2019 年12 月4日、中村哲医師は支援先のアフガニスタンで、銃で撃たれて亡くなりました。
この本は、中村さんに助けてもらったことを後世に語り継ぐために、アフガニスタンで出版された2冊の絵本、『カカ・ムラド ~ナカムラのおじさん』と『カカ・ムラドと魔法の小箱』に解説を加えてまとめたものです。
『カカ・ムラド~ナカムラのおじさん』は、中村さんがアフガニスタンで行ってきたこと、事実をもとに描かれた創作です。
『カカ・ムラドと魔法の小箱』は、作者のイメージする中村さんが登場するファンタジーです。
診療所を建てて病気を治したり、日照りが続いて乾いてしまった土地に水をひいて緑に変えたり――。
中村哲さんの志を受け取ったアフガニスタンの人々の思い、またアフガニスタンに寄せられた日本からの思い、2つの思いがひとつの形になった1冊です。
中村哲さんの事を描いた絵本が2冊収録
見出しにも入れているように、絵本が2冊収録をされているのですが、作成をされたのがアフガニスタンになります。何だか逆輸入みたいな作品になりますね。
最初の作品は概ね事実に基づいた絵本となっていて、後編に収録をされているのは、物語となっていて、そこに中村哲さんが登場をしている形となっています。出版をした方は日本に在住経験もあるアフガニスタン人になっていて、子供の教育に絵本が必要である。と言う事を感じて、絵本の出版社を立ち上げて、どちらの作品についても、関わっていると思うのですが、後半の物語の作品については、訳をしているのが、さだまさし。何でだ?と思うのですが、助成事業や復興支援などの公益法人を持っているみたいですね。本当に、さだまさしさん自身が訳をしたのかどうかは、正直、疑問に感じる所がありますね。
中村哲。と言う人間の肉体は残念ながら亡くなってしまいました。しかし、こうして中村哲と言う人間の意思であったり、魂的な物は物語であったり、絵本として、これからも残っていくんでしょうね。本当に惜しい人を亡くしてしまいましたね。アフガニスタンの人も、何で撃ったんだろう。分かっていて撃ったのか?分からないで外人排斥団体みたいな人で外人だから撃ったのか?分からない事も多いのですが、残念でしたよね。
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