内容(「BOOK」データベースより)
文学史上、最も危険な短編集。自身がセレクトした、脳そのものを揺さぶる12篇。 –このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
著者について
村田沙耶香(むらた・さやか)
1979年千葉県生まれ。著書に『ギンイロノウタ』(野間文芸新人賞)、『しろいろの街の、その骨の体温の』(三島賞)、『コンビニ人間』(芥川賞)、『消滅世界』『地球星人』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』など –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
ちょっと不思議な世界観
本書は短編集となっているのですが、あまりにも短い短編集もあり、コメントのしようがないレベルの短さだったりしますので、まずは本書のタイトルにもなっている、生命式の感想について書きたいと思います。
著者は別の作品で読ませて頂いた、村田沙耶香先生になるのですが、こえーよ。となる作家さんになるのですが、ちょっと知識がなかったのか?日本の人口減少についてはご存知かと思いますが、世界の人口は増加の一途となっていて、詳しくは国連の広報センターとなる、以下のリンク先を読んで頂ければと思いますが、改めて見ると、上昇ペースは落ちているみたいですが、2022年時点では世界の人口は80億人で、2080年までは増え続けて、100億人を突破するみたいです。
世界人口は2022年11月15日に80億人に達する見込み(2022年7月11日付 国連経済社会局プレスリリース・日本語訳)
こうした前提となる知識が、ちょっと違う形になっていたので、読み始めた、すぐにずっこけてしまいました。仮にこの世界観が日本だけで行われる。と言うのであれば、世界から見て、奇異に見られている事を設定として配置をしてくれたら、もっと作品にリアル感が出たのかな?と思います。その辺りが、自分自身の中では、ちょっと残念な形にはなりましたかね。
あとは、孵化ですかね。女性には、分かるわー!となるのかもしれませんが、ちょっと自分自身の中では、ピンと来なかったです。それぞれの場面場面に応じて、態度を変える。と言う人は多いと思います。思い当たる人も多いのでしょうが、私自身は、誰に対しても、態度が全然変わらないタイプになります。こぎたねーおっさん達が市長が来た途端にへーこらしていて、席を案内していましたが、たまたま私の隣に、そのまま市長が座りましてね。あ、どうも!と市長が声を掛けてきたので、どうも!と返して終わりました。
お前の方がちょっとおかしい!と言われてしまうかもしれませんが、人への敬意は当然持っていますが、権力や権威に対して、いちいち態度を変える程、やわな人間ではないですし、世渡り上手でもない。と言う事ですかね。流石に天皇陛下が来たら、私自身も頭を下げますw
コメントを残す