時は11世紀、舞台は中国・北宋。宋代最高の詩人にして四大書家のひとりと謳われた蘇東坡は実は革命的な料理家でもあった。今もなお人々に愛される東坡肉をはじめ、あまりの美味さで政局さえも動かしたという彼の料理の数々を、軽妙洒脱に物語る! 新視点の歴史グルメ・ロマン! 特別エッセーも収録!!
そこそこ面白い作品
料理漫画なんだけど、それだけではない。と言うか、料理自体はカラーで掲載をされている訳でも、ないので、別段美味しそうにも思えない。と言うのが率直な感想。
この作品は中国の宋の時代、政局で追放をされてしまった、蘇東坡の話となっていて、この主人公のヒョウヒョウとしながらも、人生を料理を通じて楽しんでいる作品となっていて、そこを楽しめるかどうか?と言うのがポイントの作品となります。
あくまでも追放をされた程度になりますので、途中で、ちょっとした戦いもあるにはあるのですが、戦国的な作品もなく、あくまでも追放をされた頭の良い官僚の、追放をされた後の人生を追っている感じです。
あまり中国の宋の時代について見識がなくても、充分に楽しめる作品だと思います。個人的には、中国の歴史であれば、なんでもウエルカムな部分がありますので、お値段以上に楽しめましたね。漫画としては文字数も大目となりますので、1巻で終了の割にはサクッとはいかず、ややどっしりとした感じの作品でした。
作者の大河原遁さんの作品としては、代表作に王様の仕立て屋があります。ドラマ化もされている作品だったと思いますが、個人的にはドラマも漫画も読んでいないので、サッパリ分かりません。Amazonのレビューをみてみると、こちらの作品から流れてきている人が多数になりますね。
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