自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって──。唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
奇才、藤本タツキ先生の最新読み切り作品
ソーシャル上でも話題になった、チェンソーマンの作者、藤本タツキの新作ですね。単行本一冊になるのですが、ちょっと厚みとしては薄めの単行本となってました。
話題となったせいで、大まかなテーマやモデルについての話は、嫌でも目に入ってしまい、絶望的な漫画になるのかな?と予想をしていたのですが、予想をしていたよりも、ほっこりとした終わり方になっていましたね。もっと救いのない終わり方をしていると思っていました。
内容については触れませんが、藤本タツキの事を天才と評している人も多いと思いますが、私自身としては奇才と言う印象ですね。ジャンプの連載作家さんであれば、天才は松井優征先生のイメージですね。藤本タツキ先生は、訳が分からな過ぎる。
今作の『ルックバック』についても、途中までははっきりと分かるのですが、ラストの終盤は、時間軸や世界線がぐちゃぐちゃと交錯をしていき、一般的な読者を相変わらず置き去りにしていくスタイルとなってますね。
この辺りの付いてこれない人は置いていくよ。と言うストロングスタイル自体は個人的には好きですよ。
この読者を置いていくスタイルは、最初の連載作品となっている、ファイアパンチからの恒例ですね。追いついていけないから、グッと近づきたくなる。そうした技が組み込まれている漫画家と言う立ち位置で、これはこれで読者を引き付けるのだから、凄い作家さんになりますね。
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