僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
超有名進学校「灘校」に八番で入学。ギターを弾いたり、漫画を描いたり、学業以外に打ち込みすぎて成績は面白いくらいに下降線を辿っていく。超受験校のすみっこで底抜けの明るさと底無しの泥沼の間をさまよった「落ちこぼれ」の日々。60年代後半から70年の時代のフレイバーと神戸の街が交錯して中島らもの青春がモラトリアムの闇に浮かぶ。おかしくも哀しく、忌まわしくも愛しい至福のエッセイ。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 丸坊主軍団、まいる/第2章 タナトス号に乗って/INTERMISSION 街のクロッキー/第3章 フーテン浪人日記/第4章 モラトリアムの闇

高校生から30代中頃までの中島らもの自伝

ちょっと三島由紀夫の作品を読んでみたら、長ったらしい文章で、自分には合わなかったぞ。と言う形になってしまいました。そうした時って、物凄く読むのが遅くなってしまいますよね。で、自分にマッチをしていて、サクッと読む事が出来る書籍で気分転換をしたい。と言う気持ちになったので、購入しておいて放置をしておいた、こちらの中島らもの作品を読みました。

高校生時代は落ちこぼれとは言え、そこは天下の灘高校な訳ですから、他の落ちこぼれについても、ユーモアがありますよね。弁当を盗み食いをされた時には空となった弁当箱に、書き置きの紙が入っているシーンとか、笑うは。となりますよね。作品全体を通して笑いがあり、構成としても短くまとまっている内容となりますので、サクッと読む事が出来る作品となっていて、自分の今の状況の気分転換と言うには最適な作品となりました。

上記は大人になり、酒で体を壊す話が本作の中でも登場をしているのですが、その時の入院話になります。上記の作品も非常に面白い作品となっています。まだまだ中島らも作品は、これで5作品目となりますので、中島らもが書いてきた本の数で言えば、半分も消化をしていないのですが、残念ながら著者はすでに故人となっていますので、少しずつ消化をしていけたらと思います。

中島らもの作品の特長でもあるのかな?と思いますが、非常に分かりやすい文章で書かれているのですが、かつユーモアと笑いが随所に散りばめられていて、楽しいんですよね。後半は随分といかれた人生を送っていたみたいなのですが、根本的には、やはり頭が滅茶苦茶良い人なんだな。と思いますし、勝手に地獄に行ったみたいですが、その分、優しさも併せもっている人間性を感じさせてくれます。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町を読んでみよう♪

中島らも ”いいんだぜ” 無修正版

https://www.youtube.com/watch?v=2gG4y6sZ03k

不適切用語が連発をされているせいなのか?動画を埋め込む事が出来ませんでした。これが、中島らもだ!と言う曲になりますね。最高に格好いいです。

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