見どころ
政府の非人道的な慣行と、災害の危険性を軽視し、多くの命が犠牲になった未曾有の原発事故の真実が明らかに。廃炉となった原発で撮影した映像がリアリティを高めている。
ストーリー
1986年4月26日未明、旧ソビエト連邦のチェルノブイリ原子力発電所で大規模な爆発事故が発生。放射性物質はベラルーシやロシアばかりか、遠く離れた西ヨーロッパまで飛散する。人々は大混乱に陥り、その後何カ月にもわたって尊い人命が失われ続ける。
ここがポイント!
監督は『ウォーキング・デッド』のヨハン・レンク。『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のジャレッド・ハリス、ステラン・スカルスガルドらが共演。
チェルノブイリの真相に迫っていく作品
秀逸な内容ですね。流石にリアルタイムでチェルノブイリを体験した訳ではないのですが、かなり早い段階で、そうした事故があった。と言う話自体は知識としては知っていました。
映画作品ではなく、全部で5話となっているドラマになります。制作はHBOと硬派な作品を排出している会社となりますので、しっかりとした出来となっていますね。エンターテインメント性よりも、しっかりとした作品に仕上がっていますので、派手なシーンについては、そこまでありません。
序盤は、のちに分かるのですが、実際にチェルノブイリの処理に当たった学者の回想シーンから始まります。そしてチェルノブイリで起こった事。その対処のドタバタ。最後は裁判所にて、これまでの総括が行われていく形となります。
最後のシーンで流れる真実についてのフレーズが秀逸でしたね。
色々と考えさせられる内容となっていますが、関わった学者が自殺をしてしまったのですが、回想録をしっかりと残していた話などについては、良心を感じさせてくれます。
当時のソ連では明らかに出来ない情報。それでも後世に対して、きちんと残しておくべきものを作っておく。本来的には後世の為にも原発自体を作るべきでなかったのですが、作ってしまった以上の責任ですね。
90秒の突撃隊
見たかったのが90秒の突撃隊のシーンでした。原発に蓋をする為に、90秒の時間だけを作業する。報酬は800ルーブルが特別手当てとして加算。となるのですが、現代価値では日本円でいくらになるのか?不明な点になりますが、今の時点での800ルーブルは1000円ぐらいです。
時代的な背景を考慮しても、3000円いかないのではないでしょうか?
その任務に当たった多くの人が40歳前になくなっています。これは恐ろしい事ですよね。また、当時の突撃隊の写真がありましたので、以下、ツイートを使わせて頂きます。
「チェルノブイリ ーCHERNOBYLー」の紹介動画
こちら、公式の紹介動画になります。
「チェルノブイリ ーCHERNOBYLー」を見てみよう♪
あくまでも、記事執筆時点での話となりますが、U-NEXTにて見放題作品としてアップをされています。Amazonで購入をして視聴をする場合には、一本辺りなりで金銭が発生をする形となっています。PPV形式ですね。個人的にはU-NEXTに加入をしていますので、そちらで視聴をしました。
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