驚くべきCIAの世論操作を読んだ

驚くべきCIAの世論操作

驚くべきCIAの世論操作

CIAのメディア操作の驚くべき実態を、調査報道ジャーナリストが暴く。

自らの非合法行為を隠蔽し、それを暴こうとするジャーナリストを陥れ、
偽りのイメージで世論を操作するCIA。
ハリウッド映画にも影響力をもち、アカデミー賞受賞作品『アルゴ』ではCIAを美化するよう史実をねじ曲げた。

日本でも政府による情報隠蔽、メディア管理や圧力が問題視されている今、真実を見極める目を養うための必読の書。

「本書は、CIAの非道、そしてCIAが米メディアと他国の政府機関、ひいては我々国民に及ぼす影響力についての、簡潔で説得力のある論考である 。」
――オリバー・ストーン監督

「政府の工作がオモテに出ない日本は、米国よりも深刻だ。」
――望月衣塑子氏(東京新聞記者)

<ここまでやるのかCIA! >
●自分たちにとって都合の悪い記事が公表されそうになると、記者を脅迫!?
●イスラエルの情報機関によるものとされたテロリスト暗殺も実はCIAのしわざ!?
●ニカラグアの親米反政府組織「コントラ」によるアメリカへの麻薬密売を容認!?
●ハリウッド映画に協力! 『ゼロ・ダーク・サーティ』は拷問を正当化したCIAのプロパガンダ映画だ!
内容(「BOOK」データベースより)
CIAのメディア操作の驚くべき実態を、調査報道ジャーナリストが暴く。自らの非合法行為を隠蔽し、それを暴こうとするジャーナリストを陥れ、偽りのイメージで世論を操作するCIA。ハリウッド映画にも影響力をもち、アカデミー賞受賞作品『アルゴ』ではCIAを美化するよう多くの史実をねじ曲げた。日本でも政府の情報隠蔽やメディアの政権への忖度が問題視されている今、真実を見極める目を養うための必読の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スカウ,ニコラス
調査報道ジャーナリスト。1970年、アメリカ・ネバダ州リノ生まれ。OCウィークリー紙編集長。LAウィークリー、ワシントン・シティ・ペーパーなどにも寄稿

伊藤/真
翻訳家。1965年、東京都生まれ。国際情勢、現代史などのノンフィクション作品を中心に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ビン・ラディンの話は本当か?

序盤で本当のビン・ラディン暗殺についての事が書かれています。もちろん、書かれている事が真実であるかどうかについては、この目で見た訳ではないので、自分としては断言をするのは難しい事になるのですが、書かれている状況を考慮すると、どうにもこの書籍で書かれている事の方が自分の中では納得できますね。具体的な事は控えますが、なるほどね。と言う感じです。

日本の場合には、西側諸国になりますので、あまりアメリカが南アメリカでやってきた事。と言うのは報道をされる機会がなかったと思います。この辺りの影響でアメリカと言う国を誤解している人も多いですかね。例えば北朝鮮と言えば、とんでもねー国だ。と多くの人が思っていると思いますが、それを超えるレベルの事を平然とやってきたのがアメリカですね。要人の暗殺・反政府組織への資金提供。それが、ある程度正しい組織であれば考慮の余地もあるのですが、どう考えても独裁者でその国の国民にとって、良い点が特にないであろう組織にも資金提供をしてきましたからね。アメリカにとって都合が良ければそれで良い。と言う感じです。

こうしたアメリカの悪行を暴く機能を備えているアメリカのメディアがCIAの行為を見て見ぬ振りをしているのは何故か?と言う事が中盤以降に書かれています。時にはCIAからの圧力もあるのですが、大概のケースではCIA自体は特に何もしないで勝手にメディアの人間が出世をする為にCIAやアメリカ政府に迎合をしていく構図があります。この辺りは耳の痛い話ですね。日本でも全く同じ構図ですからね。

アメリカのプロパガンダが日本に輸入をされて、さもアメリカは正しい。みたいな形になっていますが、うーん。イラク戦争はどう考えても失敗ですからね。失敗と言うよりも、とんでもねー事をしてくれた訳ですが、一応はアメリカは騙された。と言う事にしていますが、わざと後からばれても騙された。と言う体を残す余地を作っていただけで、初めから情報が嘘である事は周知の事実だったみたいです。まー、そりゃそうですよね。フランスなどは徹底的にアメリカに反対を貫きましたが、英国と日本は尻尾ふりふり。今となってはブッシュやブレアも、間違えた情報を元にした判断で、要するにミスった。と言う事を認めていますが、我が国の総理大臣はフセインが証明しなかったのが悪い。と居直っていて、この件はこれまで。と言う形になっていますね。

政府とメディアがきちんと健全な形で距離感を持った状態で敵対的な関係でしっかりとチェック機能を果たしていく構図を考えないといけないのですが、中々難しいんでしょうね。


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