内容(「BOOK」データベースより)
中国本土14億人。世界の華人6000万人。中国人観光客1.5億人。分け入っても分け入っても、中国人はそこにいる。では彼らは、その地に何をもたらしたか。ケニアに敷設された“中華鉄道”からサバンナを見学し、カナダでは秘密結社チャイニーズ・フリーメイソンを直撃!ニューヨークでは国際指名手配実業家へのインタビューに成功する。大反響の『さいはての中国』に続くシリーズ第2弾。ようこそ、「異形の中国」ワールドツアーへ。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安田/峰俊
1982年、滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員研究員。立命館大学文学部卒業後、広島大学大学院文学研究科修士課程修了(専攻は中国近現代史)。著書『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で城山三郎賞、大宅賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
安田さんも牙を読んでる
アフリカの中国を訪ねているのを知っていたのと、著者である安田さんの書籍は何冊か読んでいますので、決して硬い本ではない。と言う予感はしていたので、事前に三浦さんの『牙』を読んでおきました。そうしたら、安田さんも事前に読んでいたんですね。そりゃそうか。と言う気持ちなのですが、何だか自分が好きな著者が、もう一人の好きな著者の作品を読んでいたのが分かり、ほっこりとしました。
牙: アフリカゾウの「密猟組織」を追って
一番面白いのはマッドマックスだ!
ちょっと最後の方はタイミングが悪い感じですね。タイムリーに読んだら10の興奮だとしたら、えーっと、、そもそも誰ですか?と言う感じで、興奮度としては3とかなってしまっています。それよりも中国の文化と言っても良い、村人同士のそこそこの戦争。これが面白かったです。
これ、著者の安田さんには申し訳ないのですが、個人的には、そんなに真面目に中国に取り組んで欲しくないんですよね。香港デモの時には、現在の中国関連のエースライターとして、しっかりと派遣をされていましたし、言い切り込み方の文章で興奮させて頂きいたのですが、基本的にはエロ中国の情報発信を多めでお願いします。と言う感じなんですよね。
なので、中国の中の恐竜オタク(立派な学者)とか、この辺りは本人の完璧な趣味も合わせていたみたいですが、そうした記事は良いですよね。
でも、ちょっと前作よりもパワーダウン。と言うのが率直な本音。静かな場所で本書は読みましたので、一日で読破をしたのですが、残る物は個人的には少なかったです。マッドマックスが自分の中でのピークでした。
安田先生の作品で、真面目な作品であれば、8964がオススメ。さいはてシリーズであれば、前作がオススメです。
もっとさいはての中国を読んでみよう♪
安田峰俊の最新刊!
『もっとさいはての中国』の著者である、安田峰俊さんの新書が多く出版をされています。コロナのタイミングで海外での取材は減少をしているみたいですが、これまでにため込んだ知識を大量放出をしている形になります。
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