若い靴屋のドラテフカは、村から村へと古靴を直して歩いていました。ある日、森でアリ塚がクマに蹴散らされているのをみつけました。ドラテフカは散らばった塚を帽子でかき寄せてやりました。すると、女王アリが出てきていいました。「ご親切にありがとう! あなたがお困りの時は、わたしたちが助けましょう」のちに、魔法使いに首を切られそうになったドラテフカは、だれかに助けられるのでしょうか。ポーランドに代々伝わるお話です。
情けは人の為ならず、なのか?
これは途中までは、うんうん。となりながら読めたのですが、途中から急展開となる絵本でしたね。魔法使いが当たり前のように存在をしているのと、その魔法使いを相手に、お姫様と結婚をしたいから。と言う、すげーな。おい。と思える理由のみで挑戦をする、ドラテフカの物語になります。
こう言う、最後救ってくれてありがとう。結婚します。みたいな話は絵本の中でも、割とポピュラーな気がするのですが、当のお姫様の感情みたいなのが、一切ないのですが、その点は、これ問題ないの?お姫様自身が救ってくれた方と、もれなく結婚!と言っているケースも中にはあるのですが、今回の絵本では、お姫様の意思みたいなものは、特に見当たらなかったです。
道中、小さな動物を助けた事で、難所を乗り越える事が出来ました。と言う恩返し系の絵本となっていて、こうしたシチュエーション自体は古今東西を問わず、あるのでしょうね。今回の絵本であれば、ポーランドの昔話みたいなのですが、ポーランドとか、全然馴染みがない国になりますので、良く分からないのですが、絵本の王道みたいな作品でした。
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