ルポ タックスヘイブン 秘密文書が暴く、税逃れのリアル

ルポ タックスヘイブン 秘密文書が暴く、税逃れのリアル

ルポ タックスヘイブン 秘密文書が暴く、税逃れのリアル

バミューダ諸島、マン島などタックスヘイブンに拠点をおく法律事務所から流出した秘密文書――「パラダイス文書」。
文書には富裕者、巨大企業などさまざまな人々、組織の名が含まれていた。
文書の分析から、F1王者のルイス・ハミルトン選手がジェット機購入にあたって約4.9億円もの税を逃れた実態や、世界的スポーツメーカーのナイキがロゴの商標権をタックスヘイブンにおくことで、3年間の収益約4300億円をタックスヘイブンのペーパーカンパニーに集めることで、税逃れをしていた事実などが浮かび上がった。そこには法律事務所アップルビーからの税逃れのための提案書があり、巨額の税を逃れるまでの事実を生々しく伝えている。
 他にもU2のボノや歌手のマドンアなど各業界のセレブや世界各国の政治家、アップル、フェイスブックなど巨大企業の名も明るみになった。
その大量データの分析をもとに朝日新聞ICIJ取材班は、アフリカ、インド洋、香港へと訪れ、巨大企業と富裕層だけが得をする税逃れの仕組み、そのかわりに搾取される人々の存在まで取材。その生々しい現実を報告し、さらにタックスヘイブンがもたらす経済の世界的リスクを分析する。
巻末に池上彰氏解説寄稿。

はじめに
【第1章】 膨大な文書の森に踏みこむ
――バミューダの法律事務所からデータが大量流出
【第2章】 影の案内人
――法律事務所アップルビーから税逃れの提案書
【第3章】 収奪の大地
――アフリカ鉱山の利益を搾取する巨大商社
【第4章】 強者の楽園
――アフリカから富を吸い込む金融立国モーリシャス
【第5章】 タックスヘイブンと日本
――パラダイス文書から浮かび上がった日本
【第6章】 グローバルジャーナリズム
――世界のメディア連携で追った金融リーク
【第7章】 タックスヘイブンの世界リスク
――租税回避地の何が問題か?
<パラダイス文書アーカイブ>
おわりに

解説――池上 彰
内容(「BOOK」データベースより)
「上位1%」の超富裕層が、世界の富の半分を独占、世界各地でその「経済格差」が叫ばれる時代―、タックスヘイブンの中をのぞきこむと、その理由の一端、大企業と富裕層だけが得をする生々しい仕組みが見えてくる。

評価が別れて面白い

本書の内容自体も個人的には非常に面白いと思いますが、馬鹿丸出しの朝日だから文句を書いているカスも沸いていますね。タックスヘイブンが国際的な取引をスムーズに行う為に活用をされている。と言う事についてはどうでも良いですし、タックスヘイブンの存在自体を本書の中でも特段否定をしていません。小国としてはそれしか生き残る道がない。と言うのも現実的にある訳で、タックスヘイブンの存在意義はあるんです。

それと法律の抜け道を活用して法的には問題ないとしても明らかに脱税目的でタックスヘイブンを利用しているのは全くの別問題なのですが、馬鹿丸出しで朝日を叩いているのですが、恐らくこうした人は残りの人生、朝日を叩き続ける為に生きていくのであって、金持ちや権力者にご褒美を貰える事もなう人生を費やしていて、大丈夫かいな?と思えるのですが、それも人生なので良いのでしょう。本人も満足でしょう。もしくは株で配当と言うお零れを貰う人生に躍起になっているのかもしれませんが、他人に金を稼いで貰おうとか、私は別に思わないですかね。

タックスヘイブンについては、どうしようもなく世間も関心が低いジャンルになりますが、本来的にはとてつもなく大事な事なんですよね。合法だ。だから問題だ。とオバマ大統領も言っていますし、日本は不感症みたいな感じになっていますが、海外では一部の国では暴れる原因にもなったりしますので、手を打たないといけませんね。実際問題、合法だ!と言い続けていたのですが、資料が流出して調べた結果、合法ではなくて、関係者も逮捕をされていますし、流出がきっかけで追徴課税を大量に払うはめになった人も多い訳です。

難しいスキームを活用している訳で、これ何の為にやってるの?と言えば要するに脱税。と言うケースもほとんどとなっています。ボーダレス化が進んだ事で、益々業種ごとに寡占化が進んでいる状態、こうした状況を野放しにしておく事で、富の偏在がより進んでしまう。もっときちんとやっていれば良かったと思いますが、相変わらず富裕層は何が悪い?と言う態度を続けていますので、後、一発二発、こうした事務所からの脱税情報が出てくれば、いよいよもって、シュンペーターが言っていた、資本主義は成功するがゆえに社会主義になる。と言う予言が的中をするタイミングが訪れるかもしれませんね。

きちんと大手企業や資本家が納税をしていた場合、例えば日本であれば向こう20年間の消費税は無し、かつ子供を大学まで無償化。この費用を捻出するのは楽勝と言われています。アメリカであれば、もっと規模が大きいのではないでしょうか?儲かった分は俺のもの。負担は一般人が宜しく。と言う事を続ける事で、社会はより歪つになりますし、そうした富裕層の結果的には手助けをしている政治家も、より信用を無くしていくんでしょうね。私は全然構わないですし、次回の大統領はサンダースが生きていたら、その辺りにしてくれれば、世界はもっとマシになるでしょうね。

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