漫画家たちの「戦争」アンソロジー
漫画家の感性が「未来の戦争」の予感を、戦時への想像力で捉えた作品を集め話題を呼んだ「ビッグコミックオリジナル戦後70周年増刊号」を底本に再編集し、追加原稿も多数収録した増補愛蔵版アンソロジー。
排外主義と非寛容。世界全体を覆うきな臭さは、すでに新しい「質」の戦争が起きているとも考えられる。
漫画家の想像力は果たして「戦争」をどう表現するのか。
水木しげる、山上たつひこから浅野いにおまで異才・鬼才・天才……日本を代表する漫画界の傑物たちの描く「戦争」。小説家等の寄稿も多数収録。角田光代の「漫画の自由さと豊富さ」と題する書き下ろしも収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
収録作家:水木しげる、滝田ゆう、松本零士、さそうあきら、浅野いにお、高橋しん、いましろたかし、山上たつひこ、三島衛里子、石坂啓、比嘉慂、竹熊健太郎+羽生生純、あまやゆうき+吉田史郎、東陽片岡、井上洋介、花輪和一……
特別収録:くれよんカンパニー、おざわゆき「あとかたの街」
特別ピンナップ:藤田嗣治「アッツ島玉砕」×古今戦争漫画“超”コラージュ、
中条省平、いとうせいこう、無着成恭、横尾忠則、モーリー・ロバートソン、片岡義男、呉智英、南信長、角田光代
見るべき作品は少ない
ちょっと期待外れの作品でしたね。短編集なりの形となっていて、各作品が独立をしている構成になっています。概ね、きちんと終わっているのですが、うん?と思える意味自体が分からない作品も何本かありました。
帯には戦争を生き抜いた漫画家が見たものとありますが、本当の意味で戦場体験者の漫画家は、この中では水木しげる先生のみではないでしょうか?ちゃんと調べていないのですが、中には戦時下を経験した漫画家はいたのかも?でも、生々しさが、やはり水木しげる先生がダントツなんですよね。
と言う事で、結論だけを書いてしまうと、こちらの作品は買わないでスルーをして頂いた方が良いと思いますが、水木しげる先生については別枠です。次の記事で、コミック昭和史について取り上げるのですが、今回の作品で収録をされていて、ほぼ同一の作品がそちらにて収録をされているので、そちらを購入して頂いた方が良いでしょう。
結構な金額を払って購入をしたので、ガッカリだったぜ!
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