🎯今、日本で本当に起きていること――読むべき社会派ルポ5冊まとめ

🎯今、日本で本当に起きていること――読むべき社会派ルポ5冊まとめ
🎯今、日本で本当に起きていること――読むべき社会派ルポ5冊まとめ

かつては豊かさの象徴だったこの国に、静かに、しかし確実にほころびが広がっています。
家族、仕事、老後、セックス、そして命の終わり方──私たちの日常に潜む問題の多くは、表面化することなく、当事者だけが苦しみ続けているのが現実です。

今回ご紹介する5冊のノンフィクションは、どれも決して派手ではありません。けれども、それぞれが異なる角度から「日本という社会の深部」に切り込んでいます。

行き倒れた一人の無縁仏の背後にある制度の空白、静かに崩壊していく家族の形、富裕層だけが享受する「選ばれた老後」、産業としての性と向き合う現場のリアル、そして最低賃金で働く人々の問いかけ──いずれも、どこか他人事では済まされない問いを私たちに突きつけます。

これらの本は、怒りや涙を誘うためのエンタメではありません。むしろ淡々と記録された事実と取材の積み重ねが、読むほどにじわじわと胸を締めつけてくるような読後感を与えます。

目をそらしたくなるような現実を、なぜいま読まなければならないのか?
その答えを、この5冊の中に見つけてください。

📘『ある行旅死亡人の物語』

📘『ある行旅死亡人の物語』
📘『ある行旅死亡人の物語』

著者:武田惇志・伊藤亜衣


📖 書籍概要・テーマ

この本は「行旅死亡人(こうりょしぼうにん)」と呼ばれる、身元不明のまま亡くなった人々の記録に迫るルポルタージュです。自治体が発行する「行旅死亡人一覧表」から見えてくるのは、社会や家族と断絶し、誰にも看取られることなく命を終えた人たちの存在。
新聞記者である著者たちが、個々の“名もなき死”の背景に何があったのかを丹念に追い、日本の支援制度の限界や孤立の実態を浮かび上がらせます。身近にあるはずなのに見えてこない「社会の綻び」を可視化する、重くも意義深い一冊です。


✅ こんな人におすすめ

  • 社会福祉や孤独死の問題に関心がある人
  • 行政や制度の限界に対する現場からの視点を求める読者
  • ジャーナリズム・ルポ作品を好む人
  • 社会的弱者や支援制度に関する課題を学びたい学生・専門家

✍ 感想欄

面白いぞ!何となく、そんな声が聞こえてくるようなタイトルであり、かつ、案の定高評価を得ている作品。と言う事もあり、思わず購入せざるを得なかった作品となりましたが、期待を裏切らないレベルの楽しさを満喫できた作品となりました。ただ、ノンフィクション作品であり、人が亡くなっているので、あまり楽しい。と言う表現は適切ではないかもしれませんね。

人に人生あり。と言う当たり前の事にはなるのですが、行旅死亡人の欄で引っかかった人物。結構な財産を持ちながら、それに見合う住居に住んでいなかった女性を追いかけていくストーリーになります。ノンフィクション作品は苦手で、普段は小説のミステリー系を読んでいる。と言う人にもドンピシャ!となる作品です。

結局は結論が出ないまま。となるのですが、途中で身辺を探っていく内に北朝鮮の工作員か?と思わせる星形のものまで出てきたり、え?そうきたか?と思わせる内容に満ち溢れている作品となっています。元々は記事としてWebで配信をされていたのが伺える内容の文章が帯に書かれていますが、あまりWebでの小説などは読まないタイプとなりますので、書籍化をしてくれた事に感謝ですね。購入をお勧めしたい作品の一つとなります。


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📘『こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚』

📘『こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚』
📘『こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚』

著者:稲田豊史

📖 書籍概要・テーマ

本書は、夫婦関係の破綻というプライベートな問題を、「男女双方の語り」に注目して掘り下げた異色のルポです。著者は、自らも離婚を経験したジャーナリストであり、複数の男性離婚経験者にインタビューを重ねて、見えにくい男性側の苦悩、孤独、そして結婚制度の限界を浮かび上がらせます。多様化する家族像と、社会に残る性別役割のギャップを鋭く描いた一冊です。

✅ こんな人におすすめ

  • 離婚や夫婦関係の現実に関心のある方
  • 家族社会学やジェンダーの視点を深めたい読者
  • 実体験に基づいたルポが好きな人

✍ 感想欄

社会の構造が離婚を促進をさせたのではないか?と言うカバーに書かれていた文字を見て、うーん。確かにそうした側面も充分に考えられるよね。と思いながら読ませて頂きました。私自身は独身となりますので、感情移入までは出来ない状態でずっと読む形になってしまいましたが、一つだけ言えるのは、修羅場は怖い。と言う事ですかね。

