インドネシア ──世界最大のイスラームの国

インドネシア ──世界最大のイスラームの国
インドネシア ──世界最大のイスラームの国

世界一のイスラーム人口を誇るインドネシアは、独立後、シャリーア(イスラーム法)を国法としない共和国となった。しかし、教義に厳格なムスリムと、より柔軟に教義を解釈するムスリムの溝は埋まることはなかった。そのなかで人々は何を考え、どのような社会を創り上げたのか。インドネシアに計8年間暮らし、その文化と宗教を研究してきた社会人類学者が、綿密なフィールドワークで得た多様なムスリムの声とともに、教義と実践の狭間で揺れる大国の論理と実態を描きだす。

インドネシアのイスラム教

インドネシアとは縁がありまして、何度か行った事があります。縁と言うか、私が生まれたのがインドネシアになるんですね。生まれた病医。と言うのも数年前に二度目となる形で訪れました。一度目は子供の頃だったので、特に感慨もなかったのですが、二度目の訪問は、自分も年齢的におっさんになっていたので、ほー!そうか、俺はここで生まれたのか。と言う感慨深い気持ちになりましたね。ウロチョロしたら、おめー、何やってるんだ?怪しいやつだな。と警備らしき人がすっ飛んできたのですが、俺、ここで生まれたんだよ。と言ったら、向こうも笑顔になりましてね。そうかー、ここから先はダメだけれども、まー、ゆっくりしていけよ。と言う感じになりましたね。

本書の中心はインドネシアにおけるイスラム教についてになります。てっきり、インドネシア全般にフォーカスをされているのかな?と思って読み始めたのですが、イスラム教中心になっていて、あちゃ!こりゃ難しいし、そこまで興味がないぞ!と思ったりもしたのですが、頑張って全部読みました。

ガチガチのイスラム教の国。と言うのは行った記憶がないのですが、インドネシアは緩いイスラム教の国なんですよね。ブロックMと言うエリアは日本人エリアとなっていまして、イスラム教で禁止をされている豚肉についても提供をされています。それはそれで、イスラム教の近隣住民が怒ってブロックMを襲撃した。と言う話を聞いた事はないですよね。

タクシーの運転手とかも話をしてみて、イスラム教って何回礼拝するの?とか、週に何回モスクに行く事になっているの?とか聞いたら、結構な回数になっていましてね。所で、おめー、今月は何回いったんだ?と聞いたら、0回とか言って笑っていましたね。でも、豚肉については食べた事がないみたいです。信仰心の話になりますので、温度差はありますし、見ていると、全般的に日本人がイメージをしているような、ガチガチのイスラム教の信者で、適宜お祈りをしている人の方が少数派。それがインドネシアですね。

ローカライズされてるイスラム教

インドネシアは不思議な国となっていまして、ヒンズー教の寺院の古跡もあれば、仏教の遺跡もあったりと色々な宗教が元々存在をしていたのが分かります。今でも多民族国家となっていて、伝統と言語もバラバラです。教育でジャワ語を必修としているので、国民同士の意思疎通は問題ないのですが、伝統が違いますし、伝統にどれだけ重きを置いているのか?その辺りも民族によって違いがあります。

本来的なイスラム教ではあり得ない、死者への祈りなども、平気でやっているのですが、本人達は至って真面目にイスラム教徒になります。この辺りはイスラム教も入りながら、これまでの信仰と結びつき、ローカライズをされていったのだと思いますが、そんなローカライズをされたイスラム教を、本来的なイスラム教に戻そう。と言う組織もあれば、多様性があって良いし、それがインドネシアのイスラム教だ。と言う組織もあったりと、まー、本当に色々ですね。インドネシアには行った事がありますが、そこまで深くインドネシアにおけるイスラム教。と言う事については考えた事がなかったので、本書を読んで大いに勉強になりました。

また、最近のインドネシアの書籍では、必ず触れられている、インドネシアにおけるインドネシア共産党を地元住民が頼まれてもいないのに、自発的に虐殺をした話も、中心ではありませんが、軽く触れられています。その辺りの話については、倉沢愛子先生の作品が詳しいので、そこに興味がある人は是非とも読んでみて頂きたいです。

他にも、外人さんの作品になりますので、描写が非常に細かくなっていて、読むのが結構しんどい作品となりますが、リチャード・ロイド・パリーさんの作品もインドネシアの地方の民族の価値観などを知るのに、非常に役立つ作品となっていますので、興味のある方は、そちらもお勧めです。

それと、4年ぐらい前になりますかね?インドネシアに行った時の記事を書いています。

僕の空 僕の家

Langitku Rumahku (1990) Film Anak Anak Klasik

本書の中でも軽く登場をしていた映画作品に関する関連動画になります。

インドネシア ──世界最大のイスラームの国を読んでみよう♪

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