の自由なる、カルト宗教に対して何を言っているんだ?こいつ?カルト野郎なのか?と思える発言がほぼほぼで、唯一、統一教会をかばった発言をした自民党支持者の人に、須田慎一郎さんが、自身も自民党熱烈支持者であっただろうけれど、統一教会の擁護なんてするんじゃねーよ!と切れているのを見た事がある位ですかね。

本書の内容自体は極めてチンプなものとなっていて、スピリチュアル系の話にまで広げてしまっている為に、問題としたい争点を絞り込めていない気が読んでいてしました。もちろん、根幹としては、スマホの普及率が上がり、それまでにネットに触れてこなかったカモがアホな話に騙されている。と言う事なのでしょうが、そんなものは、スマホ以前から見られた現象であり、スマホの普及によって、これまで参戦をしてこなかった自称普通の馬鹿がきただけ。と言う話なのかな?と個人的には思っています。

まず、見出しにも入れているので、論理の飛躍と言う点ですが、これは安倍晋三の件です。統一教会の番人であり、法を歪めたごみカス野郎ですね。

「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。安倍(晋三)さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。

高橋治之(Wikipedia)

死人に口なしですが、仮に存命であったとしても、逃げ回って、何を言っているのかが、信者以外には届かない訳の分からないクソみたいな言い訳をしたであろう事は容易に想像がつくのですが、恐らくは真実なのでしょう。

話としては、山上が安倍晋三を撃ち殺した件になるのですが、当初はマザームーン(ギャグとしてこう記載をします)を標的としていたり、統一教会の幹部を標的としていたのですが、ガードが厳重であった為に、殺害を断念。代わりに番犬を撃ち殺した。と言う話になるのですが、ここに論理の飛躍といかにもウヨが使いそうな言葉になるのですが、本書で書かれているので、そうした言葉を使わせて頂きますが、まずは山上が統一教会によって人生を滅茶苦茶にされたのは、当然知っている事を前提として貰いたいと思います。

加えて、安倍晋三が統一教会のフロント組織にビデオメッセージを送った事も前提としたいと思います。残念ながら安倍晋三一派得意の揉み消し工作によって、動画自体をYoutube内で探すのが難しくなっていますが、統一教会のマザームーンを絶賛した上で、こう安倍晋三が述べています。

『UPF(統一教会のフロント組織)の平和ビジョンにおいて、家庭の価値を強調する点を高く評価いたします』

どうですか?ついでに、本書の中では一生懸命に否定を試みているのか?第一次安倍政権と統一教会は、そこまで距離が近くなかった。と紹介をされていますが、ホームラン級のアホですね。わざとやってるのか?としか思えないです。まず、第一次安倍政権の前には、小泉政権があり、そこで安倍晋三は、自民党の幹事長をしていて、自民党幹事長の名義で統一教会に祝電を送っています。山上は私自身と年齢が近いのもありますので、恐らくははタイムリーに、それを知っていたと思います。今の20代は知らないで、都市伝説扱いとなっていたみたいですが、これは事実で、以降ネット上では壺三と呼ばれるようになりました。そんな後にベタベタに統一教会と絡んだりしていたら、結果1年で終わった内閣でしたが、当時はメディアもまだ今よりも遥かにまともでしたので、1ヶ月で飛んだでしょうね。それが想像を出来たから距離を置いた。少し考えれば理解をする事が可能ですね。

で、山上がターゲットを変えたのが、そんなに飛躍をしているのか?そもそも山上の発言として『安倍は本来の敵ではないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません。』と言っているんですね。少なくとも、私自身の言葉で言えば、統一教会の番犬と言う意味合いと同じ認識をしていた事が伺えます。

では、誰が現実世界で安倍晋三を影響力のある統一教会シンパにしたのか?それは安倍政権を応援していた方々になります。盤石な議席数の上で恫喝をして言論統制をして、シンパに対して安倍晋三を批判する相手に対して言論弾圧をフェイクニュースも混ぜながらしたのは、誰か?それを信じたのは誰か?著者である、物江潤さんもその一人ではないか?と個人的には思います。

