で、空海ですよ。今の時点ではテレビCMをバンバン流しているので、そのCMを見た人も多いと思います。個人的にCMを見た感想としては、絶対につまらない映画。と言うのが率直な感想なのですが、決めつけてはいけないよ。なんせ阿部寛が出ている!阿部寛が出ている映画で、とんでもなくつまらない映画なんて記憶にありますか?私はないです。決して気持ちのハードルを上げてはいけない作品だと覚悟をして、熊谷の映画館へと足を運びました。なんせ、特別な日で誰でも1人、1000円ですからね。ポップコーンセットを食べても、通常の料金と同じ位。
最初のKADOKAWAの文字でハードルを下げる
皆さん、どう言った印象を持っているのか分からないのですが、個人的には蒼き狼白き牝鹿で衝撃を受けまして、KADOKAWAと出た時点で、外れ!と脳にインプットされています。取りあえず、ちょっと期待をしている部分があったのですが、KADOKAWAの文字を目にしてクールダウンに成功。
阿部寛を待つ
時代は唐王朝。と言いましても大概の人は遣唐使と言う単語を知っていて、そちらで想起すると思いますが、それで良いと思いますが、映画では詩人である白居易とか李白とか出てきますが、半分位の人は名前を知っているし詩人である事が分かる位、それぞれの詩なんて思いつく人は少ないと思います。空海だって、弘法大師様と言う認識位で、何の為に遣唐使の一人として行ったのか?なんて知っている人は少ないと思います。
答えとしては密教を教えて貰いに行った訳ですね。後に真言宗の開祖となった坊さんです。書道家としても有名ですかね。三筆の一人で、他の二人は、嵯峨天皇と橘逸勢になります。
弘法筆を選ばず。と言う諺があり意味としては、その道の名人であれば、いちいち使う道具に左右されずに、良い仕事をする。と言う事になるのですが、空海は嵯峨天皇に俺の文字どう?と聞かれて、筆がわりーよ。と答えています。本当の名人は道具を選ぶのが当たり前やで。と言うのが現実です。
最初のオープニングにおいて、阿部寛を無事確認をして、さー、こい!阿部寛!と思っていたのですが、黒猫のタンゴがなんかしらんけど、妖術で暴れ回るシーンが続きます。空海は空気のごとく、特に何かをする訳ではなく、見守っている感じで、ちょっと動いたと思ったら、時すでに遅し。
さー、これはどうしたものか?と思えてきて、このまま行ったらクソ映画認定を個人的には出すしかなくなる可能性が上昇をした訳ですが、流石は阿部寛。阿部寛の登場自体はちょい役なポジションとなるのですが、この阿部寛が演じている阿倍仲麻呂の日記から物語は探偵物語へ移行されていきます。
ファンタジー探偵作品
まず、この作品を見る上で、ここを覚悟をしておけば、楽しめる。と言うポイントですが、妖術は存在をしている事を、取りあえずは認める事になります。だって、ここを認めないと、先へ進めないですからね。当たり前のように妖術が連続をして登場となりますし、終始そんな感じになりますので、これは大変だぞ。と言う気持ちで見ておくのが正しいスタンスになると思います。
また、この作品は実験作品なんですかね?凄く沢山のCGが使われています。将来的に今回のが生きてくれて、次に繋がる映画を作ってくれるならそれでよしですかね。真・三国無双シリーズでヒットを飛ばしたのが要因だと思いますが、今ではコーエーの社長になった鯉沼さん。その鯉沼さんが関わっていたかは分かりませんが、こいつが踏み台になった作品ですな。
持っていましたが、かなり怪しい作品でした。でも、ここで格闘ゲームを作るノウハウを社内で作り上げる事が出来たのが、次に繋がった訳ですね。
映画の空海に関しては、何だこれ?と思えるシーンが多々あったのが正直な所なのですが、最終的には伏線が全て綺麗に回収をされていました。この点は良い事ですし、世界観を認める事が出来たら、納得出来る作品となりますね。
正直、期待をしていなかったのと、後半に入り、本格的に話が動き始めてからについては、結構面白かったです。前半の部分は伏線が張られていく形となりますので、寝ないで我慢して見ておきましょう。主人公は楊貴妃で良いと思いますので、タイトルを「美しき王妃の謎」にしてもらった方がしっくりときますね。そして楊貴妃役の女優さんとなるチャン・ロンロンさんが綺麗でした。
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