自由の限界 世界の知性21人が問う国家と民主主義

自由の限界 世界の知性21人が問う国家と民主主義
自由の限界 世界の知性21人が問う国家と民主主義

エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、マルクス・ガブリエル、マハティール・モハマド、ユヴァル・ハラリ……。世界の知性21人は混迷を深める世界と人類の明日をどう見るのか。民主主義のあり方も、米中の覇権競争の行方も、グローバリズムの帰趨も、いずれも答えは一つではない。そして、一つではないからこそ、耳を傾ける価値があるのだ。

第1部 「予言者」であることは難しい――エマニュエル・トッド
第2部 それでも欧州に期待する
第3部 「アラブの冬」と「帝国」の再興
第4部 世界の軸はアジアに
第5部 コロナ以後

著者について
鶴原徹也
1957年東京生まれ。東京大学文学部卒業。82年に読売新聞入社。ジャカルタ、パリ、ブリュッセル、バンコク、ロンドンにそれぞれ赴任し、国際報道を担当。2011年より読売新聞東京本社編集委員。

広範囲に渡るテーマで少々混乱

多数の著名なほぼ外人さんへのインタビュー記事を集めた書籍になります。一人語りと言われている手法での書籍になっているので、書籍を作ったはずの著者の言葉は、ほぼ書籍の中ではありません。一人だけ日本人であれば岩井さんがいましたね。

元々が新聞記事になっているので、時系列的にバラバラな展開となっていて、ちょっと今読むには、時間的な経過があり過ぎるかな?と思える箇所も時折見られました。

結局の所、最後の箇所に収録をされている、零戦のパイロットだった、原田要さんの記事が一番、自分の中では熱かったですね。熱いと言う言い方が適切ではないかもしれませんが、戦争開始直後の真珠湾攻撃から参加をしているパイロットとなりまして、ミッドウェー海戦でも生き残り、終戦を迎えた方で、良く生きていましたね。と思える内容でした。普通なら二回は死んでいてもおかしくない体験者になります。

本作の本筋ではないのですが、原田要さんの話ついでに、生前の動画になります。

本作自体は、難しいです。コロナ以降についての、著名人の方のそれぞれの考察であれば、それはそれで良いのですが、中東政策、対中関係と言ったように、広範囲に話が広がっているのですが、それがまた時系列的に順番が分かれているので、読みながら頭を整理するのが難しい書籍でした。もうちょっとテーマを絞り込んで書籍にして頂きかったですね。

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