これは、何故かあまり広まっていないのですが、安倍晋三と一緒にビデオメッセージを送った著名人がもう一人います。ドナルド・トランプです。本書の中で陰謀論としてQアノンが取り上げられているのですが、何だかどこからともなく、誰か影響力のあるインフルエンサーが噓をついて、みたいな書かれ方をしていたのですが、物江さんのこう言う所が怪しさ満点。

ドナルド・トランプの選挙で、選挙が盗まれた!とか言っているのを後押ししていたのは、ワシントンタイムズと言う統一教会の新聞です。そうした事が本書の中では一切書かれていません。安倍晋三が好きな人には、トランプ好きも率として高いのですが、それは何故か?情報が同じ統一教会の臭いカルト臭を放っている所ばかりみているからです。それがスマホ教か?と言われたら、そうかもしれませんが、単なるバカ。で良いと思いますけれどね。

本書では、統一教会については申し訳ない程度の分量しか取り上げられておらず、これまでに多数の統一教会の危険性を指摘してきた書籍があるであろうに、そうした書籍には、極力目を通さない、この物江潤さんの姿勢。実に自民党・維新を支持している人の雰囲気が伝わってきました。

主に本書で取り上げているのは、反ワクチンの方々になるのですが、これってさ、、個人的に思うのですが、そこまでの大きな実害はありましたか?もちろん、反ワクチン団体がワクチン接種会場に乗り込んできて実害を出したり、反ワクチンに過剰な考えに行ってしまい、自身の人間関係を破壊してしまったり。と言う事はあったと思いますが、大した実害はなかった。と思います。そうした反ワクチン団体が遠慮なく報道をされたのは、政府与党の政策に反対をする立場になるからでしょう。

それよりも上で何度も私が取り上げているカルト宗教の方が、遥かに実害を与えてきていますし、現在も裁判が継続中となっているDappiについては、一切取り上げていません。これこそ、スマホ教のクソ馬鹿な上に反省と言う事も出来ない人間として、極めて程度の低いカス野郎の集合体であり、カルト宗教とほぼ一緒の連中になるのに、華麗なスルーを物江潤さんは披露をしてくれています。

いや、私自身はウヨではないんですよ。と言うエクスキューズを入れる為か、DAPPIの代わりに無料で自民党や維新の為にフェイクニュースを流しまくっていた、ホラ吹き野郎の黒瀬深については、触り程度、書かれていましたが、こうした人間がスマホ教であり、DAPPIの後追いなのか?前後関係は知りませんが、ウクライナ人の某氏と写真を撮っていたりするのですが、一体どこで知り合ったの?と思ったりしたのですが、某氏は統一教会の組織で講演会をしているんですね。もしかしたら、そこで黒瀬深は会って一緒に写真を撮ったのかもしれません。その辺り、不明点も多いのですが、保守と名乗る人間がカルト宗教の団体から、どれだけ講演会を頼まれていたのか?正直に白状をしておいた方が良いでしょうね。

なお、カルト宗教団体については、早々とカルト宗教団体から、父親のように思っていた。と言われるだけぞっこんとなっていた政治家が、早々と潰す事はない。と言う発言をしていて、これからも選挙で無料のボランティアとして動員をして、ポスター貼りなどを手伝わせたり、色々と手伝う代わりに見返りを差し出す。と言うのが見え見えですね。これについては、私自身はジャーナリストではないので、出ている情報からの想像をするしかないのですが、そんなもん決まってるじゃない?何で想像を出来ないの?としか思えないです。

取りあえず、本書については中古ではなく、しっかりと本屋さんで自腹で購入をさせて頂きましたので、ハッキリと書いてしまう権利位は私にもあるでしょうから、一言書きます。散々書いてきましたが読む価値のないカス本。

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