ケーキの切れない非行少年たち(漫画)

ケーキの切れない非行少年たち
ケーキの切れない非行少年たち

少年院に収監される非行少年たちの中で、少なくない確率で知能障害の少年がいる……! 『「子供を殺してください」という親たち』の鈴木マサカズ最新作!!累計60万部突破の新書漫画化! 少年院と知能障害の闇に迫る!!

割と衝撃を受けました

書籍の方ではロングセラー作品となっていたと思います。書店に行けばいつも上位にランクインを長い間していましたよね。でも、漫画と違って、自分もそうですが、書籍の場合には、購入をしたからと言って、読んだ訳ではない。と言う人も少なくないと思います。

残念ながら、書籍の方は読んでいなかったので、どこまでリンクをしている形となっているのか?比較をしようがないのですが、とりあえず個人的にはコミックの方だけですが読んでみて、割と衝撃を受けましたね。

軽度知的障害の少年から始まる

漫画ですから、最初の掴みが大事になるのは分かるのですが、最初から軽度知的障害の非行少年から始まります。暴力で少年院に入り、そこで更正プログラムをしっかりと受けて、優秀な形で出院(少年院を出る事)となったのですが。

初っ端から後味の悪い形となる話となっていましたね。でも、これでグッと胸ぐらをつかまれた人も多いと思います。軽度知的障害と言われても、見た目からだけは判断を出来ないのが通常になるかと思います。

精神遅滞

今では使われる事がなくなった用語となりますが、知的障害までは行かない。もう言ってしまえば、クラスに必ずいるレベルの率となるのが、こうした精神遅滞の人になります。

全体の14%となっているみたいですね。私自身は中学生の頃は40人クラスでしたので、6人ぐらいの計算になるのかな?と思いますが、そう言われてみると、あーー。あいつとあいつ。。とか、チラッと顔が思い浮かんだりします。

もちろん、精神遅滞の人が全員が犯罪をする訳ではありませんが、1巻の終わりから2巻の終わりまでが妊娠をしている精神遅滞の女の子の話となります。

こちらは終わり方は一応はハッピーエンドとなっているので、まだ良かったですね。これから先の人生、多くの困難が待っていると思いますが、家庭環境の大事さを改めて感じました。

発達障害からの性犯罪

2巻の途中から3巻の途中まで、大体コミック一冊分かけて紹介をされている事例となります。今回のケースは、これまでと違っていて、IQは普通の範囲内。最初が軽度知的障害。そして精神遅滞となっていたのですが、今回はIQは普通だけれども、発達障害で子供相手に性犯罪を起こして少年院へと入ったケースとなります。

これはネタバラシをしてしまいますが、うーん。後味悪いですね。本人は頑張っているのですが、周りの理解が足りないのか?良い方向に向かい始めたのですが、悪いの心ない言葉が引き金となり、再犯して逮捕。

自閉症の少年のケース

父親との関係が上手く行っていない少年。両親は離婚をしていて、お父さんはお父さんなりに一生懸命に育てようとしたのですが、仕事のストレスもあったのか?手を出すように。

少年の心の逃げ場がなくなっていき、父親を困らせてやる。と言う軽い気持ちで自宅を自分で放火。あくまでもボヤ程度にするつもりだったみたいなのですが、自閉症スペクトラム障害と発達障害、両方のミックスなのか?それがどう言う結果を招くか?想像力の欠如で火災は隣の家にまで。

結果として、隣の家のおばあちゃんが焼け死ぬ結果となり、殺人で少年院へ。

京都アニメーション事件でも、似たような形でしたよね。あれは明確な殺意があったのかもしれませんが、自分が火災にあう。と言う事は想像をしていなかったと思います。

あんまり事細かく調べてしまうと、書いている自分のライブ感がなくなってしまうので、調べたりしていないのですが、ガソリンに火をつけて、自分も被弾した。とか、何でそれぐらいの事が理解出来なかったの?と言う気持ちなったのですが、その犯人も想像力が欠如をしていたのかもしれません。

発達性協調運動症のケース

小学生の20人に一人いるらしい、発達性協調運動症のケースになります。これまでに登場をしているケースと違っていて、本人に悪意があったり、カッ!となってしまった。いわゆる感情のコントロールが出来なかった。と言う訳ではなく、極度に不器用なケースとなっています。

終わり方も良い形で締めくくられていて、読み終わってほっと。とした感情になりましたね。こうした更生プログラムがあるのであれば、小学生のうちから、ドンドンやった方が良いと思うのですが、どうなんでしょうね?

少年院入所者が減っている?

ケーキの切れない非行少年たち(漫画)6巻

地域での支援なども含めて、相対的に少年院への入所者の数は減少をしているみたいです。この辺りはは少子化もありますので、少年自体の数が減少傾向なので、支援の目も行き届きやすくなった。と言うのもあるのかもしれませんね。

結果的に知的能力が低い人の少年院入所者は、そのまま数として変わっていない。少年自体の数が減少をしているにも関わらずですね。

知的水準が低いかどうか?その辺りは、親の立場としては、分かり辛い部分もあると思いますし、子供の知的水準に関わらず、是非とも親であれば、読んで頂きたいのが、最初の26話になります。

子供の話を一切聞かない親。多いと思います。何か言おうとしても、話を遮って、要約すると、お前が悪い。そうした親。別段親ではなくても良いんです。会社の上司でも良いですし、シンプルに知人関係でも良いんです。

結果として、そうした形で相手の話を聞かないのであれば、相手はどうなるか?その相手に心を閉ざしていきます。当たり前の話ですよね。その事を理解していない人が世の中には非常に多いのかな?と思います。

犯罪そのものとは、直接的な関係のない話となりますが、生きていて、自分自身でも注意をしないといけない箇所になりますね。

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