近未来不老不死伝説バンパイア

『昭和不老不死伝説バンパイア』から10年が経った設定で話が始まるのが『近未来不老不死伝説バンパイア』となっています。
漫画の話とは別にして、漫画家も当然人なので、年を取り、それなりに金銭的に余裕が出てくると、周りを見る様になるのか、そこそこの年齢になってから、怒りを覚える人が多いのでしょうね。
江川達也しかり、この徳弘正也もそうなんですかね。個人的にはもっと早い段階で気が付いて貰って、社会に警鐘を鳴らして貰いたかったのですが。
そうした社会への怒りがベースとなっているのが、このバンパイアシリーズになるのかと思います。

作品の終わり方としては、まだ続くのか？と思わせる感じの終わり方をしているのですが、5巻と言う短い巻数でありながら、状況が二転三転していき、中々スリリングな展開となっている作品でした。

ギャグ漫画。と言うよりも、ストーリー自体は非常にシリアスな話となっているのですが、きちんとギャグが盛り込まれていて、読んでいても、それ程重苦しい感情にとらわれる事なく、読む事が出来るのが良かったですね。

神様に祭り上げられたマリア。それを育てたショウヘイ君。マリアを神に仕立て、信仰心をあおりながら、権力を握ろうとする物たち、死んだかと思われていた。。

と、まー、詳しくは作品を読んで貰えれば。と思いますが、中々面白い作品でした。自分自身も年をとってきているせいか、ターちゃんよりも、それ以降の徳弘正也の作品の方が、読んでいてフィットする感があります。

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