14組の離婚が紹介をされていて、それぞれがお互いの年齢などが記載をされており、中には年齢が離れているな?と個人的に思えたりする例もあったのですが、こちらの作品、改めて人に紹介をする。と言う事で、調べながら書いているのですが、第二弾だったのですね。すでに第一弾が2019年に出版をされていたみたいです。

私が購入をした理由としては、理解出来そうにないノンフィクション作品を読んでみよう。と言うのがきっかけでしたね。結婚とは縁遠い持病持ち生活を送っているので、世間の皆さんは、どのようにして結婚をしてどのようにして離婚に至っているのか?を知りたくて購入をした部分もあります。

もちろん、本書では本当に普通に恋愛結婚をして、滞りなく離婚をされたケースと言うのは、基本的にはありません。それはそれであっても良いのかな?と思いますが、一癖二癖ある事情から結婚に至り、やはりダメだった。と言う、だろうね。と思えるケースから様々ですね。まだ結婚をしていない人。すでに結婚をしている人。全ての人が対象となっている作品になると思います。

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📘『ルポ 超高級老人ホーム』

📘『ルポ 超高級老人ホーム』
📘『ルポ 超高級老人ホーム』

著者:基野博則

📖 書籍概要・テーマ

本書は、高額な入居費用を支払うことで手に入る“セレブな老後”の実態をレポートした社会派ルポです。一般的な老人ホームとは一線を画す、富裕層向け施設の華やかさや、そこで暮らす人々の人生観、さらに介護現場のギャップも丁寧に描かれます。老後の格差や超高齢社会の課題を浮き彫りにする一冊。

✅ こんな人におすすめ

  • 老後の暮らし方・介護のあり方に関心のある人
  • 社会保障や福祉の現状を知りたい読者
  • 医療・介護分野の専門家や関係者

✍ 感想欄

まず、結構本書って話題になりましたよね?行く書店でも山積みになっていて、正直に言えば、あまり個人的には興味がないジャンルとなるのですが、話題となっている書籍はなるべくは読む派。ただし、ストレートにお金の増やし方。とか、そうした類の本は買わない派です。

本書の内容ですが、いくつかの高級老人ホームがあるのですが、もちろんピンキリではありますが、日本人の金持ちって、ちょっと微妙。と言う精神構造的にあまり関わりたくない人が多い印象を勝手に私自身が持っているので、まず働いている現場の人が物凄く辛いだろうな。と思いましたが、あまりそうした部分については掛かれていません。

チップ制度がない日本では、とても現場の社員がこうした高級老人ホームに将来入れる可能性があるか?と言われたら、ほぼないでしょう。決して高給とは言えない賃金で金持ちの相手をさせられる。と言うのは、結構精神的にきつい物があり、自分が惨めに思えてくると思います。

その辺りは、高級ではない一般的な老人ホームでさえ、働いている人の心を蝕んでいく構造がどうしてもありますよね。私自身の祖母も一時期老人ホームに入っていたのですが、プライバシーらしきものは、病院の個室以下かな?と思える程度で、本書の中では便利な買い物に便利な土地柄と言ったり、眺めが良いなどがありましたが、健康寿命的にまだあるのであれば、わざわざ、ここに住まなくても良いのに。と思えるのと、景色は慣れてしまい、10日もすれば何も感じなくなる。と思いましたが、そこに金を出せるのは流石ですよね。

ただ、非常に感心をしたのは、カースト制度が強い老人ホームではありましたが、修繕費用問題をきちんとクリアをした。と言うケースが紹介をされている所があった点ですね。私自身も自治会に入って、その話が出た事があり、サンプルの資料を見た事がありますが、絶望のループでしたよね。維持費用が高いから、人が入らない。その分として一人当たりの維持費用がさらに高くなる。と言うケースで、多くの人が先送りをしているのでしょうが、いつか必ず訪れる転機となりますが、現時点で理事会に入っている。と言うケースの人は大概が現役世代ではなく、その時が来た時には亡くなっているだろうから、本気で取り組む気持ちがない。と言うケースが大半です。

そうした、今後訪れるだろう問題に年齢的には関係ないだろう世代がすでに解決をする為に動いているのが、流石は経営者などが集まっている高級老人ホームだな。と感心をしましたね。

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📘『AV監督ヒヤヒヤ日記』

著者:ラッシャーみよし

📖 書籍概要・テーマ

「少子化阻止、セックスレス解消」を掲げる異色のAV監督が、自身の撮影現場や業界の裏話を率直に綴ったエッセイ。現場でのトラブル、規制との闘い、そして社会的なバッシングの中でも、性の現場に誠実に向き合う著者の姿勢が光ります。AV業界を通して、現代日本の性倫理や表現の自由について考えさせられる一冊です。

