【内容情報】(出版社より)
最大の武器は知力と色気、そして暴力!
特攻隊員、愚連隊、安藤組組長、映画俳優……
昭和の一時代、修羅に生きた男の激動の生涯をモノローグで描ききる圧巻のノンフィクションノベル!
あんた『雪後の松』という詩を知っているかい。昔、ある坊主から教わったんだ。『雪後に始めて知る松柏の操、事難くしてまさに見る丈夫の心』とな。男というものは普段の見かけがどうだろうと、いざと言う時に真価がわかるものだ。松の木は花も咲かず暑い真夏にはどうと言って見所のない木だが、雪の積もる真冬には枝を折るほどの雪が積もっても、それに耐え、青い葉を保っている。それが本物の男の姿だというのだ。/俺はこの詩が好きなんだ。
(「長い後書き」より)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
最大の武器は知力と色気、そして暴力!特攻隊、愚連隊、安藤組組長、映画俳優…ハジキか女を抱いて寝るような、その破天荒な生き様をモノローグで描ききる圧巻のノンフィクションノベル!
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
石原慎太郎(イシハラシンタロウ)
1932年神戸市生まれ。一橋大学卒。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」で第1回文學界新人賞を、翌年芥川賞を受賞。『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)、『生還』(平林たい子文学賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
石原慎太郎と安藤昇が会っていた!
これまでにも、安藤昇さんについての作品は何作か読んできていますので、組の解散を決めた重要シーンについては、以前から知識としてはありました。
ある意味、もう読まなくて、何となく知っている方。と言う認識だったのですが、石原慎太郎が書いた。と言う事なので、ちょっとどんな作品になるのか?興味が沸きましたね。
結果、読んで見た印象としては、石原慎太郎と安藤昇が話をした部分が一番濃密に私自身は感じました。当時のお互いの立場は議員候補。そして相手は引退をしたとは言え、元ヤクザ。
しかも、通常のヤクザとは違い、名の知れた安藤組の組長です。結局、横井秀樹を撃ったのがきっかけで逮捕をされて、その後、慕ってくれていた部下の葬式の、母親の前で土下座をしながら、組の解散を宣言。
それ以降は映画にも出たり。と言う生活をして、最後は八丈島で隠居。後に東京へ。となりますね、その東京の八丈島での石原慎太郎との会話が、あとがきに収録をされています。
石原慎太郎が安藤昇の自伝と大下英治さんの作品を読んで、安藤昇を主観として書かれている作品となります。石原慎太郎の作品としても、かなり異例なのではないすかね?内容としては、そんなに秀逸な部分はなく、他の書籍でも書かれている作品になります。
上にも記載をしていますが、あとがきに収録をしている、対談の時の話は全く知らない事だったので、へー。そんな事があったんだ。となりましたね。
あと、一番驚いたのは、河野一郎と児玉誉士夫を、やるつもりだった話ですね。横井秀樹を殺すつもりがない程度に撃ってしまい逮捕。そして出所後は組の解散。と言う流れになっていて、横井秀樹をやっていなかったら、こいつらをやるつもりだったのに、頓挫した。と言う事でした。なんだよ。横井秀樹ごとをやってくれても良かったのにね!
動いている安藤昇さんを見てみよう!
何故か、こちらのページが毎日読んで頂いているみたいです。どこから来ているの?検索では、こちらのページは全く上がっていないみたいなので、自分としては不思議です。
でも、せっかくなので、動いている安藤昇さんを見て頂こうじゃないですか。と言う事で、動画を上に埋め込んでおきました。
書籍については、書き忘れていましたが、石原慎太郎自体がもう、眼が見えなくなってきているのか?幻冬舎はこうしたのが多いのか?はたまた、安藤昇さんに興味を持っている読者は高齢者に違いあるめー。なのか?その辺りの事情は分かりませんが、とにかく文字が大きめとなっていて、一日で充分に読める分量です。
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