グッドウィンは、元気なオスのまっしろな子やぎです。飼い主のマックダフさんにかわいがられ、楽しく暮らしていましたが、秘密がありました。実は、グッドウィンは、おいしそうなゴミを口にくわえて、くちゃくちゃと噛むのが大好き! ある日、グッドウィンがさんぽに出かけると、絵を描いている女性がいました。彼女がいなくなったすきに、グッドウィンは、草原に置かれた絵の具のチューブを夢中になって噛みはじめたのですが、中から絵の具が飛び出してグッドウィンの体は色とりどりに――。それが思いもよらない騒動を引き起こします。代表作『くまのコールテンくん』をはじめ、数多くの絵本をのこしたドン・フリーマンが、実際にあったできごとををモチーフにした未発表の作品を、50年のときをへて出版。やぎと人間のつながりをあたたかく、かつユーモラスに描いたお話です。
実際にあった執念の作品
こちらの絵本ですが、実際にあった話をベースにしていて、それを執念で絵本にした。と言う作品になります。どの辺りが執念なのか?それは読んで頂ければ分かります。
起承転結がきちんとしている作品となっていて、短いながらも、簡単な言葉で、ストーリーが展開をされている。非常に良い作品ですね。中身自体については、個人的には大人なのもありますので、別に面白いとは全く思いませんでしたし、え?と突っ込む所もあったりしたのですが、きちんと話が繋がっていくのが、読んでいて勉強になりましたね。
割と私自身は良い年齢になりますが、絵本を読んでみて、驚かされる事が多いですね。当たり前なのですが、話がちゃんと終わっているのも凄いですし、構成がしっかりとしている。絵本なんて子供が読むものなんて今どき読まねーよ。と思っている大人も多いと思いますが、絵本以上の文章を書くのは、かなりハードルが高いです。
今回の『やぎのグッドウィン』のお話は、展開としては良いですし、きちんとした終わり方をしてくれているので、最後はストン。と言う形で終わりましたね。爽快感のある部類の作品になると思います。
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