✅ こんな人におすすめ

  • 性に関する社会的テーマに関心がある人
  • 業界の裏側や現場の声を知りたい読者
  • 表現・規制・倫理の境界に興味がある人

✍ 感想欄

本屋さんを回遊していたら、驚いた。ラッシャーみよし??知っている自分も大概ではありますが、本出したの?書店員さんもどこに配置をすべきか悩んだのではないでしょうか?芸能人コーナーに置かれていたのですが、ラッシャーみよしさん、テレビとかに出た事があるっけ?多分、ないと思いますので、そこは普通にノンフィクション作品のコーナーでも良かったのかな?と思います。

ちょっと私自身、縁がありましてラッシャーみよしさんのメーカーであるラッシュについても少しだけ知っている人。と言う立ち位置になりますので、ラッシャーみよしさん自身については世間の大半以上は知らないだろう中で知っている数少ない一人でありますし、なんなら興味さえ持っている一人になります。

本書が書かれた時点、そしてAmazon内の紹介文章では、今でも現役で監督をしている。と書かれていたりしているのですが、実質的に廃業状態ですね。引退と明言をされた記憶については、私自身はないのですが、恐らくはもう第一線を離れて、これまでに知り合った知人たちとボチボチと楽しく生活をしている状態になると思います。

昔話も、昔だなー。と思える大雑把感があり、味のある内容となるのですが、やはり興味があるのは現在を取り巻く状況ですよね。今後、法的にも変更がある可能性もありますので、ここで具体的に書いても、読んでいる人のタイミングによっては変わったよ。となってしまうのですが、業界では半年に向けて撮影をしないといけないので、真夏に真冬をテーマにした作品。逆に真冬に真夏をテーマにした作品の撮影をしているみたいです。

きちんとした株式会社化をしてメーカー内できちんとした会社は全て、そうした状況となるのですが、やはり同人AV作品とかは、そうした点を無視した作品が多いですよね。一先ずは、真面目にやってきたラッシャーみよしさん、お疲れ様でした!となるタイミングで読ませて頂きました。元々の来歴はある程度は知ってはいたのですが、本書を読んでしっかりと確認が出来た。と言う感じですね。

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  • 流石、ラッシャーみよしさんの著作。関連リンクなんてねー!感想書いているの、俺だけじゃね?

📘『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?』

取材・構成:和田静香 協力:小川淳也

📖 書籍概要・テーマ

シングルマザーのフリーライターである著者が、自らの労働環境を起点に「なぜ私たちはこんなに貧しいのか?」を問い、政治家・小川淳也氏との対話を通じてその原因と対策を探っていく政治×ルポ作品。選挙、政党、税金など、一見難しく見える政治の仕組みを、自分ごととして語る新しいスタイルの政治本です。

✅ こんな人におすすめ

  • 最低賃金や非正規雇用に悩んでいる人
  • 政治に興味があるけど難しさを感じている人
  • 実体験から社会問題を読み解きたい読者

✍ 感想欄

私、ライターになりたい人向けの本をまとめて読んでその感想なども書いていたりします。具体的には以下になります。

ただ、どうなんでしょうね?実際にライターの多くがそれだけで飯が食える。と言う事もないのは当然として、ベテランであろう和田静香さんが、こうして書籍まで出しているのに、アルバイトをしながら生活をしているのも一つの現実ですよね。

さて、本書になりますが、小川議員の政治信念ややろうとしている事は一旦置いておきますが、政治家として信じる事が出来る人物ではあるのかな?とは思います。私自身は別に応援をする気持ちはないのですが、ここまで時間を使って、政治的な知識がない人の相手をしてくれる政治家は少なくとも自民党には居ないでしょう。

そして本書は単行本から文庫化をされたのですが、私自身が読んだのは一番上の画像にあるように、単行本になります。その為、文庫化として、追加であとがきをされた、

■文庫版特別編 戦争を起こさないために―あれから3年
そもそも戦争って、政治なのか?  
今の日本の状況と戦前は似ている 
戦争に向かわせる法律なんて、おかしい!
1機あたり149 億円って何だ? 
[コラム]2024年、私たちは敵対してしまった 

この部分ですが、凄く読みたいですね。

私自身も別に政治家ではないのは当たり前ですし、細かい点まで常に把握をしている訳ではないのですが、少なくとも政治の話はNG。としてもしていないですし、難しいから分からない。だから勉強もしない。と言うスタンスでもないですし、本来であれば、小学校・中学校の義務教育期間の間に、もっと政治の基礎的な部分からきちんと教えた方が良いとは思うのですが、教えたら困るのが国家側なんでしょうね。

難しい政治の話を大前提にしている訳ではなく、それこそ、多くの人と同じ視線であろう、和田さんの目線から政治の話を政治家にぶつけていき、それに小川議員が回答をしていく。と言う形になりますので、是非とも文庫化を機に、さらに多くの人に読んで貰いたい作品になりますね。

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