マンガ 応仁の乱

応仁の乱

応仁の乱

内容紹介


室町時代、日本を二分するほど大きく、長い戦いとなった「応仁の乱」。
この乱には多くの歴史人物が関わっていました。
室町幕府8代将軍の足利義政、その正室である日野富子。
自らの家督争いが応仁の乱を引き起こしたとされている畠山義就。
東軍総大将の細川勝元。西軍の総大将だった山名宗全。
西軍から東軍へ寝返った有力武将の朝倉教景……
その他の大名や有力者から見た「応仁の乱」の実態を、マンガとテキストで解説します。

内容(「BOOK」データベースより)
足利義政、日野富子、細川勝元、畠山義就、山名宗全、朝倉孝景ほか、それぞれの思惑が生んだ日本最長の内乱。11年間の戦乱の物語をマンガで一気に読む。重要人物の人間関係がよくわかる!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小和田/哲男
早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。2009年、静岡大学を退官して、名誉教授に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読んだ個人的な感想


活字で書かれている、応仁の乱については、途中で断念。代わりに漫画で読んでみて、理解を深めようと思ったのですが、解説のベースは基本的には活字となっていましたので、ちょっと自分がイメージをしていたのとは違ったぜ!と言う感じなのと、途中途中で入っている漫画の箇所についても、よくあるパターンの突貫工事で、複数の漫画家に頼んでのパターンとなります。これ、業界でよく使われる、売れやすいタイミングで出したいから、複数の漫画家に頼んで、結果として納期を短めにする。と言う感じですね。

結局はベースは漫画ではない。と言う事で、自分の中では若干の、ちくしょう。と思いながら読んだのですが、結果としては応仁の乱が大体分かりました。人名とかは読み終わってすぐに、うろ覚えの状態になっていますので、誰かに丁寧に説明をする事は出来ないのですが、自分の中では納得出来る範囲ですね。

要するに、将軍様はやる気がないし、子供も居ないから、弟を将軍にしようと思って、坊主から還俗をさせたら、子供が生まれちゃって、さー大変。嫁さんは子供を将軍にしたい気持ちもあるし。と言う所に将軍家を支えていた有力大名も位や家族でギクシャクしていて、西軍と東軍に分かれて戦いが始まってしまい、途中で頭に据える大将も変えちゃって戦い始めたものだから、何で戦っているのか?さえ良く分からない状態になり、西軍と東軍の大将同士は子供の世代になって手打ちをしたけれども、西軍・東軍としての手打ちにはならなかったので、下の人間は納得が出来ないので、戦い続けて疲弊してしまい、戦国時代へと突入。と言う感じです。

細かい点については省きましたが、おおよそは上記の通りであっていると思いますので、自分の中では、応仁の乱についての理解は深まりました。専門家でもなければ、概要なりを概ね掴んだ印象として、自分の中ではそこまで面白くはないかな?と思ったのですが、この問題の火種を作った張本人である将軍、義政ですが、銀閣寺を作った人です。子供の頃に将軍になり、周りが政治を握っていたので、本人も大人になってもやる気が出ない状態で、庭園作りに執着をして、最終的には銀閣寺を作ったみたいですが、結果としては文化人枠ですかね?色々と駄目な部分もある将軍だと思いますが、銀閣寺を作ってくれただけで、ok!と言う気が個人的にはしています。

本当は金閣寺みたいに、銀を貼り付けたかったけれども、お金がなくて貼り付ける事が出来なかった銀閣寺ですが、建築物としては、自分の中では最高レベルに好きな建造物で、あの渋い建物が好きです。同じ様な人も多いと思います。

取り合えず、話を本書に戻しますが、漫画はメインではなく、結局はは活字中心になりますが、値段としては安かったです。きちんと細かい点まで応仁の乱を抑えたい人には向いていないかもしれませんが、細かい点まで抑えている本だと読んでいて苦行にしか感じない人は、まずはこちらから入るのが良いと思いますよ。大まかな概要やストーリーは掴めるので、細かい点まで書かれている本を読み始めても、最初に感じた苦痛さはかなり軽減をされている状態で、読み始める事が出来ると思います。

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